天文学のカテゴリーになっているのでその点で3つほど話題を.
1.
いまから20年ほど前でしょうか,
ブラックホールに対してホワイトホールを仮定し,
これらがワームホールで繋がっていて,ブラックホールから入ったものが
ホワイトホールから出て来る,このとき事象の地平線での因果律の崩壊は考えないとして,
ホワイトホールを何らかの作用で光速に近い速度で動くことを経験させると,
入って出て来たときに,違う時間軸に移動出来る・・・と言う論文が発表されました.
そのホワイトホールの移動に必要なエネルギーは銀河1個分ほどが必要だ,とのことです.
古い話題ですので,今はもうちょっと発展しているかも知れません.
2.
太陽系を例にとると,この太陽系は太陽の重力場の中にあって,
太陽に近いほど重力によって空間が大きくゆがんでいます.
これを一般相対論で計算すると,太陽系の中で太陽からの距離の異なる地点では,
時間の進み方が異なっているのだそうです.
例えば木星は地球より年間10秒だか20秒だか時間が早く進んでいるのだとか.
つまり,各惑星は,異なった時間軸上に乗っかっていると言うことになります.
3.
相対論を適用すると,富士山山頂は地上よりも1年間で1億分の4秒だかそのくらい,
時間が早く進んでいるそうです.飛行機で高度1万mを飛行すれば,実際には
微小ですが,時間のずれがあるそうです.