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確率の最大値
高校数学Aの確率の最大値を扱う問題がチンプンカンプンです。 『一個のさいころを21回投げるとき、6の目は何回出る可能性が最も大きいか』という問題です。解説では“6の目がk回でる確率をPkとして、Pk+1/Pkと1との大小関係を調べる”といきなり説明されているのですが、まずここから理解できません。なにゆえPk+1/Pkと1との大小関係を調べるのでしょうか? また、この解説の途中計算で、Pk+1/Pk -1=16-6k/5(k+1)となって、0≦k≦2のとき Pk+1>Pk となっているのですが、この計算はどうしたらよいのでしょうか? 他のスレッドの確率の最大値を見ても、理解できなかったので質問しました。まだ高校の数学Iと数学Aしかやっていません。宜しくお願いします。
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k回出る確率がP(k) P(0)=(21)C(0)*{(1/6)^(0)}*{(5/6)^(21)} P(1)=(21)C(1)*{(1/6)^(1)}*{(5/6)^(20)} P(2)=(21)C(2)*{(1/6)^(2)}*{(5/6)^(29)} P(3)=(21)C(3)*{(1/6)^(3)}*{(5/6)^(28)} P(4)=(21)C(4)*{(1/6)^(4)}*{(5/6)^(27)} ・・・・ ・・・・ P(21)=(21)C(21)*{(1/6)^(21}*{(5/6)^(0)} どこで最大になるかは、 P(k)とP(k+1)の大小関係を調べます。 本来は差では計算するのですが、 差では計算し難いので、(差のままでもOKです。) 割り算で計算します。 簡単になった分数を再び差に戻して、 最後の計算を仕上げます。 (1)P(k)<P(k+1) ⇔ P(k)/P(k+1)<1 (2)P(k)=P(k+1)) ⇔ P(k)/P(k+1)=1 (3)P(k)>P(k+1)) ⇔ P(k)/P(k+1)>1 (1)だけ調べれば、(2)(3)はわかります。 k=0,1,2,・・・,20 考え方も判り難いかもしれませんが、 階乗や、指数の計算も慣れないと判り難いです。 階乗の(例) 1/5!=6/6!、 1/k!=(k+1)/(k+1)! 指数の(例) 2^5=(2^4)*2、 {(5/6)^(21-k)}={(5/6)^(20-k)}*(5/6) P(k)=(21)C(k)*{(1/6)^(k)}*{(5/6)^(21-k)} ={21!/k!(21-k)!}*{(1/6)^(k)}*{(5/6)^(20-k)}*(5/6) ={21!(k+1)/(k+1)!(21-k)!}*{(1/6)^(k)}*{(5/6)^(20-k)}*(5/6) P(k+1)=(21)C(k+1))*{(1/6)^(k+1)}*{(5/6)^(20-k)} ={21!/(k+1)!(20-k)!}*{(1/6)^(k)}*(1/6)*{(5/6)^(20-k)} ={21!(21-k)/(k+1)!(21-k)!}*{(1/6)^(k)}*(1/6)*{(5/6)^(20-k)} (1) P(k)/P(k+1)=5(k+1)/(21-k)<1 5(k+1)/(21-k)<1 5k+5<21-k ・・・差に戻しています。 6k<16 k<2.666 k=0,1.2のときは、 P(0)<P(1)<P(2)<P(3) (3) k>2.666 k=3,4,・・・,20のときは、 P(3)>P(4)>P(5)>・・・>P(20)>P(21) 合わせて、 P(0)<P(1)<P(2)<P(3)>P(4)>P(5)>・・・>P(20)>P(21) となるので、 6の目が3回出るときの確率P(3)が最大となります。
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0< a < b ⇔ 0<a/b<1 0< b < a ⇔ 1<a/b となります。 たとえば、3と6の場合 3/6=0.5, 0<0.5<1 6/3=2, 1<2 となります。 a/b-1>0⇔a/b>1 a/b-1<0⇔a/b<1 これらの事実を使って求めるのです。
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- at9_am
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> 6の目がk回でる確率をPkとして、Pk+1/Pkと1との大小関係を調べる”といきなり説明されているのですが この問題は、P_k が最大になるkを探す問題だよね。ってことは P_{k+1} > P_k が成り立っているかどうか、或いは P_{k+1} < P_k が成り立っているかどうかを調べれば良いわけだ。ところで最大になっているところでは P_1 < P_2 < ... < P_{k-1} < P_k > P_{k+1} > ... > P_21 が成り立っているはずだ。ということは P_{k+1} > P_k (k = 0, 1, 2, 3, ...) が成り立たなくなる最小のkを探せば良いことが分かる。ここから、 P_{k+1} / P_k > 1 P_{k+1} / P_k - 1 > 0 が成り立たなくなる最小のkを探せばよいことになるわけだ。 あとは21回さいころを振ってk回6がでる確率をこの式に当てはめると、色々と約分されて残るのが質問に書かれている式だと思いますが、そこから先は確率ではなく普通の不等式の問題です。 (16 - 6k)/5(k+1) > 0 が成り立つのは k = 0, 1, 2 までだから、k = 3 のときは成り立たない。即ち P_3 / P_2 > 1 P_4 / P_3 < 1 から P_2 < P_3 > P_4 となることが分かる。ここから最大となるのは3回のとき、ということになる。
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- abyss-sym
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Pxが最大とすると, P0<P1<・・・<Px-1< Px(最大) >Px+1>・・・>P21 が成り立ちます。 簡単に言うと (6が出が少なすぎる確率) < (6の回数がちょうどいい(最大)) > (6が多く出すぎる確率) が成り立つ。 Pk+1/Pk>1⇔Pk+1>Pk これは,6がk回出る確率より,6がk+1回出る確率の方が高い つまり,6がk回では少ない。もっと多く出る確率が高い。 Pk+1/Pk -1=16-6k/5(k+1) Pk+1/Pk-1>0 より 16-6k/5(k+1)>0 , 16>6k , k<2.66… kは0以上の整数だから,0≦k≦2 この範囲でPk+1>Pkが成り立つ (K=0,1,2を代入して考える) すなわち,P0<P1<P2<P3 が成り立つ。 逆に,Pk+1<Pk のとき(6が出すぎているとき) 3≦k≦21 で成り立つ。 すなわち,P4>P5>P6>・・・・P20>P21 6が出る回数が0~3の間では確率が上昇,4~21の間では減少していく。 つまりP3,P4のどちらかが最大となる。 あとは,実際にP3,P4を求めて比べるだけです。
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