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なぜ自分と同じ体重の対戦相手を持ち上げられないのか?

柔道とかレスリングとかの試合でよく下側の選手がひっくり返されまいと必死に踏ん張って、上側の選手が必死になって持ち上げようとする攻防が見られることがありますよね。 ふと気になったのですが、彼らは一流のスポーツマンなのですから自分の体重の二倍くらいなら持ち上げる筋力はあるはずです。 だから自分と同じ階級の選手を持ち上げてひっくり返すことくらい簡単にできそうな気がするのですが、実際はそうはならずに、ずっと展開が動かないことがあります。 なぜ、自分と同じ体重が持ち上がらないのでしょうか?下で踏ん張っている側が絶妙なテクニックを使って持ち上がらないようにしているのでしょうか?

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回答No.1

アメリカで使えなくてはならないとする伝統空手を教えています。 (詳しくは私のプロフィールを見てください) これは「武道」でも非常に大切にしている「(物理的)力の移動」と言うことに直接関連しているものなのですね。  体重が少なく筋力も少ない人たちを2倍もある相手と互角以上に戦って勝たなくてはならないと言う実践力をつけるように教える指導力を指導員につけさせることをしている私ですが、物を持ち上げると言うことを相手の殻を思うように動かすと言う事はまったく違うものであると言うことを知る必要があるのです。 つまり、自分が寝ていて、相手の体が自分の両肩に乗るように(自分の体と直角になるように)寝てもらって雨後ないようにしてもらえば、ベンチプレスと同じ事で自分の体重はそれほどの筋力がなくても上腕3等筋の力だけで持ち上げる事は出来ますね。 これは問題ないですね。 では、自分の腰に同じように寝てもらってください。 どうですか? 持ち上がらないですね。 上腕3等筋の力は十分に活かす事は出来ない場所に相手がいる、と言うことですね。 腰で跳ね飛ばして旨に持ってこさせてそれと同時に持ち上げようとすればできない事はないですね。 しかし、相手が腰にいる間は出来ないと言うことになります。 その知識を使うと、お相撲で回しを量でつかんで持ち上げる事は出来てもそのまま土俵の外まで運ぶ事は出来ないのを見た事があると思います。 それも、持ち上げられた人の脚はもう既に土俵から離れてしまっているにもかかわらずですね。 それでも、最後まで持ち運べないのは何かがあると思いませんか? それが持ち上げている人の力を持ち上げるために使わせないようにつかまれたまわしの部分をもちあげている人の体から離す事でその側の腕の力が持ち上げられるように発揮できなくなってしまうわけからですね。 ここまでは「持ち上げる力とは?」と言う視点からまず最初のヒントを書いてみました。 今度は、「ひっくり返す」と言うことについてです。 これは、持ち上げると言うこととは次元の違うものですね。 ひっくり返すと言う事は相手の体の中の「支点」を回転させると言うことですね。 しかし相手の体のほとんどの部分が支点から離れているわけです。 そして、そのなられた部分を支点の回転を止めるように床に当てればそれがその人の支点となってしまうわけです。  そうすると、始めの支点を回転させようとしていた「持ち上げる」力は見上げるために最適な点と方向が違ってきてしまうわけです。 つまり「効率よく踏ん張っている」点とは、支点から離れているからそれが出来るわけですね。 しかし、比較的に細長い形をしている人間の体では支点が作る支線からは離れすぎてしまい、ひっくり返せない状態になってしまうわけです、 ですからそれを崩す必要があるわけですね。 踏ん張っている足を寝ながら「脚払い」をして踏ん張りするものをなくすとか、上に書いた支線をその分張りしているところに移すために自分の体をその踏ん張りに近づけるようにすることでその踏ん張りが利かなく様にする事を「技の一部」として身につけるわけです。 武道で言う、点・線・面の観念の知識と応用力を向上させると言う句連するわけです。 これのひとかけらも教えないで武道だといっている「武道のもぐり」が多すぎるのが今の日本なのです。 教える事の出来ない「自称師範」、実戦を教えているのではないからいいんだと「うそぶる自称師範」が多すぎるのです。 武道の根底にはいつも実戦・生と死・殺人と活人などの「道を歩むためには絶対に必要な項目」を教えないで「道」と呼ぶ、おかしなことがおきているのが今の日本だとも言えるわけです。 武道に関してちょっと横道にそれましたが、今回のご質問の根底に流れている「相手を動かす」と言う項目にはこのように、なんでもありと前提する昔なりの武道、の常識的知識とそれを実力に変えるトレーニング方法を無視する事は結局持ち上げても負けるし、上にかぶさっても巻ける、と言うことが起きてしまうのです。 事実、護身術で「下になる」事が実は大きな攻撃手段ともなっている事を教えるわけです。 これをすることが出来る実力を植えつけた女性たちがレイプされずに、殺されずに2倍もある体重の男性から護身できたと言う統計は何万人と言う数字が示しているわけです。 参考になりましたでしょうか。 お分かりにくいところがありましたら締め切る前にまた書いてくださいね。

Amango
質問者

お礼

なるほど、つまり、「上の側は重量挙げやペンチプレスと違ってうまく力が入らない体勢で持ち上げようとしている」のと、 「人間の体はてこの原理がよく働いて動かしにくい」と言う理由でなかなか持ち上げたりひっくり返したりできないわけですね。ありがとうございます。

その他の回答 (1)

  • mouryou
  • ベストアンサー率27% (229/826)
回答No.2

 自分の体重に比して重いものを持ち上げられる場合というのは大抵の場合無生物(バーベルなど)であって、これが生物になると同じ重量でも格段に持ち上げる難易度が増します。重いものを持ち上げるのは対象物の重心が一定である場合は容易で、絶えず変化する場合は難易度があがります。ましてや人間は手足を動かすことが出来るので反動を使ったり体勢を動かすことにより重心を動かすので容易ではなくなります。また物体を持ち上げる場合でもバーベルなどはもともと持ち上げやすいように作ってあるわけですから不定形のものを同じ重量あげられるかというと、ちょっと難しくなります。また持つところがなかったりすると持ち上げられないですよね。  そういった事情により同じくらいの体重の人間を抵抗されている場合に持ち上げることは困難なことになるのです。

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