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直流回路で電球を点灯させる場合
直流電源の場合「P=VI」の式が示すように電力=電圧×電流です。 そこで質問なのですが100wの電球を下記2つの方法で点灯させようとした場合(2)の場合は電流が多く流れて電球が点灯するのでしょうか、それとも電圧が小さいため電気が流れず電球は点灯しないのでしょうか? (1)12vのバッテリーに接続 (2)1.2vの乾電池に接続
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この「物理学」のカテゴリーには過去に電球の質問がたくさん出ていますので、それらを参考にしてください。 重要なことは、100Wの電球(100V用でしょうか?)の抵抗は、100Vの電圧を印加したときは100Ωの抵抗で1Aの電流が流れますが、もっと低い電圧(たとえば1.2Vの場合)では、電球の抵抗はそれよりはるかに小さくなり、おそらく10Ωくらいになります。そのわけは、電球のフィラメントが赤熱して熱くなっているときは、フィラメントの温度係数によって抵抗値は冷たいときより増えるからです。温度によって変化するわけで、抵抗値は一定にはなりません。 ですが印加する電圧が高いほうが、流れる電流は多くなります。言い換えれば、電圧が低めのほうが流れる電流も少なめになります。 (ANo.1さんの回答は、抵抗の温度特性が無視されていて、誤っています)。
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- BASKETMM
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既に皆様のお答えが出ているので、特に付け加えることはないのですが。 1.電球の抵抗値を知って、どれだけの電流が流れるかを計算する。 2.消費電力も分かる。 3.消費した電力の何パーセントが光になるかを考える。 特に第三点は、白熱電球ではキーポイントでしょう。低温では可視光線は少ないことを忘れないで下さい。No.1:sanori さんも赤外線の割合が増加すると指摘しておられました。 No.4:tetsumyiさんのように事件出来る環境におられるのは羨ましいですね。無理すれば一般家庭でも出来ますが。
- tetsumyi
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実際にテストしてみました。 12Vでは目に見える光は出ません。 20Vでフィラメントが少し赤く見えます。 電圧を上げるとだんだん明るくなって50V程度で暗いですが一応明かりとして使うことができるようです。
- BookerL
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どうして、(2)の場合に電流が多く流れるかも知れないと思われたのかわかりませんが、電圧が小さい方が電流が大きくなる、ということはあり得ません。電圧が小さい方は、当然流れる電流も小さくなります。 点灯するかどうかは、その電球が何V用かで違ってきます。 100W の電球と言うとき、普通の白熱電球は 100V用で、これを 1.2Vの電源につないでもたぶん光らないと思います。 (1.2V用100Wの電球であれば、当然 1.2Vで光るでしょう--そういう電球があればの話ですが) ※「ワット」の単位の記号は 大文字の W 、「ボルト」は V です。人名から取った単位は大文字で書きます。
- sanori
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「100Wの電球」というのは、交流での100Wであって、直流の10Wとは違うと思うのですが、 仮に直流で100Wだとしましょうか。 100Vで100Wなので、そのときの電流は、 100[W] = 100[V] × i[A] より i = 1[A] オームの法則で電球の抵抗を求めます。 100[V] = R[Ω] × 1[A] R = 100[Ω] 電圧Vをかけたときの電流は、 V[V] = 100[Ω] × i[A] より i[A] = V[V]/100[Ω] そのときの電力は、 P[W] = V[V] × i[A] = V × V/100 = V^2/100 これで準備完了です。 (1) 12Vのバッテリーに接続 P = 12^2/100 = 1.44[W] (2) 1.2Vのバッテリーに接続 P = 1.2^2/100 = 0.0144[W] というわけで、光の量で言えば、100V(100W)に比べて (1)は1.44%、 (2)は、0.0144% です。 電球の光は可視光のほかに赤外線を含んでおり、電力の大きさが少ないほど赤外光の割合が増えます。 つまり、「点灯」はしますが、100V(100W)の1.44%どころか、発する光のほとんど全部が赤外光になって、人の目には真っ暗に見えます。