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新潮文庫『金色夜叉』の伏せ字
新潮文庫の『金色夜叉』に差別語の伏せ字がありますが、どうして数ある蔑称のなかで「穢多」という言葉は特別に扱われているのでしょうか。 (岩波文庫なんかでは、侮蔑の文脈で使われてもそのまんまみたいですが)
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差別語対策として、2つの流れがあります。 (1) 具体的な差別語について、過去に使用されていたという事実を見据えた上で、今後の差別をなくしていこうとするもの。 (2) 具体的な差別語について、一切の記録を抹消し、過去に使用されていたという事実もすべて覆い隠して将来に伝えないことによって、差別を根絶しようとするもの。 どちらを採るかによって、実際の出版物などが異なるのだと思います。 私は (1) を支持します。差別の根源は「言葉狩り」によってはなくならないからです。
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なるほど、どうもありがとうございました。