- ベストアンサー
地雷について
大学の講義で、教授が「地雷を作っている会社は、裏では(?)地雷で足をなくした人用に義足を作ったりして金をもうけている」と言っていました。 こんなことはありえるのでしょうか?とても理不尽に思えます。
- みんなの回答 (7)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
>大学の講義で、教授が「地雷を作っている会社は、裏で >は(?)地雷で足をなくした人用に義足を作ったりして >金をもうけている」と言っていました。 >こんなことはありえるのでしょうか?とても理不尽に >思えます。 本当は具体的な事例(製造している会社名など)を明らか にしてくれないと信用できないのですが(思想的な理由で 未確認情報を流している可能性がないとも言い切れない)、 あるか無いかという可能性を考えれば、下記の方の回答に あるように「十分ありえる」と思います。 それに対して「理不尽に思えます」というのは正直な感想 かと思いますが、現在の社会情勢上、現実的にそれを止め させることは、不可能であるだろうというのが冷静な判断 です。 なぜかと言えば、経済活動の原則は「需要と供給」であり、 地雷のニーズがあるから地雷を作るのであり、義足の需要 があるから義足を作っているのです。 地雷のメーカと義足のメーカが別々の会社ではなく同一の 会社であっても、それは経済活動上の理由でたまたまそう なっただけではないのでしょうか。 仮に同一会社で地雷と義足を同時に製造することを禁止し たとしても、会社を分ければよいだけのことであり、根本的 な解決策でないことは確かです。 No.6の方が 「ヒューマニズムなど持ち出すまでもなく、経済の原理の 上でも否定されてしかるべき姿勢です。」 という意見を述べていますが、「需要と供給」という経済 活動の原則がある以上、実現は限りなく難しいでしょう。 ゼロではないでしょうが、麻薬栽培根絶よりも難しい課題 であるかと思われます。 むしろ、私としては「需要をなくす・減らす」方に主眼を 置いた方が、より効果が高いと考えています。 具体的には、地域紛争を収集するための努力に対して、これ まで以上に力を入れるということです。 地域紛争が減れば地雷の需要が減ります。地雷の数が減れば 地雷の被害による義足の需要が少なくなり、地雷メーカも 義足メーカも企業の存続のために、別の物品の生産に切り 換えざるをえなくなるでしょう。 上記の考えもかなり理想論ですが、「需要と供給」という 経済活動を無視した意見よりは実現度が高いと考えています。 私の構想としては、国連主体によるPKO活動の強化、国連 安全保障理事会の改革(主要五カ国の拒否権など廃止した方が よい)、さらにはより強力な平和秩序構築のために国連軍 の創立するなどがあります。
その他の回答 (6)
- poor_Quark
- ベストアンサー率56% (1020/1799)
>とても理不尽に思えます。 この感覚こそが現代の世界認識の上ではとても大事なことだと思います。生産と破壊をマッチポンプ的に繰り返して利潤を得る企業姿勢が地球上を覆い尽くせば、国家や大衆はいずれ財政的に疲弊し消費能力を失い、早晩深刻な経済破綻に見舞われることになるのは誰が見ても明らかで、ヒューマニズムなど持ち出すまでもなく、経済の原理の上でも否定されてしかるべき姿勢です。 不思議なのは、そのような破壊循環型製造業を世界の主導的な役割を負うべき国連常任理事5カ国がそろいもそろって国内で保護育成していることです。私が嘆いてもはじまらないのですが、人類の総体としての知性と人間性のレベルはそれぐらいのところにしかない、と言えるのではないでしょうか。 なお、いわゆる「朝鮮戦争特需」という言葉を、今でも期待を込めて肯定的に使う人がいますが、地上戦を行っていた当時の限定されたロジスティックのなかでたまたま発生した現象で、現代では例えばコソボ紛争、湾岸戦争やアフガン空爆においても地上戦を極力避ける傾向にあり、一国の経済が急速に発展するような事態はなかったことを見ても、戦争特需など期待できないし、モラルの上でも期待してはいけないことは明白かと思います。
お礼
ご回答ありがとうございます。 私の疑問や気持ちをうまく言葉にしてくださっていて、大変うれしく思っています。 >ヒューマニズムなど持ち出すまでもなく、経済の原理の上でも否定されてしかるべき姿勢です 私も、本当にそう思います!!! 国連には、poor_Quarkさんがおっしゃる『破壊循環型製造業』などはしっかり世界の代表として否定してほしいと思います。 罪のない犠牲者のためにも、戦争が愚かな行為であり、戦争特需など期待できないとはやく世界中で理解され、戦争がなくなればいいと心から思います。 本当に参考になると同時に、とても感銘いたしました。ありがとうございます。
