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何故、円の国際化が実現しないのか?

世界の軸となる通貨は当然ドルです。 しかし、アメリカは多くの債務を抱えた国であるため、もう少しドルにかかる負担を軽くは出来ないのでしょうか? アジアにおいて円を国際化することでアメリカの負担が軽くなり、日本のドル債買いも抑えられると思います。 何故、日本は円の国際化に踏み切らないのでしょう? あと、アメリカは中東地域で武力を行使し続けていますが、それは一体何故なのでしょう? ドルの価値に関係があるのでしょうか? 御解答の程宜しくお願い致します。

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回答No.3

円はすでに国際化されてます。 円に限らず主要な通過はすべて国際化されています。 基軸通貨であるか否かが重要な問題だと誤解している人が多いのですが、 実際には大して重要な問題ではありません。 http://cruel.org/krugman/euroj.html あと2000年頃からのひどい不況から日本経済が抜け出せたのは 財務省による莫大な金額の円売りドル買い介入が実施されたからです。 通常為替介入資金は日銀に自動的に吸収されてしまい効果はないのですが、 当時の日銀は量的緩和を拡大しつつあったのですべての介入資金が吸収されずにすみ、 そのおかげで為替を通した金融緩和が可能になったのです。 しばらくしてその効果が現われ、円安になり、外需による景気回復が可能になりました。 日本政府が買ったドルは基本的に米国債で運用されています。 日本政府の米国債購入を減らすためには内需による景気拡大が必要です。 日本や米国のように経済規模にしめる貿易の割合が小さな経済大国では 貿易は優先順位の高い経済問題ではありません。 1割に過ぎない貿易を9割を占める内需よりも優先するのは愚かな考え方です。 内需を増やすには為替介入に頼らずに金融緩和を実施すれば良いです。 日本のインフレ率はゼロもしくは微少にマイナスであり、 他の先進国の平均値である3%よりもかなり低いので、 他の先進国なみにインフレ率が上昇するまで大幅に金融緩和する余地があります。 それをやらずに日本経済に逆噴射をかけているのが日銀です。 日銀はデフレがおさまらないのに利上げを行ないました。 サブプライム問題に対処するために世界的に利下げ機運が高まっている中、 利下げをするべきだという意見がまったく出て来ないのが日銀のデタラメな所です。 おそらくゼロ金利に戻すだけでは金融緩和は足りず、 数年以内にインフレ率を2~3%程度に引き上げることを確約し、 中央銀行にできるあらゆることをやるという宣言が必要です。 日本経済がダメなのはデフレから抜け出せないからです。 この問題と比較すれば国際貿易に関する問題は小さな問題に過ぎません。

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  • hirosi3
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回答No.4

 ●国際化と基軸通貨とは少し違う●  皆さんが指摘しているように、円は国際化されています。質問者が言いたいのは「円が基軸通貨として、ドルに代わって貿易の決済に使われれば、日本企業にとって便利なのではないか?」ということだろうと思います。  円が広く貿易決済に使われるためには、多くの国で、多くの円が保有されていなければなりません。そのためには、(1)日本政府が多くの国に円を供与し、世界に円をばらまく。(2)日本企業が貿易赤字を多く出し、その支払いを円で決済し、円を世界にばらまく。  いかがでしょうか?こうした通貨政策、貿易状況に賛成ですか?  「円を基軸に」との主張に対しては次のような批判的な意見もあります。  2003年10月23日テレビ東京WBSでロバート・マンデル教授が言った、「ドルが世界の基軸通貨である限り、アメリカは借金をし続けることになる」と。アメリカの経常収支の赤字を懸念する向きも多い。しかしアメリカが経常収支赤字でドルを世界市場にばらまいているお陰で、世界経済の成長通貨が供給されている、という側面も忘れてはならない。従って「円をアジアの基軸通貨に」との主張もあるが、これは「円をアジアの基軸通貨にするために、日本は貿易赤字を出し、アジアに日本の通貨=円を供給しよう」との主張になる。この人たちは「日本は輸出を促進すべきだ」と言っているのか?それとも「赤字を出して、アジアに円を供給しよう」と言っているのか?多分自分の言っている矛盾に気づいていないのでしょう。

回答No.2

>世界の軸となる通貨は当然ドルです 米ドルの価値が下落してきているとはいえ、対外取引の80%近くが米ドルで行われています。 しかしながら基軸通貨としての米ドル覇権の構図は変わりつつあります。 将来的にはユーロがそれにとってかわるかもしれない。 >何故、日本は円の国際化に踏み切らないのでしょう? とっくに国際化されています。 IMF(国際通貨基金)によりIMF平価として登録された時点(1958年)で、外国為替として国際化されたといえるのではないでしょうか。 日本国内の経済市場の規制緩和を進めない限り、アジアにおける基軸通貨になるどころか円の通貨価値さえ今後も上がらないと思います。 >あと、アメリカは中東地域で武力を行使し続けていますが、それは一体何故なのでしょう? 石油、それだけのことです。 最大の産油国であるサウジ以外の中東各国は基本的に反米姿勢です。 安定的なエネルギー確保は国の存亡にかかわる最重要問題ゆえに、介入せざるを得ないわけです。

noname#46689
noname#46689
回答No.1

こんにちは。 >世界の軸となる通貨は当然ドル 最近はユーロにも随分シフトしてきていますね。ドルは主要通貨に対し低落傾向にあるようですよ。特に対ユーロの価値は下がる一方ですね。 >何故、日本は円の国際化に踏み切らないのでしょう? アジアの基軸通貨になりたいのは山々です。基軸通貨になるほど政権にとっておいしい物は有りません。お札をほとんどただで印刷すれば他国の高価な物が購入できるのですから… 円は国際的には信用が強大ではありません。今の円は経済の流れで価値が決まると言うより政権の思惑に左右される度合いが強いです。中国元もそういう傾向ですね。外国から見たらこのような通貨は信用できませんよ。 >アメリカは中東地域で武力を行使し続けていますが、それは一体何故なのでしょう? ここはいろいろの意見があるところですね。一つの視点からのみ考えると判断を誤ります。多数の考えに触れてください。

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