建築基準法では、木造住宅で1階の床の高さが地面から45cm以上あり、
床下換気口が5mごとに設けられている場合は、床下防湿の規定はありません。
つまり、床下防湿はしなくてもかまわないのです。
もし、有効な換気口を設けない場合には、建築基準法では、
床下に湿気が上がってこないように床下には防湿の措置をすることが
義務づけられており、厚み60mm以上のコンクリートを打つか、
あるいは防湿シートなどを敷くことが一般化されています。
品格法では
次の2つのいずれかの方法を行いなさいとされています。
・防湿フィルムを床下全面に敷き込む。
・厚み60mmのコンクリートを床下全面に設ける。
数年前、何でもかんでも床下を高気密にしたがる風潮がありましたが、
シロアリ問題が持ち上がったりして社会問題にまで発展しました。
最近は、賢く従来のように床下に換気口を設けて土を乾かし、
夏涼しくて冬暖かい地熱を利用する工夫をすることが見直され、
「木の家」の流行と並行してアンチ床下高気密志向が流行りだしました。
お礼
詳細に有難う御座いました 勉強になりました