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民主党崩壊?
政権交代という雰囲気が一気に地に落ちているように思われるのですが。それどころか、小沢党首が民主党内を統制できていないのではないかということも感じます。これは完全に自民党に振り回されてしまった民主党ではないでしょうか? とはいえ、最近マジメにいろいろな国会中継における質疑応答を聞いていますと、民主党はマヌケなことをいっているわけではなく、立派に妥当な議論を展開しており、自民党よりもきわめて正しいことを言っていると感じます。したがって、民主党にも能力ある人がたくさんいるようです。 しかしメディアはそんな内容にはほとんど触れず、「福田総理がきれた!」など、まったくどうでもいいところ、細かいところに触れないで肝心の中身をしっかり報道する責任を果たしていません。これでは間接的に、民主党がつぶされているようにも思います。どうなのでしょうか?
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質問者様がお感じなのは「(政治に無関心な)一般的雰囲気」と「実際自身で感じた現場の様子」はまるで異なると感じるが、 「それを報道すべく義務のあるメディアがその役割を果たしていないと思う」と言ったようなところでしょうか。 まずあらためて認識すべきは「解散権は内閣の専権事項」ということであり、「政府与党側にボールは常にある」ということです。 すなわち、むやみに民主党が解散総選挙とガタガタ騒いでも結局は世論の動向や、それ以上に「与党のその気次第」だということです。 ならば、 もちろん執行部はそれをも睨んで戦略を立てるが(それも相手の動向次第なので)、 ちゃんと党として、実権を持つ政府与党の行政のチェック・追及・修正をし、選挙で多数の民意を得た政党として「当然に約束した公約を法案化して実現を目指す」こと、(相手次第で)いつ行われるか分からない選挙のため各自で地道に活動し続けること、それら全てを集大成した次の選挙へのマニフェストを制作準備を怠らないこ、という今できること(やるべきこと)を至極真っ当に進んでいるのではないでしょうか。 ただ認識しておかなければならないことは、 この国は世界中の民主国家の中で唯一50年以上もの長期に渡りマトモに定期的な政権交代の無い国で、 すなわち1億2700万人の国民誰一人「このごく当たり前の民主主義の仕組みを経験していない」わけです(13年前の8会派連立政権は余りにも不健全だったので経験と成り得ていません)。 要するに、他の民主主義諸外国では当然にある、次に「政権を担うべく活動する野党政党」の活動風景を「1億2千万人の国民の誰もが実際に見て経験したことがない」わけです(55年体制時の政権を取る気などサラサラ無い野党第一党社会党時代とは明確に異なる、現存する国民にとって全くの未体験ゾーンなわけです)。 率直に言えば、「民主国家の国民としての未成熟さの表れ」でしょうか。 一方、それを広く国民に報道すべく義務のあるメディアですが、ただこれらは今に始ったことではありませんが同感です。 たしかに私も質問者様と同様か、それ以上の不満をマスメディアに対し抱いています。 それでも先の参議院選挙の結果により少しは、少しは取り扱うようになりましたが、それでも酷いものです。 私には彼らに、民主主義国家に課せられるメディアとしての役割・義務の使命感が決定的に欠如してるように思えてなりません。 彼らは過去の政権党の執行結果その責任の追及・検証などまるでしませんし、もう一方の国民の代表者の正当な意見を取り上げたり議論もせずに無視することさえあります。 私はTVメディアも特に重要事案に関しては「政府の意見は辻褄が合わない、この政策はおかしい、明らかな欠陥がある」、と明確に主張しても構わないと思います。 ありもしない「公平性」という建て前で逃げずに、時には明確に意見を主張して、 それに対する反論がもしあった場合は、その理由詳細を説明することはもちろんに、 「相手側にも『公共の電波を発する反論する場を提供』すれば良い」だけのことではないでしょうか(肯定側を入れても構いません)。 そして、 それを見て、『主権者たる国民が判断すればいい』、それだけのことです。 結局今はこのありもしない「公平性」の前に、両方に当たり障り無く接するがごとく、結果的に権力を持つ方に擦り寄り、当然今現在実権を持つ側の政策の説明や施策の広報や誤りのお知らせになっているように見えます(当然実権の無い野党を取り上げる差し迫った理由が無いという言い訳の下)。 それから小沢民主のISAF案は既に骨子として「政党内の議論の末に『民生部門を中心とした案』として統一され出来上がっている」ようで、 あとはいつ法案として提出するか、もしくは政府案の議論の中で展開してゆくか、カードとして分かれているようです。 私は、分かりやすくするためにも法案化して提出すべきだと思いますし、私見ですがおそらくそれは提出方向で大方決めているのだと思います。 ただこれは、相手のいることだし、まず実権をもつ政府側の動きを見て、その時期や対応を決めるのは特段おかしなことではないとも思います(そもそも政府与党自身に期限切れまでに決める気は毛頭ないのですから)。 また未だに勘違いが多いようですが、 小沢氏が民主党に合流したあと真っ先に動いたことは、旧社会党系議員グループとの基本政策理念の合意形成です。 ですから旧社会党系は、旧自由党系や(いわゆる)小沢チルドレン系と並び小沢支持の中心でもあり、参議院選での先の結果およびそれに伴う求心力により、はるかに民主党は一枚岩としてまとまっているようです。 少なくとも政権党という接着剤が無ければ明日にでもバラバラになる現在の自民党よりかは、現在は遥かに統一されてるでしょう。 