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「知能」の遺伝

勉強しなくてもテストをやらせると点が取れる人とか、逆に勉強はしているのに成果が出ない人とかいますよね。学習要領の良し悪しをのぞいて、何が原因かを考えると、そもそも親の学歴が違うことが多いです。 そこで私なりに「知能」の遺伝について調べてみると、殆どの学者さんが否定的な立場だということですが、それでは親が頭のいい人だと子供が頭がいいことが多いのは何故でしょう。学者さんによれば親の教育が違うというのですが、別に親が教育させなくてもできるやつはできますよね。 また、その「学者」さんは、どうして知能が遺伝するということに否定的なのでしょうか。

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noname#37495
noname#37495
回答No.5

はじめまして。 ちょっと気になったので書かせてください。 以前私も知能は遺伝するのかということに疑問を感じ、本やインターネット、新聞の記事をたくさん読みあさっていましたいました。 長くなるので、結論からいいますね。知能は遺伝します。遺伝が高い割合を占めます。 次に学者が否定したがる理由は、早期教育が意味をなさなくなり、反感を買うからということです。 以下詳しくお話します。 まず知能の定義から書きます。 たくさんあるので代表的なものを簡単に説明します。 ・目的達成のため適応し、自己批判する能力 ・抽象的思考をする能力 ・各個人が目的に行動し合理的に思考し、能率的に自分の環境を処理できる総合的な能力 これより、知能は新しいことを学習するときの理解速度に関連します。 次にどのくらい遺伝するのかをお話します。 成人に近づくにつれて遺伝の割合が高くなります。学者によって違いますが、だいたい子供で5割、成人で7割くらいとされているそうです。 なぜ大人のほうが遺伝の影響を受けるのかについて  これは、子供と比べて周囲に影響されず、自らの行動を遺伝的特性に基づいて決定するから、だそうです。 知能=学業成績か? NOです。知能が高いと学習速度が速いので効率はよくなりますが、知能が高い割に怠惰な生徒は成績が悪いです。(アンダ-アチーバーといいます。)逆に知能が低くても頑張って優秀な学業成績をおさめる生徒もいます。(オーバーアチーバー)知能偏差値と学業成績の偏差値が10の開きがあるとそう呼ばれるそうです。こういう生徒が実際に存在するので、成績に関してはある程度努力で追い抜くことは可能だそうです。 学者が否定したがる件については、述べました。また、遺伝の研究方法のほとんどが任意の一卵性の双子ちゃんを選んで別々の環境で育て、知能テストで測定するというものなので信憑性がそんなに高くないのも理由のひとつでは?とも思います。 Wikipediaにも知能指数の「決定要因」のところに遺伝について書いてありましたので載せます。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9F%A5%E8%83%BD%E6%8C%87%E6%95%B0 自分なりにできるだけ分かりやすくまとめてみました。参考になれば幸いです。

takeches
質問者

お礼

丁寧な解説ありがとうございます。 学者が否定したがる理由は確かにこういった理由からかも知れません。それと、私の聞きたかった、知能に有利な「性質」が遺伝するかということについても理解することができました。

その他の回答 (6)

回答No.7

知能の差は遺伝と環境、両方の要因によると思います。 割合はわかりませんが。 ヒトだけで見ると差は小さいかもしれませんが、チンパンジーとヒトは遺伝子による知能差があるのは明らかです。ヒト同士の差の話にそのままこの考えを応用するのはちょっと問題かもしれませんが、遺伝子が知能に関係している可能性は高いと思いますよ。 発生~成長期にかけて脳が発達する時期に、外部からいろんな刺激をうけ、その刺激により脳神経の発達に影響がでますから、知能に環境的な要因もからんでいるということも十分に考えられます。 学者は基本的にちゃんと数字で根拠を示さないとなかなか信じませんし、数字をだしても信じてくれないこともあります。知能は数値化するのが難しいですし、たとえ数値化しても厳密な実験ができていないというのも、なかなか肯定しない理由のひとつではないでしょうか。 また、「知能には遺伝も影響するが、無視できるほど小さい」という考えでそう言っている可能性もあると思います。 みんなで肯定してしまうのもそれはそれで問題ですから、こういう一般的考えにそまらないへそ曲がり学者さんも必要なんですよ。

takeches
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 「へそ曲がり学者さんも必要」とはなかなかユニークな考え方です。でも学者は根拠を示さないといけませんから、みんなで肯定するわけにはいかないんでしょうね。

