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関係代名詞
英語の関係代名詞について教えていただきたいと思います。 He isn't the man( ) he was ten years ago. 彼は10年前の彼ではない。 という文章が問題にあって、( )の中に 入る関係代名詞を答える問題がありました。 解答はthatですが、whoではなぜいけないのか? わかりません。 お分かりになる方、よろしくお願いいたします
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はじめまして。 ご質問: <解答はthatですが、whoではなぜいけないのか?> 以下の2つの観点から説明できます。 1.先行詞で使われているtheが、「強い限定」を表しているからです。 (1)この例文の用法は、先行詞がonly、first、last、最上級などで強く限定された場合に使われる関係詞thatの用法と同類の構文です。 例: He is the only man that can do it.(O) He is the only man who can do it.(X) 「彼はそれをすることができる、唯一の人だ」 (2)ご質問文は先行詞manの前にsameが省略された文と考えると分かり易いでしょう。The same~thatも強い限定になるので、関係詞はwhoではなくthatを用います。 例: He isn't the (same) man that he was ten years ago. 「彼は、10年前と(同じ)人物、ではない」 と言っているのです。 2.The man「人物」を「人そのもの」としてではなく、「性質を持った人物像=物」とみなしているからです。 (1)この英文は、No.1の回答にもあるように、通常「先行詞+関係詞」を一つにして、whatで使われることの多い英文です。 例: He isn't the man that he was ten years ago. =He isn't what he was ten years ago. 「彼は、10年前にそうであったもの、ではない」 (2)ここで、the man that=whatになっていることからも、このthe manを「人物像」とみなしていることがわかります。 つなり、人間として実体を持った実像ではなく、性質をそなえた概念としての人間像、として、このmanは使われているのです。 3.従って、上記2つの理由により、ここでの関係詞はwhoではなくthatがふさわしいということになるのです。 以上ご参考までに。
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- taked4700
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taked4700です。trgovecさん、どうも、何度もありがとうございます。 >ここの that は関係代名詞です。同格の that とすると以下が「完全な文」でなければなりません。 言われていること、分かりました。自分の方の考え方も、おかしかったですね。 関係代名詞とする説明も、ただ、あまり明確なものとは言えず、結局、元の問題文自体が無理のあるものだったとするのがいいのかもしれませんね。 ともかく、なんども答えていただきありがとうございました。 ken_366さんにも、どうも関係ない議論だったかも知れず、ご迷惑をおかけしました。
- trgovec
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質問者氏をさておいての議論は気が引けますが ここの that は関係代名詞です。同格の that とすると以下が「完全な文」でなければなりません。 (that) he was ten years ago これが完全な文であれば was は文法家の言うところの「完全自動詞」でなければならず、「彼が10年前いた(存在・生存していた)」となります(現代ではこのような be の使い方は普通ではありませんが)。 また同格というからにはこの that 節が「何に対して」同格かを考える必要があり、 the news that he was ten years ago「彼が10年前に生存していたという知らせ」のような「内容を持てる名詞」ならいいのですが、the man に「○が×した」のような内容を持たせることができません。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%96%A2%E4%BF%82%E4%BB%A3%E5%90%8D%E8%A9%9E#.E9.96.A2.E4.BF.82.E4.BB.A3.E5.90.8D.E8.A9.9E 形の上での説明しかありませんがこのページの4.5です。 また他の例として Fool that I was!「何とバカだったんだ<私がそうであったところの愚か者よ」 fool は「何所の誰」という人間ではなく(というより自分であることは明らか)性質を言っているだけです。定冠詞がないのは呼格だからです。 関係代名詞の省略云々のところは誤解を与えるような書き方だったようです。これはただ接触節が起こりうるのは 先行詞+主語+動詞 の形になるときで、 「SVO(orC)V’…」は *I know a man is good at typing. *This is the man was robbed yesterday. (いわゆる主格の関係代名詞を省略した形) のようにねじれ文となり非標準とされます。しかし「先行詞+主語+動詞」の形の場合あくまでも「格」に注目すれば今回の例のように(省略された)関係代名詞が主格の場合もあり、これを「主格の関係代名詞が省略される例外」と格にこだわるより「先行詞+主語+動詞になれば省略されうる」と考えることができる、ということです。
