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オリンピック柔道の無差別級廃止の理由は
柔道の醍醐味は、「柔能(よ)く剛を制す」、「小能(よ)く大を制す」です。もともと体重無差別で戦うべきものです。柔道に限らず、相撲でも空手でも、日本の格闘技はもともと体重無差別で戦うものです。それを、国際化の名の下に、欧米流にボクシングやレスリングのように体重別に分けて試合をするようになりました。東京オリンピックの時には、「無差別級、重量級、軽重量級、軽量級」の四階級だったものが、「●●kg(以下)級」などと細分化され、1988年のソウルオリンピックからは、とうとう無差別級が廃止され、現在に至っています。道衣が白からカラーになったのもそうですが、諸外国の圧力によって、柔道という競技(人によっては「競技」と言われるのを嫌って「武道」だ、と主張する人もいます)が、どんどん元とは違ったものに変えられていくのが、不本意に思っています。山下選手が金メダルを取った1984年のロサンゼルスオリンピックまであった無差別級が、次のソウルオリンピックから廃止された理由とか経緯をご存じの方、ご教示いただきたく、お願い致します。
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- bouhan_kun
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- mouryou
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回答No.1
お礼
ご回答ありがとうございます。 詳しい歴史をご教示下さいましたね。実はそういうことを知りたかったのです。本当に感謝いたします。 教えていただいてあら探しをするようですが、ミュンヘンオリンピック(1972年)の次(1976年)は、モスクワ(1980年)ではなくモントリオールですね。そのとき、日本は東京オリンピック(1964年)で正式種目となって以来の悲願であった無差別級で金メダルを獲得しています(上村春樹選手)。また、ロサンゼルス大会(1984年)の次(1988年)は、バルセロナ大会(1992年)ではなく、ソウル大会です。ですから、無差別級がなくなったのはソウル大会からです。そのときに、最重量級である95 kg超級で、斉藤仁選手が、一人金メダルを獲得して、「最後の砦」を守った、というドラマがありました。 私は、世界選手権での無差別級は、100 kg超級より格下だとは思っていませんけどね。やはり、柔道は無差別でやるもの、だと思います。学生時代柔道をやっていましたが、体重別の試合なんてほんの一握りだけで、ほとんどの試合が体重無差別でしたから。無差別のチャンピオンが最強のチャンピオンだと思います。 ご回答ありがとうございました。いろいろ楽しかったです。