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あの映像撮影者って?
本日、無言の帰宅となったフリージャーナリストの長井健司さん。 衝撃的で、決定的な証拠となったあの映像は誰が撮影したものなのでしょうか?
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- sudacyu
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このような軍政下では、誰が撮影したか明らかになると、再入国できなくなったり、再入国した時に逮捕されたりする可能性があるので、名前はまず公表されないでしょう。 引退したり、もう二度とミャンマーに入国したりしない場合には、公表される可能性もあります。 治安が悪い国に、ジャーナリストが、特にフリーのジャーナリストが入国し、デモなどの取材をする場合、ホテルなどで以前から顔見知りのジャーナリスト(このような騒乱になる民主化運動を取材テーマにする、いつも決まったように集まって来るジャーナリスト達が居ます。 それぞれ独立していて、お互いにスクープを狙い合うライバルであると共に、自分が入手できなかった写真を交換したり、明日どこでデモが起こるか、安全・危険などの情報を教えあう仲間でもあります。 特に仲の良い者同士、入国前に同じホテルに宿泊を約束したり、先に出国するものが、取材テープ・データーチップ・写真のネガなどをまとめて、持って出ることが普通です。(郵送などの手段ではでは、検閲によって、届かないことがよくおこります。また、騒動で郵便の機能が停止して遅配が発生、目的地に届いた時は既にニュース性がなくなっていたということも多いでしょう。) 今回の場合、複数のフリージャーナリストが打ち合わせをして、同じ場所で取材をしていたと思われます。 デモの通るところ、写真の取りやすいところなど、いい場所は限られますし、当局に逮捕された場合などでは、見ていた他のジャーナリストが、すぐに逮捕された者の所属する大使館に連絡し、大使館員が相手国政府に接触しないと、身柄の解放が遅れたり、暴行などを受ける可能性が高まります。 このように、普段からお互いに身の安全を図るための行動を取っていたのが、証拠写真の撮影となったと思われます。
- kantansi
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ノルウェーのオスロにある「Democratic Voice of Burma」と言うNGOです。 http://www.dvb.no/
お礼
早速のご回答、ありがとうございます。 今回初投稿でしたが、お答え頂く方の情報収集力にただただ驚くばかりです。
お礼
ジャーナリストの命がけの取材が政府を動かしたのですね。勉強になりました。彼らの行動力、そして活動の重要性を知りました。長井さんのご冥福をお祈りするとともに、長井さんが撮影したビデオテープが公開されることを切に望みます。 長井さんのためにも、その映像が紛争解決のきっかけになればと思います。 ありがとうございました。