- taked4700
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No.5のtaked4700です。trgovecさん、質問に答えていただき、とてもありがたく思います。 結局、He isn't the man( ) he was ten years ago. と言う問題の()内に入ると言われているthatは、No.4でdaikaisanさんが言われているとおり、同格のthatと判断するのが良いようですね。 その意味で、 >この場合主格であっても関係代名詞は省略できます。省略ができるかできないかは格というよりSVが続くかVが続くかで判断されているように思えます。 と言うのは、疑問です。
- trgovec
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要はこの場合 the man he was というのが what he was と同じ意味(書き換え可能)であり、「人そのものではなく、人となりや見た目」であるということです。 よって先行詞の the man も人ではなく who はそぐわないということです。 先行詞が人であれば#5でおっしゃられることもなるほどと思います。 なお、この場合主格であっても関係代名詞は省略できます。省略ができるかできないかは格というよりSVが続くかVが続くかで判断されているように思えます。
お礼
ありがとうございます。特に、人そのものではなく、人となりや見た目という部分が参考になりました。
- taked4700
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No.2のtrgovecさんへの質問です。 ken366さんにはすいませんが、質問させてください。 >そこで、「個体としての人そのもの」を強く連想させる who(m) を避けて、人にもものにも使えるどちらかと言えば中間的な that を用いるのです。 とのことですが、違うのではないでしょうか。 たとえば、He is not the man that played baseball very well yesterday. のような文章は多少不自然に響きます。 確かに、who を使った方が自然です。 しかし、 She is the lady that I met yesterday. とか The lady that I met yesterday is Alice. のような表現はごく普通に見られます。 He is not the man that played baseball のような表現が不自然なのは、次のような理由があるからではないでしょうか。 1.not によって否定されている事柄に、特定する意識が強いthatを使うことが、不自然に感じられる。つまり、あるものの否定は、そのあるもの以外全部をさすので、特定感がなくなるわけで、それにthatを使うのは無理がある。 2.関係代名詞が主格として使われるとき、行為者とか存在者のような感覚が強調されてしまい、thatよりも人間そのものを表すwho が選択される。 このことは、the very person that does/did と言う言い方よりもthe very person who does/did のような言い方のほうがずっと多くgoogleでヒットすると言うことからも分かります。 3.2で述べたようなことは、目的格のときは、ほとんど意識されない。たとえば、googleで引くと次のような結果が出てきます。 "girl I gave the" site:com の検索結果 約 19,100 件 "girl that I gave the" site:com の検索結果 約 15,800 件 "girl who I gave the" site:comの検索結果 3 件 "girl whom I gave the" site:comの検索結果 1 件 つまり、目的格のときは、関係代名詞を省略するのがまず普通であり、関係代名詞を使う場合も、人そのものを表すかどうかよりは、どの程度強調するかどうかで決まる。 たぶんですが、that は、概念化というか、話者の頭の中にイメージとして浮かぶもの一般をさす、または、それを強調するとき使うと言う説明の仕方が一番しっくり行くように思います。どうでしょうか。
お礼
ありがとうございました。特に概念化、強調するときに使うという英語の深い部分が参考になりました。
- daikaisan