それから選挙に負ければ一つの責任論として代表が変わるのはごくごく普通のことで、これまでもそのようで至極分かりやすいことです。 一つ肝に銘じておかなければならないことは、 『様々な意見や見解があることは極普通の当たり前のことで、多様性とはむしろ望ましいことでもあるはず』です(党が大きくなれば尚更です)。 私たちが見るべきところは、 『いかにそれを統一するため議論し尽くしたのちに公式に私たちの前に提言され、決まったあとは党として統一して行動できてるか』 そこだけ、ではないでしょうか。 それができていれば「その前に異なる論理性があるのも自然だし」、決まったあとに行動を異にするのなら「それこそ選挙で真意を問えばいい」 政党として話し合い同意を得て了承した公式の統一されたマニフェストと反する意見を持つのならば、党と袂を分けるのも世界中の民主国家の政党政治で行われている至極当然の理屈でしょう。 ちなみにマニフェストに 「国連を中心に世界の平和を構築するため、国連の平和活動に積極的に参加するとともに、国連改革を主導します」 と明確に書いてありますね。 *当然に旧社会党系議員もこれに同意し了承しています。 この国の国政では、重要事案などで「異なる意見をも取り上げ議論をし尽くしたのち、それでも相容れない場合に多数決で結論を出し決まったからには双方が納得して国会の意思とする」という至極当たり前の作業を、議会において与野党間で健全に行うことを怠ってきたので、 政党内でそれを行うと、まるでそれが悪いことか、もしくはそんなことは無理だと信じ込んでるのか、すぐ否定的に誇張して捉えてしまうようです。 話し合い(議論)とは、『力のある方が最後には負ける方』を「納得させるための作業」でもあるはずです。 極論すれば、私は「雰囲気など落ちたって一行に構わない」と思います、 『意識さえ上がれば』その方が遥かに大事だと思います。 そして大変失礼ですが、質問者様は意識を持ってご自分から視られているからこそ問題意識が生まれておられるのだと感じられ、 主権者として健全な感覚だと思いますよ(その上で、どこを支持するかは各々自由です)。 長文失礼しました。
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- free_777
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全てのマスメディアは無視しましたが、10月15日の予算委員会の櫻井充 参議院議員の質問はとても感動しました。本当はああいう医療現場の現実、規制改革会議、経済財政諮問会議の暴走についてマスメディアが、問題提起しなければいけないと思うのですが、全くそれをせずに国民をミスリードさせる事に熱心なのが今の現状です。 マスメディアに扇動された結果、郵政民営化が行われます。これから手数料が値上げになり、過疎地の郵便局が閉鎖されていくのでしょうね。全ては、年次改革要望書に書かれている通りに。 ■郵政民営化 変わる仕組み 貯金・保険 消える政府保証 送金・決済 手数料値上げに http://www.nishinippon.co.jp/nnp/lifestyle/topics/20071002/20071002_001.shtml また民主党、共産党が求めている経団連の御手洗会長の参考人招致を与党が反対しているそうです。 これは与党との関係上、予想していた事ですが、民意を踏みにじるとはこういう事かと思いました。 ■民主党、御手洗氏招致を正式要求 http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20071017AT3S1701Z17102007.html あとこれもひどい話です。政治が子供にこんな絵を描かしちゃいけない。 ■児童扶養手当 削減の方針…命綱切るな 母から悲鳴 http://osaka.yomiuri.co.jp/mama/society/ms20071017kk02.htm
お礼
ありがとうございます。 予算委員会での民主党の訴えは本当に妥当なものです。誰かが経済諮問会議で民間の大企業のボス(会長)ばかりが採用され、中小企業が採用されないのはおかしいとか、その経団連の連中には医療現場の認識ができるのかという断罪は非常に感銘しました。 そもそも経済諮問会議は医療だけでなく、経済的に見ても、おかしい。ただ内閣が意見を受けるためだけのものなのに、実質の経済政策をコントロールしています。 与党の見方では、大企業の成長が中小企業の成長を牽引するという考え方ですが、海外に工場移転しているのに、日本の中小企業が発展するはずがありませんし、給料など到底あがりません。どう考えても、トリックルダウン(波及)が起きるはずがありません。 民主党がいっていることはもっともです。
- bouyatetu
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民主党はだいぶ崩壊が近いように見えます。 元々が左翼と右翼の集まりで意見が一致するわけでもなくただ政権をとるために動いてきたようなものだから。 民主党がまともに見えるのは野党だからであって彼らに政権担当能力はないと思います。野党はただチャチャ入れるだけでいいんですから。しかも今話し合うべきは予算のことであると思います。 彼らは国益を優先させず、党利を第一義に考えていて全く建設的でないように思います。 メディアの報道によってはつぶされることも十分ありうると思います(安倍総理のときのように。彼の功績は全く評価されず、足元をすくわれた)が、所詮今のテレビはその程度のものだし、それを良しとするのが今の日本国民なんではないでしょうか?
