- ベストアンサー
ピアノの指練習、薬指強化に、おもりつき手袋は有効か。
ピアノの練習をしていて基本が出来ていないことを痛感し、ハノンなどをはじめました。 で、やはり、4,5の指が弱く、なかなか、小指で強く弾いたり、速く弾いたりできません。 薬指が出てくるとリズムが乱れます。 で、指の練習、鍛える方法を探していたら、手の甲におもりを乗せて練習するといい、というのがありました。 ちなみに次にあるのが、そこに書いてあったおもりつき手袋です。 http://www.amazon.co.jp/gp/product/B0002ZLC6O?v=glance&n=14304371 http://www.happypianist.net/music/yubi3.htm こういうのって本当に効果があるのでしょうか。 みなさんのご意見、お待ちしております。 実際に使用された方、いらっしゃいますか。 また、小指が弱いので、机で、1から4の指をすべて机につけた状態で、小指だけをトントントンと出来るだけ上げてから叩く練習をしています。しかし、なんとも力なく、弱弱しい限りです。これを続けていくと少しづつでも強く叩けるようになるでしょうか。いい練習方法をご存知の方、教えてください。
- みんなの回答 (4)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
No.1です。よくぞ書いて下さいました。あなたの練習方法は「百害あって一利無し」と言って良いほどの「ハイフィンガー奏法」と断定してよろしいかと思います。 123と5を机の上に乗せて4だけ上げるような無意味な練習はすぐに止めるべきだと思います。ピアノ演奏にそのようなテクニックは全く必要無いからです。(私も子供の頃日本でやらされました。) 重力奏法の一部を紹介しますと: 1)まず、ピアノを弾くように手を前に出しゲンコツを作ります。そうしますと手首の甲側(上)がくびれますね?それが基本の形です。 2)5を弾くときは、5の指(小指)の付け根の関節をほぼ90度の角度に曲げます。他の関節は特に折らずに、小指をまっすぐにした状態にします。 3)指を全く動かさずフリーズした状態にし、そのまま手を持ち上げ、そのカチンカチンの状態の手をストンと鍵盤に落します。 4)これで4の指が鍵盤を触らずに確実に5だけ弾けます。 5)やはり3の指の付け根の関節を出来るだけ折れば、それだけで手全体の位置が上がります。よって4の指も上がるというわけです。4の指はそのようにして上げます。 ポイント: 1)ハイフィンガー奏法ではチャイコフスキーのコンチェルトは弾けないと思います。 2)4の指はそもそも弱い物。それを補うのは手首。上手い下手は手首の使い方次第。 3)ハイフィンガー奏法は日本人が開発したものであり、外国の誰も使っていない。 4)日本で、よその教室で行き詰まった結果、私のところに来る生徒の殆んどがハイフィンガー奏法の犠牲者です。 5)外国で20年間ピアノを教えていたとき、日本からの生徒も来ましたが、その殆んどが日本だけで使われているハイフィンガー奏法でした。全員矯正させました。 6)外国では話題にさえなりません。なにせ「重力奏法=ピアノの弾き方」なので、重力奏法が当たり前の真ん中です。 7)プロの意見を聞くべきだと思います。プロとはこの場合、最低でも外国でピアノ演奏の学位を取り、ソロ・リサイタルを開いたことのある人。
その他の回答 (3)
- panda_san
- ベストアンサー率44% (27/61)
こんばんは~ >こういうのって本当に効果があるのでしょうか。 う~ん、使ったことがないので何とも言えませんが・・(汗) 他にもフィンガー・ウェイトとかいう商品が出回ってますけど、こういうのを使うと筋肉が硬くなっちゃって、しなやかさが失われるんじゃないかなぁと思います。 >重力奏法、これが重要なのですね。なんとかマスターしたいと思います。 重力奏法の話が出ているようですが、最近読んだ本の中におもしろい本があったので紹介しときますね。 音楽之友社から 「ピアノ奏法20のポイント~振り付けによるレッスン~」 この本には手の構え方に始まり、手首を使ったローテーションの動きが細かく載ってたので一読されるといいかもしれません。
お礼
お返事ありがとうございます。 なかなか良さそうな本ですね。 ご紹介いただき、ありがとうございました。 ちょっと調べて見ましょう。 重力奏法を認識しているピアノの先生って、どのくらいいるのでしょうね。 いろいろと調べて見たら、中村紘子さんも日本ではハイフィンガーで習っていて、海外へ行って、非常に強くショックを受けてノイローゼになったとか。 ピアノって、あらためて奥が深いと思いました。
- thepianoman
- ベストアンサー率39% (863/2160)
No.1です。何度も済みません。 小指は常にピンと伸びているわけではありません。臨機応変に対応します。ただ指、手、手首、腕、ひじ等、全てが連動するべきものであり、決して指だけで弾くものでは無い、と考えてよろしいかと思います。 どの関節をどのように曲げるか、というような決まりは無いと思います。曲によって、そこのところも臨機応変に対応しなければなりません。リストの協奏曲を弾くときと、バッハのメヌエットを弾くときでは奏法が全然違うわけですから。 お示しの動画は過去に見たことがあります。よく作ったものだと感心しております。 重力奏法は手首の動き無しに語ることはできないと思います。基本的には: 1)回転運動。ドアのノブを回したり、ねじ回しを使うときのような回転です。rotation といいます。 2)上下運動。上下に「バイバイ」とか、日本式の「おいで」とか、軽くノックをするような動きです。 一方、やってはいけない手首の運動としては、手を水平にしたまま手首を左右にネジってはいけません。手首を傷めます。手の角度を変える場合は、手首ではなく腕の角度を変えます。そのためにヒジを左右にコントロールさせます。必要に応じて上体の角度も調節します。 いずれにせよ、重力奏法は、自然な体の動きを最大限に利用した合理的な奏法と言ってよろしいと思います。 特に調べたわけではありませんが、多分ネットで「重力奏法 ピアノ 教室 (地域)」で検索したら、それらしい教室が出てくると思いますけどいかがでしょうか。
