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国連決議の有無について
ベオグラードの空爆 1回目→決議あり 二回目→決議なし イラク戦争 決議なし など,どの戦争・空爆などがが国連決議に基づいて行われたのかあるいは決議なしに行われてしまったのかを教えていただきたいです。(あるいはまとめてあるサイトのURLなど) よろしくお願いします。
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- wwuyuki
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答えにはなりませんが、参考までに読んで頂ければと思います。 「どの戦争・空爆などが国連決議に基づいて行われたのかあるいは決議なしに行われてしまったのか」というのは、各人が判断することで、答えはありません。専門家によって判断が分かれます。 そのため、まとめてあるサイトもないのではないかと思います。 たとえば、イラク戦争では、 アメリカは、 1、イラクが安保理決議687(大量破壊兵器の撤去等が規定された停戦決議)に違反したため、安保理決議678(対イラク武力行使容認)が復活すること 2、安保理決議1441の主文13で、「深刻な帰結に直面することになると繰り返し警告してきた」という文言があること から、イラクへの武力行使を認める国連決議はあると主張しています。 一方、フランス、ドイツ等は、 1、安保理決議678は、イラクがクウェートを侵攻したことに対する決議であって今回のイラクの大量破壊兵器開発疑惑とは、状況が異なる 2、安保理決議1441は、主文12で、「前記4または11に従った報告を受領したときは即時に会合することを決定する」とあること から、イラクへの武力行使を認める国連決議はまだないと主張しています。 このような両者の主張があり、私は、後者を支持します。 また、私はユーゴスラビア関連には詳しくないので、2001年のアフガニスタンへの武力行使を例を挙げると、 アメリカは、安保理決議1368の前文で、「憲章に従って、個別的または集団的自衛の固有の権利を認識して」とあることから、アフガンへの武力行使は自衛権で正当化されると主張していますが、 一方、1368の前文は自衛権を単に確認したものに過ぎず、また、他の自衛権行使を認めた決議(安保理決議661)と比べて、何に対する自衛権なのかが不明確であることから、1368はアメリカの自衛権を認めたものではないとする見解も存在します。 これらの意見、あるいは他の根拠を用いて、どのような判断を下すかは人それぞれです。 ですので、国連のホームページにいき、該当する安保理決議を探し、頑張って外国語を読み、自分の目で判断するしかないと思います。 尚、私がここで挙げた安保理決議は、有斐閣の条約集で日本語訳が載っています。