- mat983
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小沢党首はISAFへの参加をうたい、反対する議員は民主党を去らなければいけないとまで言っています。 参議院選マニュフェストには全くなかったもので、党内に全く根回しがされておらず、あからさまに疑問視する議員もいます。 そもそも旧社会党も混在する民主党は一枚岩であるわけはなく、この問題で割れる可能性さえあります。 さらに小沢氏が自由党を解散し民主党に合流した際の政党助成金がどこかに消えました。国民の税金です。 民主党議員は次の総選挙で政権を獲れると踏んでいるので、総選挙までは我慢し分裂は考えられません。 しかし、国民は危うくもろい民主党を見ています。 衆議院で負けた場合、分裂する可能性が高いです。
- gaisei
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こんにちは。私はマスコミは小泉ブームに乗らされて失敗したと思っているようです。今はその様子を見ているのではないでしょうか。自民党は多分従来の方針をかなぐり捨てて、海上給油では護憲、つまり憲法9条改正しないで行うことを考え、民主党は憲法に触れる行動をしていることを攻めている。自民党は、いつも思いますが選挙目当てこのようなことをしてるのだと思う。いつから憲法9条の改正をやめたのか。民主党の崩壊は大丈夫だと思う。私もマスコミと同じに様子を見ています。答えになっていなかったらすみません。
- PENPENMAKKY
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民主党は崩壊直前にあると思いますよ > 国会中継における質疑応答 > 民主党はマヌケなことをいっているわけではなく 私からすればマヌケ以前に予算審議をする気のない腐った政党にしか見えません。現在行われている国会中継は2007年度の補正予算であって厚生労働委員会でも外交委員会でも安全保障委員会でもありません。また新たに出た情報というのもリストラ対象になっている公務員組合員がこれら(薬害肝炎・年金問題)を問題化して予算を獲得し、リストラされないように行っている工作にしか見えません。 自民党は通常国会(現在のは臨時国会)で民主党外し(通常国会会期内に通したい法案をどのタイミングで通すのか民主党のやり方を見ているところ)の政治運営(民主党が参議院を押さえようが全ての法案が衆議院で再可決できる)をするのか考えているのだと思います。 来年の前半は新聞による与党叩きが行われますが、半年もすれば存在意義の無くなった野党が自壊すると思われます。 かつて与党になった社民党が存在意義を無くして崩壊したように、国会運営を邪魔してるだけの民主党と言われて国民から相手されなくなるだけです。
- j_nishiz
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今の日本のメディアにあまり期待しても。。 民主党は確かに能力はあるけど実行力のない「お坊ちゃま集団」だと言われてました。安部さんみたい。。。 そのお坊ちゃまを引っ張る「豪腕」小沢さんは確かに浮いてますが、選挙が見えてきてますから、他の人もついて行くでしょう。 ただ、きわめて正しいかどうかは、どっちもどっちと感じます。
お礼
ありがとうございます。 結局、その一党支配体制の構造が、良くも悪くも自民党よりの放送文化をつくってきたとも思います。 日本においては、問題があるとき、失敗があるとき、主体を変えるという発想をなぜか避けたがります。保険の問題がでても、では民主党ならば、どうなのかというふうにはあまり考えず、「誰でもいいからとりあえず何とかすればいい」と考えます。しかし、これは遠回しに自民党でいいといっているようなものです。