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”林檎”という言葉を含むことわざや言い伝え
いつもお世話になっております。 外国語で、”林檎”に関することわざや言い伝えを調べております。 1・「一日一個の林檎は医者要らず」、というような意味のことば元来、どの言語の言葉なのでしょうか。 2・「チーズを添えないアップルパイは抱擁のないキスのようなもの」という言葉が、イギリスのある地方にあるとききましたが、言語ではどのように綴られているのか、また、このことばの詳しい背景をご存知の方がいらっしゃいましたらお教えいただければと思います。 3・そのほか、外国の林檎に関することばの情報をお持ちの方がいらっしゃいましたら、どうぞよろしくおねがいいたします。
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rouge33 さん 順番に(仏蘭西に限定で)お答え致します 1.好回答ありで、省略お許しを 2.その英文は An apple pie without (some or the) cheese is like a kiss without a squeeze. アップルパイは、今も昔も家庭や庶民的なレストランでの人気物です それに、チーズが添えられていないと、片手落ちとのことを 林檎は、古来より愛(性愛)と繋がりがありますので、like~と していったものでしょう ご存知のように仏蘭西での食事では Un repas sans fromage est une belle a qui il manque un oeil (チーズの無い食事は、隻眼の美女)と謂れ、ワインの薀蓄とともに チーズのそれをも備えるように、仕込まれるものでしょう 3.林檎といえば、健康との諺が、ご紹介されています もとを辿れば 林檎(la pomme )は愛(amour)なのではないか その語源がmalumで 諸悪(le mal)の語源がmalusですから、この音韻の近さからも ● C'est de la pomme qu'est ne tout le mal -(諸悪の根源は、林檎に帰す)- コレを筆頭に置きたい 中世では、林檎の木は le pommier comme l'arbre tentateur -心を惑わす木- とされて、その実を女性に例えてその丸さ・豊満さ・肌色を -rondeur,plenitude et carnation comme les fesses ou joues des~- と言われておりました 先ほどの人気物アップルパイと 愛欲の二つを重ねる嗜好の流れに、乗ってしまいますと ● L'adultere est comme la tarte aux pommes: C'est meilleur quand on le fait chez soi!!! でもでも、人生ってうまく出来出来ておりまして そうそう、そのような関係は長くは続かないもの ● Ride comme une vieille pomme -萎びた林檎のように皺だらけ- 上記の状態が訪れるのですから これらの遍歴を 味わいて最後に、一番好きな言葉をお送りします ● Chaque pomme est une fleur qui a connu l'amour... -ひとつひとつの林檎は、それなりの愛を知りて結実す- やはりやはり、愛がふさわしい ほほを朱に染める林檎には。。。
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>チーズを添えないアップルパイは抱擁のないキスのようなもの たぶん食文化によると思います http://www.nisshin.com/study/history/snack/details/012.html http://www.yuko-cheese.net/library.html 英語のことわざや慣用句だとこんなのが Eat an apple going to bed, make the doctor beg his bread. (寝しなにリンゴを食べなさい。 医者にパンを乞うようにさせなさい。=柿が赤くなれば医者が青くなる) The apple never falls far from the tree. (リンゴは木から遠くに落ちない=子供の特徴は親の遺伝) Stolen apples are sweet. (盗んだリンゴは甘い) Better an apple given than eaten. (リンゴは自分で食べるより人に与える方が恩恵がある=くれ上手のもらい上手) apple-polish.(ごますり) いいずなアップルミュージアムのことわざ紹介には外国のが少しあります http://www.town.iizuna.nagano.jp/sosiki/kyouikuiinkai/apple/museum/kotowaza.html
お礼
先日は、さっそくにご回答をいただき有難うございましたまた、ご挨拶が大変遅れまして申し訳ございませんでした。皆様のお蔭で、英語はもちろんのこと、各国でたくさんの林檎にまつわることわざを知ることが出来ました。有難うございました。
リンゴは4-5千年前からアジアと欧州の中間地点辺りで栽培されて生活に密着した果物なので各国語で俚諺があるようです。 スペイン語諸国でも一日一個のリンゴは医者知らずはよく知られています。 もっとも知られているのはアダムとイブが食べたリンゴの話でしょう。もっとも当時中近東ではリンゴはまだ栽培されていなかったので、他の果物だった可能性大ともいわれています。 スペインや中南米で知られる俚諺: 1.一個の腐ったリンゴはカゴ(樽)を腐らせる。 →朱に交われば赤くなる。(付き合う相手を選べ) 2.色なら暗紅色(ザクロのような色)、果物ならリンゴ。 最高な物の例え 3.友がくれる小石はリンゴと思え。 友を信頼し大切にせよ 4.人生はリンゴのようだ:皮をむき、口に入れ、消化せねばならない。 苦労してこそ人生、見るだけのリンゴはきれいなだけ。 5.アダムが食ったリンゴで今でも奥歯が痛む。(ハンガリーの諺) 人間は原罪から逃れられない。 6.リンゴは近くの木から落ちる。 求めるものは近くにある(高貴な果物、リンゴは遠くまで行かなくても近くの木からも落ちる→青い鳥は近くにいる、求めるものは身近にある) 1番を除き解釈は回答者のものです。間違っているかもしれません。 スペイン語原文が必要なら補足ください。
お礼
先日は、さっそくにご回答をいただき有難うございました。ご挨拶がおくれまして失礼いたしました。スペイン圏でのことわざをいろいろとお教えいただき、興味深く拝見いたしました。 4は、スペイン語独自のものなのでしょうか。異色で面白いと思いました。スペイン圏は林檎の皮を必ず剥くのかしらなどと想像しました。また、6は、Ano.3の回答者様のThe apple never falls far from the tree. とは、別のもののようですが、いずれにしても、元の木と実の落ちる場所が論点になっているようでこれも興味深くおもいました。有難うございました。参考にさせていただきます。
1に関してですが、こんなサイトがあります。下の「参考URL」に貼り付けておきます。 これは全くの余談ですが、小学生の時の給食で出た林檎ジュースの紙パックに、「一日一個の林檎は医者要らず」と書かれていた事を思い出しました。青森県出身なもので、給食でよく林檎ジュースが出たんです。
お礼
先日は、さっそくにご回答をいただきましたのに、ご挨拶がおくれまして申し訳ございませんでした。解説のサイトもご案内いただき参考にさせていただきました。青森の林檎はおいしいですものね。給食でもジュースがでるのですか。「一日一個の・・・・」は、西欧だけでなくいまや世界的に使われている言い回しのようですね。有難うございました。
お礼
anapaultole様 この度も、さっそくに大変興味深いご回答を戴き有難うございました。ご挨拶が遅れまして失礼いたしました。 おかげさまで、フランスおよび西洋での”林檎”という言葉のもつ意味、視点を定めて言葉を考えること、味わうことを教えていただきました。ラテン語での悪という語との類似にはじまり、視点を定めての一連の解説の文学的で美しいいこと、先日のアポリネールのことにしましても、できることでしたら、anapaultole先生の門下で勉強させていただきたいくらいです。このようなサイト上でのご好意で、いつもいろいろとお教えいただき、深く感謝申し上げます。有難うございました。