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ラパ・ヌイ語とマオリ語の共通点
イースター島にある地名でラノ・ララクという石切場があります。また地図によるとラノ・カウという地名もありますが、この「ラノ」や「ララク」や「カウ」という単語はいずれもイースター島の元々の母語であるラパ・ヌイ語で、意味があると思いますがどんな意味なのでしょうか。 またハンガ・ロアという地名もありますが、この「ロア」はマオリ語でニュージーランドを指す、アオ・テア・ロアのロアと同じ発音ですが、やはり「長い」とか「高い」という意味でしょうか。すると「ハンガ」にも意味があると思いますが、どんな意味でしょうか。他に意味のわかる地名があればこれもお教えください。 イースター島の有名なアフで「トンガリキ」がありますが、これもニュージーランドにある「トンガリロ」国立公園(山)に酷似していますが、共通の意味があるのでしょうか。 以上からラパ・ヌイ語とマオリ語は元々は同じ言語だったと考えてよいのでしょうか。
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- lupinletrois
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ラパ・ヌイ語もマオリ語も、学んだことはありませんが。 ラノ ララク rano raraku →[意味] 彫刻家の山 ラノ・カウ rano kau →[意味] 広い火口 rano は「火山」をさします。 ハンガ・ロア Hanga roa → hanga 不明 / roa [意味] 長い トンガリキ Tongariki →[意味] 王の港 トンガリロ Tongariro →[意味] 南へ届き (マオリの伝説で声が届いた) >>以上からラパ・ヌイ語とマオリ語は元々 同じ言語 → roa と トンガリキ&トンガリロ の音が似ているだけで 元々同じ言語は乱暴です。 偶然同じ場合もあるからです。英語 so と日本語「そう」は、偶然ですね。また、 この質問の rano も、ポーランド語やスロバキア語で、「朝」という意味です。 英語とドイツ語が同じゲルマン系なのは、基本語彙や文法などで証明されてます。 日/英/独で 手/hand/Hand, 足/foot/Fuss, 口/mouth/Mund, 水/water/Wasser 。 犬/dog/Hund で違うように見えますが、猟犬/hound が元々犬で、なぜか dog に すりかわってしまったのです。 港/habour/Hafen ですが、英語にはフランス語系の port もあって、この方がよく使われてます。 話を戻して、ラパ・ヌイ語とマオリ語は、基本語彙の比較などから、ポリネシア系の 言語にともに属すると考えられていると思います。 日本語/ラパ・ヌイ語/マオリ語 で 鼻/ihu/ihu, 口/haha/waha, 魚/ika/ika, 鳥/manu/manu, 水/vai/wai 食べる/kai/kai, 寝る/moe/moe それに、「元々」といっても2千年前をさすのか8千年前をさすのかで違いますね。 現在の言語学でさかのぼれないはるか昔は、すべての言語はひとつだったとも 言われてますから。
お礼
ご回答ありがとうございました。たいへん参考になりました。「ハンガ」が意味不明とのことですが、「ワンガ」と同じと考えれば湾とか入り江という意味だと後になってわかりました。