その方の原発腫瘍である食道癌の臨床所見(TNM分類の各数値には、以下の診断情報が示されています。Tは腫瘍の進展度。Nは所属リンパ節の転移の有無と程度。Mは遠隔転移の有無)も、病理所見(組織型は扁平上皮癌が最多ですが、悪性度を示す分化度は如何でしたか?)も示されておりませんが、食道癌に対して完治を目指した外科的摘出術が施行されました。
(1)先ず、食道癌に対する摘出手術は右開胸する非常に身体的に侵襲度の高い手術です。
(2)しかしながら、残念なことに肺転移を引き起こしてしまった。
ということは……、原発の食道癌は完治しておらず、しかも肺転移という状況下でのTS-1とクレスチンによる化学療法ですので、癌の進行を食い止め、癌の進行による症状増悪を緩和すると伴に、完治は望めなくなったが、少しでも延命に繋げる治療かと思います。
以上の理由から、今後非常に厳しい病態を迎えられる。と記した次第です。但し、今日明日という差し迫った時間ではなく、半年から一年単位で、さらなる癌の進展が見えてくるのでは、と、あくまでも予測に過ぎません。
お礼
回答ありがとうございますl。 本当に詳しく、また分かりやすいサイトまでご紹介してくださり、感謝しています。自分で色々なサイトを調べていた時には、たどり着けていないものばかりでした。 サイトを読んで、改めて回答者さまのご意見にもどり…を何度か繰り返していました。 つくづく現状のきちんとした把握が今後の治療にも対処にもとても必要だという事を理解しました。 今日、ご本人に臨床所見と病理所見をお医者さんに聞いてもらえるよう、伝えました。なぜ知る必要があるのかも一生懸命説明してみたのですが、ご本人がどう理解して、またお医者さんに聞いてくれるのか、まだ分かりません。 その状況が分かり次第、さらに勉強をして行き、よりよい対策を考えたいと思っています。 また、分からない事があれば、ご相談に乗っていただきたいのですが、その節には、どうかよろしくお願いします。 本当にありがとうございました。