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フグ毒について

ヒトはフグ毒に当たるととんでもないことになりますが、 海にいるカモメはどうなのでしょうか? 先日、波止場で釣り人が捨てたらしき小さなフグを カモメ(巣立ちしたばかり?)が食べようとしてました。 フグ毒のことがあるのでそれを見かけたとき、ヒトと同じ ようなことが思い浮かび、食べるのをやめさせようと追っ払いました。 しかし、後でよく考えてみると、鳥はヒトではないので、 毒に対しての耐性があるのであれば悪いことをしたような気がします。 実際のとこ、どうなのでしょうか。よろしくお願いします。

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回答No.2

フグ毒の成分はテトロドトキシンといいます。 テトロドトキシンは生まれながらにフグ自身に備わった毒ではありません。 フグの体内に寄生している細菌が、この毒を生産します。 フグは成長の過程で、テトロドトキシンが生物濃縮され、体内に蓄積されると考えられます。 フグにはテトロドトキシンに対する耐性があるので中毒しません。 カモメもテトロドトキシンに中毒します。 カモメがテトロドトキシンを体内に生態濃縮したフグを食べれば中毒死します。 ただし、多くの小さな(若い)フグは、テトロドトキシンをまだ生態濃縮していない場合があり、その場合は、もちろんカモメも人も中毒しません。 カモメ君がその事を「知っていたのか」「知らなかった」のかは、カモメ君に聞かないとわかりません。

kijinyan
質問者

お礼

とても興味深いお答えをありがとうございます。 フグ毒は細菌が関与しているなんて驚きです。 また、小さなフグには中毒を起こさない場合があるというのも。 カモメくんはまだ自分でエサが獲れないのか、釣り人たちの後を ちょこちょこ付いて歩いてました。 おこぼれがもらえることがわかってるみたいです。 ありがとうございました。

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  • tomajuu
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回答No.3

以前、「トコロさんの目が点!」でみたんですが、卵から完全に人間に管理され、人工飼料で養殖されたフグは 毒を持たないと。 トコロさんの有能な助手の矢野さんが、身をもって、その肝を食しました。 つまり、フグの毒(テトラドトキシン)は、外部から取り込まれ、体内に蓄積されるということでした。 その食性から、毒を含んだ貝を食べる事によって、フグ君も毒武装するということです。 カモメが食べようとしたのが、小さなフグなら、蓄積された毒もチイさそうですが、なんといっても青酸カリの500倍です。 たぶんダメでしょう。 それが 巣立ったばかりの幼鳥では・・・。 なので、質問者さんの行為は、トリの為には良かったのでは。 ただ、ナゼ追っ払われるか分からないトリさんは・・・。 http://research.kahaku.go.jp/zoology/uodas/fish_in_focus/toxin/

kijinyan
質問者

お礼

青酸カリの500倍?!ですか。 じゃあ、小さくてもかなり危険ですよね。 追っ払われて、???なカモメくんだとは思いますが、 ちょっぴりいいことをした(ということにしておきます。) リンクをありがとうございます。 皮を食べることさえ危ないフグもいるのですね。 勉強になりました。ありがとうございました。

noname#194289
noname#194289
回答No.1

今は絶版になりましたが講談社から出版された「ふぐはなぜ毒で死なないか」吉葉繁夫(?)という本があります。それに魚でも注射されると死んでしまうと書いてあったように記憶しています。その本が手元にないので確認できませんが魚にも影響があるのだったらトリでも中毒する可能性があると思います。不正確な答えで申し訳ありません。

kijinyan
質問者

お礼

中毒になるのはヒトだけではないのですね。 私はそれを知らなかったのでとても意外な事実でした。 参考になりました。ありがとうございました。