- toysmith
- ベストアンサー率37% (570/1525)
通常、医療機器産業と軍需産業を二股かけている企業はありません。 ただし、企業グループレベルで見ると同一グループであることは十分にありえます。 また、原材料は同じ物を使っている場合は多いので「両方作っている」のではなく「両方に使われる原料を作っている」企業は実在するはずです。 教授さんの言い方は“大雑把”だと思いますけど…
お礼
ご回答ありがとうございます。 見方にもよって、いろいろ考えられますね。 教授の言い方を鵜呑みにしないで自分でもしっかり調べてみます。 参考になりました、ありがとうございます。
地雷用の火薬(とケース用プラスチック)も義足用プラスチックもほぼ同じ工程で作れるので.(化学工業系)火薬メーカーならば両方作っているはずです。 企業ならば.「儲からないことはしない」事が原則ですので.「金を儲けている」はずてす。
お礼
>地雷用の火薬(とケース用プラスチック)も義足用プラスチックもほぼ同じ工程で作れるので そうなんですか。知りませんでした。勉強不足でした。それなら、ありえる話ですね。企業は儲けることが原則ですものね。 とても参考になりました。ありがとうございました。
- gakut
- ベストアンサー率16% (1/6)
ありえるのでしょうか?と聞かれれば答えはYesでしょう。 貴方の言うとおり確かに理不尽かもしれませんが、世の中の全てが 真っ当であるというわけではないことぐらいは大学生ならわかるでしょう。 もっともこの事例で本当にそんなことがあるかは別の問題ですが。
お礼
ご回答ありがとうございます。 >貴方の言うとおり確かに理不尽かもしれませんが、世の中の全てが 真っ当であるというわけではないことぐらいは大学生ならわかるでしょう。 もちろんわかっています。 この事例がありえるありえないのほかに回答者のかたの考えが聞けるかもしれないと思って質問しました。 ありがとうございました。
- syuwachan
- ベストアンサー率28% (34/120)
地雷というのは、人を殺す目的でなく 人を傷つけるための兵器です。 すごく身もふたもない言い方をしますと、 死者が増えるよりも片足がない人が増える方が 政府としては困るわけで (食い扶持は減らないけど働き手が減る) それが地雷のねらいな訳です。 なので、地雷を作っている会社は 「命は奪わないけど、出来る限り体の自由を奪う」 地雷の研究・開発をしています。 以下は推測なのですが、 その研究成果をちょっと視点を変えれば この地雷の犠牲者はどういう義足が必要か ということもわかってくるのではないでしょうか。 それを商品化して売れるのなら、売らない手はない、 ということかなあと思いました。
お礼
ご回答ありがとうございます。 綺麗事ですが、地雷で多くの罪のない人から自由など奪っておいて、一方では義足などで利益をあげるのが私的に許せないのです。 義足を作っている際に、どれだけ地雷が良くないものであるか認識できるはずです。もちろん、そんな綺麗事だけじゃないことは分かっていますが・・・。 >その研究成果をちょっと視点を変えれば この地雷の犠牲者はどういう義足が必要か ということもわかってくるのではないでしょうか。 それを商品化して売れるのなら、売らない手はない、 ということかなあと思いました。 確かにそうかもしれませんね。 とても参考になりました。自分でももっと調べてみようと思います。 本当にありがとうございました。
企業によりますが、兵器メーカーの多くは化学、プラスチックなどのメーカーと親会社、関連会社として関係があるので、隠喩として言われただけではないでしょうか。 大企業のグループのなかで、兵器の生産と義肢の製作をしている会社が同じグループ内にあることはありえることと思います。 ただ、儲けている、云々に関しては判断が簡単にはできないと思います。
お礼
ご回答ありがとうございます。 ご指摘のとおり大企業ならありえないことではないですね。 勉強になります、ありがとうございます。
お礼
ご回答ありがとうございます。 >「需要をなくす・減らす」方に主眼を置いた方が、より効果が高いと考えています。 という考え方はとても参考になりました。 全体的にとてもうまくまとめられていてすごく分かりやすかったです。 本当にどうもありがとうございました。