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配電盤内のヒーターの制御方法について
工場で設備管理をしている者です。 配電盤の結露防止対策としてヒーターを取付けた場合、自動制御の方法は温度制御か湿度制御のどちらが有効でしょうか? また、ヒーター以外に省電力で結露防止に有効なものがありましたらご教示願います。
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性能はともかく、温度で制御がするのが一般的です。 圧倒的に温度が多く、ヒータを湿度で制御した例は知りません。 湿度をコントロールするならば、エアコンを使うので、 ヒータだけでは、除湿はできない。コストが2桁違ってしまう。 コストが許せば、エアコンで除湿するのがベストです。 ヒータとは次元の違う性能です。 普通は(配電盤の開放度で違いますが、密閉していれば) ヒータで盤内空気の温度を上げて、サーモスイッチで切る方式が多い。 サーモは盤や盤用のパーツを扱う日東工業で 専用品を販売しています。ヒータもFAN付きのものがありますので、 空気の撹拌も出来て使いやすいし、性能もベストと思います。 単純な板状のヒータや、筒型の抵抗器を取り付ける場合に、 垂直面に取り付けるときは、取り付け面から10~20mm金具で浮かして、 背面に空気が通るようにしたほうが、べた付けより効果がある。 手動/自動(温度)の切替スイッチがあると便利です。 発熱量は盤内の容積で違いますが、盤1面当りせいぜい100W程度で十分と思います。 あまりワット数を上げるとヒータ近傍の温度が上がり、 近くの電線、ダクト、部品が過熱して悪影響があります。 フアン付きのものが最高です。対流を考えて盤の下方の設置するのが多いです。 サーモスイッチの取り付け場所は、撹拌しないのであれば 盤の上部に取り付けます。撹拌する場合は、ヒータ取り付け面の反対面の同じ高さくらいか、 やや上に取り付けるとよいと思います。 電源線をヒータの下側に通すことをお忘れなく。 横の近くや上側では自身の熱で、焼損します。 ヒータ近くに熱遮蔽用に鋼板を1枚入れて、鋼板を暖めてから周囲の 空気を暖めるような方法もあります。放射熱が、電線や部品に直接放射するのを防ぐためです。 一般的には、温まった空気は、盤の上部に対流して上がり、 30Cm程度の高さのところに「滞留」します。 90分ほどで温度が平衡して空気は対流しなくなります。 盤内撹拌用のFANがあれば、満遍なく空気が回りますので、 その点でもFAN付きのヒータは好都合です。
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- sentakuya
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> ヒーター以外に省電力で結露防止に有効なものがありましたらご教示願います。 大御所(たぶん先駆けの会社です)の以下です。 高価ですが選定資料も製品も充実しています。 http://banrom.nissin.co.jp/ 一度問い合わせされたら如何でしょうか??
お礼
回答ありがとうございます。 この製品も効果的なようですね! 結露防止対策には省エネ性も重視せねばなりませんので、 諸条件をヒーターやシートと比較してみます。 まずはメーカーに問い合せてみます。
- yougruty
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結露を防止するシートもあります。(定期的に貼り替え要) 電気を使わないので、簡単に施工できそうです。 帝人 ベルサニードライ http://teijinsf.jp/bellsunny/index.html 古河電工 ドライキーパー http://www.furukawa.co.jp/densen/seihin/dry-keeper/dry-keeper.htm また、ヒーターを使わない省エネ設計の電子除湿器もあります。 テンパール 電子除湿器 http://www.tempearl.co.jp/prod2/dhm.htm
お礼
回答ありがとうございます。 吸湿シートは知りませんでした。 電力を使用しないので、ヒーターよりも省エネですね! 扉に取付けるだけなら無停電でもできそうですね。 除湿器も効果的ですね。 これらの機器の価格と性能にもよりますが、ヒーターと比較検討してみます。
お礼
詳しい説明ありがとうございました。取付け位置やヒーター容量のことまで書かれていて、大変参考になりました。 ヒーターの制御はサーモスイッチを使用することにします。FAN付きのヒーターがあるとは知りませんでした。暖まった空気を攪拌できるので好都合ですね。 どうもありがとうございました。