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固有名詞のつづりについて

 英語のつづりについて質問します。  ナカライテスク株式会社という会社があります。英語での表記は、 "nacalai tesque" となっています。「おやっ」と思って、会社のHPで沿革を調べてみると、「ナカライ」は「半井」に起因するようです。日本人の名前ですと、英語でのつづりはヘボン式にしたがうもの、と思っていましたので、 "nakarai" と表記されるべきものと思うのですが、なぜ"k"ではなく"c"、"r"ではなく"l"なのでしょうか。名前のつづりは、その人や会社が勝手に決めていいのでしょうか。そうすると、ヘボン式、というものの存在意義そのものが疑われてしまうと思います。何でもありなんでしょうか。こういう固有名詞のつづりの決められ方について、何か決まりがあればご教示いただきたく、お願いします。商標とか登記の問題なのでしょうか。

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  • jayoosan
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回答No.1

日本における会社登記は、以前は日本語によるもののみでした。なので、その会社のアルファベット表記は、対外的な独自のもの、あるいは通称として導入されたものだと思います。そこには規制はありません。ただ、海外とのやりとりや貿易の際の保険証書において表記にずれがある場合トラブルになるため、一度決めたら基本的に同じアルファベット表記を用います。 2002年からローマ字(アルファベット)も登記に使えるようになりました。しかしローマ字がヘボンか訓令かは問われていないようです(この部分はざっとしか調べていないので、法律のカテゴリで聞いてみてください。) また"ローマ字部分の読みは、我が国における当該単語の一般的な読み方によるべきであり、英単語としての読みには限られないが、ドイツ語読み、フランス語読み等を考慮する必要はない。"と、まあおまかせという感じもあります。 いずれにせよ、その会社は該当しないようです。 現在は、パスポートもヘボン式に厳密とはいえず、親が外国人であったり、また日本人でも本人が外国で生まれ現地でのIDをその国の綴りで取得したなどの場合、同じ名前にしたいと申請すれば英語名等も表記できるようになっています。

koz7291
質問者

お礼

 ご回答ありがとうございます。  会社登記にお詳しいですねえ、大変勉強になります。おっしゃる通り、英語カテゴリーより法律カテゴリーの方がよさそうですね。誠にありがとうございました。

その他の回答 (1)

  • trgovec
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回答No.2

ローマ字つづりにはその力の及ぶ範囲によって微妙に違ういくつかの規格が存在します。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%9E%E5%AD%97#.E3.83.AD.E3.83.BC.E3.83.9E.E5.AD.97.E3.81.AE.E8.A6.8F.E6.A0.BC どうやら団体名などは力が及ぶ範囲ではないようです。 しかし何より、このような規格がいくつもあるということは、カナや漢字と違ってローマ字は日本語の記述には補助的なものにすぎないということです。カナや漢字のように「(少なくとも公的文書では)このようにつづるべし」という決まりがありません。カナや漢字なみの地位を与えられればこのような統一規格ができるかもしれません。 nakarai としなかったのは会社側に何らかの思いがあったからでしょう。たとえば「ミノルタ」は Minolta ですが、会社名そのものの由来はよく知られています。しかしこのつづりの理由はみたことがありません(もしかするとどこかにあるのかもしれませんが)。しかし想像がつきます。minoruta では minor- という部分があります。minor が含まれる会社名はあまりよくないと感じたのかもしれません。

koz7291
質問者

お礼

 詳しいご回答誠にありがとうございます。  ウィキペディアの「ローマ字」の項に、いろいろ書いてあるんですね。大変参考になります。ローマ字は、日本語においては、かなや漢字ほどの地位を与えられていない、ということが背景にあるようですね。納得できます。  それから、例に挙げられた、「ミノルタ」について少し調べてみました。コニカミノルタのHPの沿革には載っていませんでしたので、ウィキペディアで調べてみましたところ、「稔る田」に由来している、という説があるようですね。それを自然な英語らしく、"Minolta"としたものと理解しました。"nacalai"にもそれらしい理由があるんでしょうかね。いろいろなご意見や根拠をご提示いただき、誠にありがとうございました。大変参考になりました。