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巨匠とマルガリータ
ミハイル・ブルガーコフの「巨匠とマルガリータ」と言う本を読んでみたいんですが、16歳後半の自分には難しいでしょうか? 読んだことある方、感想を教えてください。 買うか買わないかで悩んでます。
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努力は必要でしょうが、読んで読めないことはないでしょう。 私は昨年図書館で借りて読みました。海外ものは普段から読み慣れていますが、それでも結構歯ごたえを感じました。でも10代なら10代なりの読み方が出来るでしょうし、万一今回は挫折したとしても、10年後20年後に読み返してみれば良いのでは。 私は高校生のときジョイスのユリシーズに挑戦しましたが挫折。 その15年後に再挑戦し、その時はしっかり読破出来ました。 その代り、17の時は読めたトルストイ「戦争と平和」が、10年後には読み切れませんでしたし。 本との出会いは何度もあるようでいて、実は一期一会の場合も多いです。読みたいと思ったら期を逃さず挑戦してみましょう。最初図書館で借りてちょっと読んでみて、大丈夫そうだったら購入するという手もありますよ。 ↑ 海外文学はハードカバーが多いし高いので、時々やってます(笑)。
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- axion_v
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NO2です、感想を書き漏れたので追記します。 難解さが強調されてきた本ではありますが、決して玄人好みの難解さを楽しむような本ではありません。確かに独特の文体ですし、時系列の複雑さも感じますし、宗教的な部分で違和感を感じるかもしれませんが、一旦この世界に入ったら最後まで浸りっぱなしになります。特に終盤、これは最高でした。
お礼
1度み出したら止まれないような、その世界に入って行く本はとても好きですし、読みごたえがあります。 とても面白そうな本ですね。
- mat983
- ベストアンサー率39% (10265/25670)
下記の文章を読んだら、16歳どころか大人でもかなり大変です。 ついていけないと思います。 http://www.age.ne.jp/x/kanya/mstr-yakusha.html 「巨匠とマルガリータ」の訳者からひとこと 再建されて間もない救世主キリスト教会の金色に輝く巨大な丸屋根を眺めていると、ヴォランドとコローヴィエフの交わすこの会話が頭の中を何度もよぎっていく。この教会は1931年に宗教を否定するスターリンの命令で爆破され、その後には久しく温水プールがあった。『巨匠とマルガリータ』の中でイワン・ベズドームヌイがヴォランドを追ってモスクワ川で水浴するシーンを覚えているだろうか? 彼がモスクワ川に飛び込んだのはちょうどこの教会の跡地の前という説がある。「追跡」の軌跡からはほんのちょっと外れているかに見えるが、紙の聖像画と蝋燭を持った彼の水浴は、キリスト教の洗礼を想起させるもので、宗教的な匂いがすることは間違いない(身を清めて悪魔払いするつもりがタールまみれになるのだが)。こうした視点から救世主キリスト教会の荘厳な姿を見ていると、まるで現代にブルガーコフの遺言が実現されていくような奇妙な感覚にとらえられる。 ヴォランド一味が滞在したサドーヴァヤ通りの50号室は、現実のブルガーコフの住まいがモデルになっている。訪れるファンが絶えないため自然発生的にブルガーコフ博物館になってしまったというからその人気は計り知れない。建物の構造としては日本の団地を思い浮かべてもらえばいいかもしれない。ひとつの建物に何箇所か階段があってその階段を上がっていくと左右に部屋のドアがひとつまたひとつとあるあの感じだ。ただし階段の入り口にはそれぞれドアがある。壁の落書きはその6番玄関のドアの外側から始まって50号室に至るまでびっしりと続く。お世辞にもきれいとは言えないが、色とりどりのペンキで描かれた言葉(ヴォランドの出現を望む声が多い)やヴォランドやイエスの大きな絵が印象的でまさに噂どおりだ。ただ階段の踊り場には足で蹴破って中庭に飛び出せる高さに窓はなく、階段の折れ曲がりの間に空間はまるでないので下まで見通せないから、キエフのおじさんの持ち物が下まで落下していきそうにはない。 50号室の内部には入って左手に書き物机がひとつ置かれた部屋、右手には黒い模造紙で作ったベゲモートやコローヴィエフが影絵のように壁に伸び、作家の写真が数枚貼られた部屋があった。奥の部屋は小説の場面を描いた数人の画家の展示室になっていた。 ブルガーコフとエレーナ夫人が眠るお墓があるのはノヴォジェーヴィチイ修道院だ。ここには政治家を始め作家や俳優や作曲家など数多くの著名人のお墓がある。その広大な墓地の第2区画の21列目にある小ぶりながら風変わりな墓石がそれだ。この墓石には曰くがあって、同じ区画の9列手前に彼の同郷で大好きな作家ゴーゴリの墓があるのだが、それが建替えられることになり、前の墓石をたまたま居合わせたエレーナ夫人が譲り受けたというのだ。その名もなんと「ゴルゴダ」というのだそうだ。不遇の晩年を送った作家がこんな一流の墓地に埋葬されたわけは知らないが、やはり「作家と権力」の微妙な関係がなせるわざなのだろうか。 ブルガーコフが青少年期を過したキエフのアンドレイ坂の家もまた博物館となり、サンクトペテルブルグで彼が滞在したアストリア・ホテルのエレベーター脇の壁の金のプレートには著名な滞在客の名前の中に彼の名も加えられ、現在まで追った丹念な家系図が出版されている。『巨匠とマルガリータ』はバレエ、映画、演劇化され、漫画本もあるし、全編の朗読がCDやカセットで発売されている。ローリングストーンズが作品に触発されて曲を作り、小説の一説が商業的なコピーになったりと、遅まきながらロシア古典文学として、世界文学として当然の市民権を獲得し、定着したようだ。と同時にペレストロイカ後の爆発的な出版事情により、現代文学として今また新たに読まれ始めているとも言えるだろう。 法木 綾子(群像社刊『巨匠とマルガリータ』訳者)
お礼
早速回答ありがとうございます。 このレベルならなんとか読めそうです。 普段読んでいる本より今度はちょっと難し目の本を読んでみたいと思っていました。 無理すぎるのかもしれませんね・・・
お礼
回答ありがとうございます。がんばったら読めるんですね。 確かに一期一会ってのは分かります。 図書館で1度借りてみることにします。 たまには有名な大人らしい本に挑戦するのもいいことかもしれませんね。 楽しみです。