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この記事みたいに、形だけの検察審査会ってどう思われますか?
http://www.sanyo.oni.co.jp/sanyonews/2007/12/06/2007120609212147013.html 上記のように2回も不起訴不当の判断がでても、地検が動かないということがあるようですが。 検察審査会って意味あるんでしょうか? 形だけのものなら制度自体をやめればいいのにと思いますが、 みなさんはどう思われますか?
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難しい問題だと思います。 でも私は、検察審査会って、すごく意義のあるものだと思います。 検察官は、一人一人が独立して事件の捜査をし、起訴・不起訴を決定させます。 もちろん、決済官もその事件に目は通しますが、やはり詳しくその事件を調べるのはあくまでも担当した検察官1人なんです。 その後、検察審査会で今回のように不起訴不当と出ると、新たにその事件を見直して、場合によっては別の検察官がその事件を新たに見直すこともあります。 そうすると、普段は1人が決めることも、2人で見れば、新たな事実がでてくるかもしれない、1人目の検察官は起訴できないと判断しても、2人目の検察官は起訴出来ると判断するかもしれません。 検察官が下した処分は、基本は覆らないものです。 それを、あらたに再考して、場合によっては前回の処分が覆る余地を残すこの制度はとても大切だと思います。 ただ、今回のように何度不起訴不当となっても、やはりどうしようもない事もあります。 全て検察審査会の言うとおりにすると、場合によっては法律があって無いものになってしまう可能性もあります。
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>裁判員制度も結局どうなるんでしょうか??? 裁判所はパンク状態でしたので、何らかの抜本的な対策は必要だったんですよね。(法科大学院制度で、弁護士の数は3倍に増え、過当競争になりますが、予算の関係で裁判官の数も3倍にという訳にはいかないですから…。確か部長判事にもなると年収2千万ぐらい行くはず?) ただでさえ国民は裁判は時間がかかり過ぎると騒ぐ、社会的に注目される重大事件では無期懲役なら刑が軽すぎる、あるいは裁判官には市民感覚がないと批判される・・・ 裁判員制度の導入は、「国民の司法参加」という大義はあるにせよ、実は裁判所の負担軽減・世間マスコミからの批判回避の意味も強いのではないかと個人的には思います。(裁判の迅速化には、他に公判前整理手続なども導入されました) 裁判員が裁判官と対等の立場で裁くといっても、訴訟指揮権や法律解釈など肝心の部分は職業裁判官が押さえてますし、有罪判決を出す場合には、3人の職業裁判官のうち最低1人が有罪側に入ってないとならないなど、裁判員(大衆)の考えだけで暴走する危険が起こらないようには配慮されているようです。 しかし、判例(悪く言えば量刑相場)に熟知した裁判官と違って、裁判員は感情(良く言えば市民感覚ですか)で判断してしまう面は当然あるでしょうから、実施してみなければ分かりませんが、もし仮に自分が被告人なら、裁判員裁判ではなくて旧来の裁判制度で裁かれたいです。 つたない意見でお粗末様でした。
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細かく教えてくださりありがとうございます。 裁判員制度についても、また詳しく調べてみたいです。 いろいろな考え方があると思います。 ご意見ありがとうございました。
現行制度では検察官が起訴権限を独占していて、起訴便宜主義が採られているので、審査会の意を汲まなくても仕方ないのかもしれないですね。それも含めて裁量の範囲内ということでしょう。 基本的には一般ピーの意見よりもプロの判断の方を信頼してるというのもありますが、裁判員制度のように素人がプロと対等の権限を持つことに、個人的には反対です。最近は「市民感覚の導入」という不可思議な魔物が跋扈しているので危惧してます。郵政総選挙や参院選挙の結果をみても、市民感覚を重視しすぎるのも・・・ 職業検察官に起訴不起訴を再考させる余地があるという点で、検察審査会の制度は十分に意義があると思います。
お礼
回答ありがとうございます。 裁判員制度も結局どうなるんでしょうか??? 気になるところです。 >職業検察官に起訴不起訴を再考させる余地があるという点で、検察審査会の制度は十分に意義があると思います。 無視ではなくて一応再考してるんですよね。
検察審査会が形だけのものなら、質問者さんがおっしゃる通りでしょうが、必ずしもすべてがそうというわけでもないでしょう。そのときのメンバーによっても違うでしょうし、その地域によっても、結果を重く見る検察もあれば軽視するところもあるでしょう。 古くはサリドマイド事件から、検察審査会によって起訴され大きく結果を変えた事件はけっこうあります。現在までに1100件以上もの不起訴事件が検察審査会によって起訴されています。ですから、報道された内容だけをもって、検察審査会を全否定するのはどうでしょうか。 (個人的にですが、どうも「地域」というのが大きく影響しているように思えます。地域によっては「警察・検察の決定は絶対」というようなところも多いようですから) ダメなら、ダメな部分をなおせばよいと思います。故障したらすぐ新品に買い換えるより、修理しながら使うほうが、地球にもやさしいです(笑)。
お礼
回答ありがとうございます。 メンバーはともかく、地域によって差があるってのはどうかと思いますが、それが現実なんでしょうね。 大きく結果を変えた事件については、私も新聞等でみたことあるような気はするのですが、、、忘れていました。。。(苦笑) >ダメなら、ダメな部分をなおせばよいと思います。故障したらすぐ新品に買い換えるより、修理しながら使うほうが、地球にもやさしいです(笑)。 それもそうですね。修理しながらいい制度になることを望みますね。
- azuki456
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再度すみません。 100%民意が反映されるような制度になってしまったら 大変なことになります。(理由は専門家に質問してください) 何で、公訴提起の権限を検察官にだけ認めているのか、質問 してみると良いと思います。 検察審査会は、飽くまでそれを是正するためだけの制度にすぎ ません。 確かに、改正されたといっても、今後どのように運用されていく のか、注目すべき点はたくさんありますね。
お礼
回答ありがとうございます。 是正するためだけの制度なんですね。 なるほど~、それさえもなかったら検察庁暴走しちゃいそうで怖いですね。 今度は法律カテで質問してみようと思います。 本当にありがとうございました。
- azuki456
- ベストアンサー率19% (7/36)
法改正されているようです。まだ施行前ですが。 今後は、議決に法的拘束力が生じるので、検察審査会も 形だけのものではなくなるようです。 起訴不起訴について民意を反映させることのできる唯一の 制度ですから、やめることには反対です。
お礼
回答ありがとうございます。 ウィキペディアの記事を読みました。 少しは改善されるようなので安心しましたが、 それでもまだ不明な部分が残る制度ですネ。 >起訴不起訴について民意を反映させることのできる唯一の制度ですから、やめることには反対です。 そういった意見もあるのですね。 私は100%民意を反映させることができない制度にもかかわらず 「検察審査員になれない職業や欠格事由がある場合を除き、辞退することができないことになっている。」 ということが不思議です。 もし自分が検察審査員になったら「意見が通らないのなら即辞退したい」ですよ~。
お礼
回答ありがとうございます。 処分を覆すのはそれだけで大変なことなんでしょうね。 いろいろな部分で納得して読ませていただきました。 とてもわかりやすく書いていただきありがとうございました。