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英文法には強くないですので、あくまで私見ですが。 He isn't what he was ten years ago. という文はよくみかけますが、問題の文はめずらしいですね。 関係代名詞とは、関係を取り結ぶ詞(接続詞)+代名詞というものであるはずで 先行詞のthe manを代名詞にかえると、he his him で、 he was ten years ago のなかに he his him のいずれかがそうにゅうできるはずなのですが、いずれもそうにゅうできません。 これって、果たして関係代名詞なのでしょうか。 文法って、便宜上理屈をあとからつけて分類しているようなところがあり、果たして分類に意味があるか疑わしい事例だと思いますが、 私的には、「同格」のthat と納得するほうがすっきりくるのですが。 >whoではなぜいけないのか He isn't the man(who) he was ten years ago. だと、the man が who だと主格で、he いう代名詞となり、すでにあるhe とだぶります。だからダメ 仕組みを詳しく言うと The teacher is my father . He likes baseball. これを関係代名詞で1文にすると、 teacher = He だから、この2語がむすびつけるうえでのかぎです。 次に、代名詞を関係代名詞に変える。Heは主格だからwho The teacher is my father . who likes baseball. who likes baseballをteacher=he なので teacherの後ろに挿入 The teacher who likes baseball is my father .で完成。 この手順から teacher=who=he ですね。 I don't know the teacher whom Tom likes . the teacher=whom=him I don't know the teacher . Tom likes him . だからwhom でよいのです。 He isn't the man who he was ten years ago. なら the man=who=he で、whoのhe と もともとの he でだぶるし、who=heの行き場がないのでだめ。
お礼
ありがとうございました。英語文法をきちんと整理して、考えると おっしゃるとおりで、消去法で考えると理解できます。
分かりやすくいえばwhoは主語にのみ使える代名詞です。 正しい関係代名詞の判断方法 確認プロセス1 後ろの文が不完全な文であることを確認しましょう。もし完全な文であれば入るのは接続詞や関係副詞となります。ちなみに関係代名詞と関係副詞の違いは、不完全な文か完全な文かで判断することができます。関係詞節は不完全な文。 確認プロセス2 先行詞の確認。まず先行詞をみます。それで関係代名詞が何かが分かります。 確認プロセス3 次に不完全な文の構文上何が抜けているかを判断します。主語?目的語?などなど。 確認プロセス4 主語が抜けていたら主格。目的語が抜けていたら目的格。所有格の判断は特殊ですが、先行詞と主語さえきちんとみきわめたら分かります。 さて、とりあえずここの後ろの文章は主語heがあるため、どう考えてもwhoははいることができません。先行詞はthe man。 せめてwhomじゃないの?という問いでないと、まだまだ関係代名詞を知らないというべきでしょう。とはいっても、下の方がいわれるように目的格whomもあてはまりません。 関係代名詞は節と節の接合です。ですから、分からないときは、もともとの2つの文章に分解してみるとよいでしょう。 1 He isn't the man 2 He was (the man)←抜けてるten years ago. ten years agoは修飾語句です。ですから、直訳すると「10年前の彼であった人ではない」
お礼
ありがとうございました。考え方のプロセスをくわしくお教えいただき 今後も参考にさせていただきます。
- trgovec
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まずこの問題では whom があったとしても正解ではありません。関係代名詞は was の後ろにあったものが前に出てきたものですが was の後には目的語は来ません(主格補語が来ます)ので目的格の whom では来れないのです。 ではなぜ主格の who が来れないかですが、 who(m) を使う例文を挙げてその意味用法を見てみます He is not the man who did this.「彼はこれをやった人ではない」 He is not the man whom I met ten years ago.「彼は私が10年前に会った人ではない」 ご存知のように who(m) は人に対して使う関係代名詞ですが、「人そのもの」を指します。「これをやった人」「私が会った人」のように「動作をした主体」「動作の対象としての人」です。 He is not the man that he was ten years ago. この場合の「人 the man」というのは「性格や見た目」のことで人間そのものではありません。「彼という人間 homo sapiens sapiens」は10年前も今も「同じ個体」で変わるはずがありません。 そこで、「個体としての人そのもの」を強く連想させる who(m) を避けて、人にもものにも使えるどちらかと言えば中間的な that を用いるのです。
お礼
ありがとうございました。特に「性格や見た目」という捉え方をすれば、漠然としたthatの説明もしやすくなると思いました。
- shiorichan
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一般的に英訳すれば、He is not what he was ten years ago.になります。出題ミスも考えられそうですが? またwhoを用いる際、挿入句の有無にもよりますが、直後は動詞か助動詞がきます。
お礼
ありがとうございます。whoではないことは間違いないことがわかりました。
お礼
特に、強い限定の場合にthatを用いるということが なるほどと思いました。他の項目も非常に参考に なりました。 ありがとうございました。