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著作権者の消滅に関して
あるQ&Aで、回答者のお一人が、「著作権者には独占が認められる代わりに供給義務があり、供給できなくなった場合には、著作権が消滅する」旨のご投稿をされていました。 著作権法には、著作権は著作物を創作した時点で自然に発生し、しかも、著作物を公表しない場合や、「自分が著作者である」というように名前を公表しない場合でも、一般的には著作権は著作者に帰属し、その著作権が自分の死後50年まで存続するという規定がなされています。 このことからすると、たとえ何らかの原因があったにせよ、供給を絶っただけで著作権が消滅するとは俄には信じ難いのですが、本当にそのようなことがあるのでしょうか? なお、件のご投稿に関しては判例があるそうなのですが、出典が記載されておらず、また、私も見つけ出すことができませんでした。 申し訳ございませんが、この点につきまして、根拠を示して頂いた上でご教示願えれば幸甚です。甚だ勝手な質問で恐縮ですが、何卒宜しくお願い申し上げます。
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noname#21649
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お礼
これはこれは north073 さん、ご足労頂きありがとうございます。 なるほど、出版権ですか。こちらの方は連想できませんでした。 で、81条や83条、84条関係で判例を探してみたのですが、やはり見当たりませんでした。83条絡みでかろうじて見つけたのが、昭和56年(ワ)第4210号(東京地方裁判所、判決日:昭和59年3月23日)だったのですが、これとて「出版権設定契約」を巡って争われた事件で、「著作権が消滅する」という事例ではありませんでした。 まあね、冷静になって考えてみれば、あるアーティストが創作した楽曲を固定したレコードが廃盤になったとして、廃盤になってから数年後に、そのアーティストの承諾なく勝手にリメイクしても構わないかというと、そうではないですものね。 となると、north073 さんご指摘のように、「著作権」と何かしらの権利を混同されていると考えるのが妥当でしょうね。 ご解説、ありがとうございました。ほぼ納得できました。 ただ、ご本人を含め、他の方から判例のご紹介があるやもしれませんので、もうしばらく締め切らずにおきますことをご了解願います。 以下、余談。 >いつもご回答を拝見しております。 えぇ~、、、、ビックリです。照れますね(笑)。 私の方こそ、north073 さんの筋道通った理論に何度感嘆したことか。また、私の誤回答でご迷惑をおかけしたことも数知れず。その都度、ご丁寧にフォローして頂き、大変感謝しております。 今後とも宜しくお願い申し上げます。