  • PC-GATE
  • ベストアンサー率38% (552/1446)
回答No.6

今日は。 要領がいいとか行動様式は、環境によって「学習」されると1で書きました。 まさにその通りなんですが、「資質」(記憶力や集中力)は遺伝と無関係とは言えないでしょう。 やはり個体差は存在するし、それは遺伝の影響を受けているでしょう。 しかし、いくら資質が優れていても努力が無ければ知識は身に付きません。 「天才は、1%の資質と99%の努力…」はエジソンの名言として有名ですが、「1%しか資質は関係無いのか?」はおいて置いてw、大半が「努力」による物なのは間違い無いと私は思います。 資質に優れていれば努力は少なくて済むかも知れませんが、努力するかどうかは前述した「環境」の影響が大きいでしょう。 つまり、「努力を努力と感じない」くらい当たり前の事として勉強出来るのは、親の姿勢を見ているからだと思うからです。 ただ、「本人次第」が一番大きいんじゃないでしょうか? 「ぐうたらな親」を見ていても、反面教師にして頑張れる人もいますから…

takeches
質問者

お礼

再び書き込んでいただきありがとうございます。 回答者さんの言うとおり、「本人次第」が大きいですよね。 「ぐうたらな親」を反面教師にして頑張る人もいれば、立派な親でもぐうたらな子供もいますからね。

  • SortaNerd
  • ベストアンサー率43% (1185/2748)
回答No.4

知能というのは生まれた後に勉強して身につけたものですから遺伝はしません。遺伝子が生まれてから死ぬまで変わらないことから明らかです。 しかし、遺伝するような性質の中にも例えば「本を読むのがすき」とか「好奇心が強い」などの勉強に有利な性質があるでしょう。このような性質を持って生まれた子供は自然に勉強をし、頭がよくなるでしょう。 このようなことが「知能」の遺伝の正体だと思います。

takeches
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 私の書き方が悪かったのですが、「知能」が遺伝するというより、知能に有利な「性質」が遺伝するかということを聞きたかったのですが、回答者さんの回答を見て納得しました。

noname#41634
noname#41634
回答No.3

私も知能は遺伝しないと思いますね。 親が仕事から帰るとTVのナイターを観ながらビールを飲みジャイアンツの悪口ばっかり言っている家の子供が「勉強するとも思えない」のです。ちょっと例が悪いかなとは思いますが。  大工さんの仕事を見ていると、ただの角材に墨を入れ、溝を切り…現場に持っていって番号通りに組み立てると、見事上棟式が出来るまでに組みあがってしまいます。これを観ていた子供はやはり大工にあこがれると思います。  また別に家でも机に向かい調べ物・研究などしている父の背中を見た子供は自然に机に向かうと思います。  強制されると反発しますが「子供の目にかっこよく写るのは黙ってやってる父親の背中です」 勉強が出来るだけを取り上げて素晴らしいことのように論議されていますが、頭がいいのは学問だけに限らないでください。  学者って以外に常識の無い人…多いですよ。

takeches
質問者

補足

学者が常識知らずというのは身内にいるので良く知っていますが、生活面だけを見ていても、とても「頭のいい」人ではないですからね。 ただ、これを読んでいてまた疑問に思ったことがあるのですが、たまに画家の子は画家っていうことがありますよね。でも、当人が絵が下手くそだと、画家になりたいと憧れてもなれませんよね。そこで、才能の素質も遺伝ってするのでしょうか。

  • PC-GATE
  • ベストアンサー率38% (552/1446)
回答No.2

ここに書いていて、面白いFAQを見つけました。 http://okwave.jp/qa3258113.html ここを見ると、かなり細かく書かれています。

  • PC-GATE
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回答No.1

今晩は。 確かに、学術上は病気や身体的特徴等の遺伝以外は否定的です。 諺に「子は親の鏡」と言うものがありますが、生まれて初めて見る「親」の影響が一番多いのです。 知識は遺伝しません。 しかし、親の考え方や行動様式は知らず知らずの内に学習していきます。 だから、親が頭がいい(要領がいい)のは似るのです。 つまり、「環境」が影響するのであって「遺伝」ではないと言う事です。

takeches
質問者

お礼

早急な回答ありがとうございます。 やっぱり「親」の影響ってのは大きいんでしょうね。頭がいいのも、要領がいいと考えると「環境」が影響していると考えられますね。