相撲八百長問題、なぜあの人の意見を聴かない?
相撲八百長問題、なぜあの人の意見を聴かない?
震災、原発問題ですっかり忘れ去られた大相撲八百長問題ですが・・・
なぜ、あの人たちに意見を聴かないのでしょうか?
あの人たち、とはもちろん、皇居、赤坂御所にお住まいのあの方たちです。
日本相撲協会は、勝手に「相撲は日本の国技」と主張し、自分たちの常設会場を「国技館」と命名し、昭和天皇が相撲がお好きだったことを利用して、何度もお招きすることにより、昭和の時代に「天皇ブランド・皇室ブランド」を手に入れることに成功しました。
それは平成の時代になっても続き、昭和天皇、今上天皇、現皇太子、愛子内親王、と4代に渡って皇室ブランドを独占しています。
あれだけ皇族方、それも傍系の宮家ではなく、直系の天皇ご一家、皇太子ご一家が何度も何度も観戦をするスポーツというのは国体と一部の障害者スポーツ大会しかありません。しかも国体、障害者スポーツ大会は公務としての御臨席であり、大相撲観戦は公務ではありません。
「大相撲観戦は、宮内庁が勝手に公務に組み込んだのではない。
私用で何度も来てしまうほど、普段から大相撲が大好きなのだ」
という位置づけです。
天皇ご夫妻、皇太子ご一家の大相撲観戦はTVCM100万回に勝る強烈なイメージアップでしょう。
他のプロスポーツ関係者も
「大相撲は皇室ご一家の観戦があるからイメージいいよなあ。わがプロリーグだって、皇室ご一家が観戦に来てくれるなら100億円払っても惜しくない」
と思っていることでしょう。
日本相撲協会で問題になった出来事をさかのぼってみれば、八百長問題、大麻問題、弟子リンチ殺人事件、横綱の品格問題、外国人力士増加問題、年寄名跡高額売買による脱税問題、ピストル密輸問題など枚挙に暇がありませんが、どれひとつとして、完全に体質改善に至るまで解決したものはありませんでした。
それもこれも結局誰もが心の底では
「もし大相撲の各種問題の徹底解決策として、公益法人格剥奪、民間興業化したら天皇ご一家は悲しむだろうな。
もう観戦に来てもらえないかもしれない。
われわれ一般人が日本相撲協会を徹底糾弾することは、結果として皇室ご一家から大好きな相撲観戦趣味を奪ってしまうことに通じるだろう」
と思っていつつ、なおかつ口に出すのが憚られるからでしょう。
ならばいっそのこと、それを”アンタッチャブル”にしないで、宮内庁会見の際に正面からたずねてみてはどうでしょうか?
「大相撲でおきている問題をどう思いますか?
日本相撲協会では通常の常識では許されないようなことがたびたび起きていますが、それでもなお、大相撲を観戦なされますか?」
って。
回答が「問題ありません」なら、もう日本国民は大相撲の各種問題を追及すべきではないでしょう。いわば最高裁で”無罪判決”が出たも同然ですから。
回答が「問題あります」なら、日本国民は相撲協会を徹底追及して、解散、民間興業組織化にまで追い込むべきでしょう。だって世界最高の相撲ファンである皇室からの”断罪”の公式見解がでたのですから。
誰か、あの人たちに質問してもらえないでしょうか?
(それとももう誰かが記者会見で質問しましたっけ?)
お礼
教えて頂き有り難う御座います。