お礼
大変、有意義なお返事ありがとうございました。 はい、ちょっと、検索してみたいと思います。 ありがとうございました。
- thepianoman
- ベストアンサー率39% (863/2160)
「器具を使っては指をダメにしてしまう」ということは歴史が証明しています。そのような不自然な練習をしてピアノが上手くなるわけは無いと思います。指を傷めるだけだと思います。 はっきりと申しますが、ピアノは指だけで弾くものではありません。手、手首、腕、ひじ、上体、腰の支え、足の支えなど、身体全部を使うのです。指だけ練習して何とかなるものでは無いと断言してもよろしいです。 ご質問から考えてみて、あなたの目指しているのは、日本だけで使われている「ハイフィンガー奏法」だと思います。「指をしっかりと上げる」という弾き方です。残念ながらこれでは限界があります。はっきり申して、ハイフィンガー奏法では上手になれないのです。プロから「重力奏法」を習わなければ上手くならないどころか、指を傷めてしまうと思います。 ぜひプロからレッスンを受けられると宜しいかと思います。ソロ・リサイタル経験者そして音大のピアノ科卒、これは最低のラインです。 私はピアノ教師ですが、よその教室で行き詰まって転入してくる生徒の殆んどが「ハイフィンガー奏法」という間違った奏法を習ってきています。一度間違えたクセをつけると直すのは大変です。そうなる前に正しく「重力奏法」を身につけられることを強くおすすめします。 重力奏法は特殊な奏法ではありません。世界のプロ・ピアニストの全員が重力奏法なのですから。
お礼
貴重なお返事ありがとうございました。 わたしは、ハイフィンガーも重力奏法も知りませんでしたが、教えていただいて、調べてみました。 確かにわたしはハイフィンガーで弾こうとしていたようです。 なぜならば、小指などではどうしても音が小さくなり、また、4と5の指の音がどうしてもつながって、はっきりと分かれて弾くことができない、5の音を弾いたとき、4の音が残ってかぶってしまう、などということがよくおこるので、指をしっかり上げようと考えていました。 重力奏法、とても興味があります。よさそうですね。 ちなみにこちらを参考にしました。 これは実際にピアノを弾くところを動画でとてもわかりやすく説明してくれていて、とても参考になりました。 (ただし、QuickTimeですが。わたしはこのためにQTをインストールしました。) http://www5f.biglobe.ne.jp/~mpiano/technique5/t2.html ただ、理想的には確かにそうだと思うのですが、余裕を持って、指を上に高く上げられる技術を持った上で、上げずに重力で弾く、それができないと、上記のように、4と5の音が同時にかぶるところが現れて、音が濁ったりしてしまうような気もします。 私は4と5の指が弱いし、1,2,3,5の指を机につけた状態で、4の指だけを上げるのがとてもしんどいです。 重力奏法をする上でもこういったことが出来た方がよいのではないでしょうか。それとも、こういった練習は必要ありませんか。
お礼
お返事ありがとうございました。 非常に参考になります。 ちょっと気になったことがあります。 ”5を弾くときは、5の指(小指)の付け根の関節をほぼ90度の角度に曲げます。他の関節は特に折らずに、小指をまっすぐにした状態”ってありますね。 わたしは今まで、手をげんこつにして指先を鍵盤にすべてそっと置いて、小指は第2関節を90度曲げていました。 (指の付け根が第1、指先の関節を第3関節とします) そしてピアノを弾くときもいつも第2関節を曲げた状態で第1関節、つまり小指の付け根は少ししか曲げずに弾いていました。 ですがこれはよくなくて、小指のときは、第1関節をまげて、第2,3関節はむしろ伸ばして(ピンと?)、第2,3関節は力を入れて硬くして(つまり小指全体を棒のようにして)、第1関節をやわらかくここを曲げて弾くのですか。 以下の私が参考にした重力奏法の動画を見ても、小指が棒のように長く伸びているのを見て、ちょっと驚きました。 小指の第2関節はあまり曲がっていないようです。 これが出来ればわたしの杞憂もなくなるのかな。 http://www5f.biglobe.ne.jp/~mpiano/technique5/t2.html のステップ13,14 http://www5f.biglobe.ne.jp/~mpiano/technique.html の グランドポロネーズ バラード1 バラード2 ノクターン ソナタ これらの動画を見てわたしはとても驚きました。手首の回転(旋回?)を非常に多用しています。たとえば、左手の小指を弾くときは、小指全体は棒のようにまっすぐのばしたまま、左手首を反時計方向に大きく回して左の親指側は上に上げるようにして弾いています。 重力奏法、これが重要なのですね。 なんとかマスターしたいと思います。