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参議院選挙・考察

先月行われた参議院選挙で自民党が大敗した理由がよくわかりません。 専門的な方の意見でも、自分なりに考えたことでもいいので 教えてください。政治には余り詳しくないんで・・・・

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回答No.7

皆さんの意見の同感ですが、私の視点すなわち「前回の衆院選では自民党大勝、3分の2以上の議席獲得」と照らし合わせた、今回の選挙についての私の意見は以下の通りです。 1.年金問題を甘く見た誤算。 阿部首相は「美しい国」をキャッチフレーズに憲法問題、教育問題、拉致問題を実質的な重点政策に掲げました。これは大正解で、民主党も対立軸を打ち出すことに失敗しています。国民も支持していると思います(厳密には結果を様子見でしょう) しかし年金問題はどうでも良いと思っていて、民主党の長妻議員の指摘を無視していた感度不足は否めません。江角マキコを発端に年金未納問題が荒れ狂った政治状況を忘れてしまった判断ミスとしか言いようがないです。年金問題を憲法問題、教育問題、拉致問題と並べた重点課題にしていれば、参院選の敗北は無かったでしょう。 2閣僚人事を甘く見た誤算 阿部首相の責任というより官房長官、秘書官の責任でしょうが、大敗の原因の1つでしょう。赤城農林大臣はかなり有能な評価があるようです。しかし世論の見方は別な場合があります。 小泉首相は田中外相を切り捨てましたが、こういう感覚が、安部首相にあれば・・・。 3構造改革の方向を見誤った誤算。 私は政府税制査会長を石井さんから本間さんに、あっというまに反対する余地なく変えた力量を高く評価しています。これで財務省の言いなりの増税路線は消えました。 社会保険庁の民営化も、とても良い政策ですが、どういうわけか、世論・マスコミは無視のようです。小沢民主党党首の言うように、年金の徴収は税務署が行うというような政策の方がインパクトがあったというべきでしょう。 高級官僚と抵抗勢力が「これだけはやめてくれ。政治生命かけても絶対阻止する。」というテーマの発掘に失敗したのが、根本原因でしょう。 3.組織票依存の誤算 農業政策(農協等の票)、医療政策(医師会等の票)、公共投資政策(ゼネコン等の票)、郵便事業政策(特定郵便局長等票)など行き詰まっている前提で組織票は期待できないことは分かり切ったことでしょう。 特定の組織を救済したり、利権や所得を維持するにはそれなりの財源確保が前提でしょう。財政赤字がここまで膨らめば、もうこういう方法は不可能なことは明らかです。 阿部首相の作戦としては 1民主党の主張は丸のみする。(安部内閣の主張・意見は官僚の作文の棒読みでしょう。ならば民主党の政策を丸のみしても同じでしょう。自民党は政権が確保できれば、何がどうでもよいですから、与党として文句はないはずです) 2年金分野、公共投資分野、経済成長分野であらたな政策を樹立する。簡単にいえば「官僚が一番やってほしくないこと」「関連業界が一番やってほしくないこと」を政策の目玉に掲げる。 3民主党の失態、内部対立を待ち、火に油を注ぐ行動を速やかにとること。 メール問題、忘れかかっていますが、民主党の失態、内部対立は大ありでしょう。 こうすれば、次の衆院選挙は勝てると私は思います

akina83
質問者

お礼

みんな同じようなことを思ってたんですね。 これで自民党の大敗の理由がよくわかりました。 教えてくれたみなさんありがとうございました。

その他の回答 (6)

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回答No.6

皆が言っているように 1.自民が ばら撒き行政をやらなくなった(赤字国債を減らしにいった) 2.マスコミのネガティブキャンペーン&大臣の不祥事 3.年金問題などの行政への不信感 が三大問題でしょう。 独裁色や金への執着心では 小沢がTopである事は間違いが無く、 自民時代(総理を影で操る)や自由党時代(独裁で党を潰す)などの経歴を言う以前に 不祥事や談合の塊の政治家ですね。 これらの条件の比較論なら 民主に票を入れるワケが無く、 ・税金の地方へのバラまき(ワイロ攻勢)の公言 ・(小沢の金問題を隠蔽し)他人への非難中傷/揚げ足取り ・民主の組織基盤の社保庁労組のサボタージュ戦略による『年金の問題化』 ・大きな政府(高福祉)を主張しておきながら、財源(所得税の10~30%化)の隠蔽 が成功したと見るべきでしょうね。

回答No.5

表面的な理由は他の回答者様の指摘の通りですが、 統一地方選の結果も併せて分析すると、 自民党政権の集票力が落ちたことが根本にあります。 昔の自民党なら、 組織票(雨が降ろうが槍が降ろうが投票に行く人たち)をがっちり持っていて、 その上に選挙となれば手足となって働く県会議員や市町村議員が大勢いて、 今1人区になっている地方都市では必ずと言っていいぐらい勝てました。 組織票については、金の切れ目が縁の切れ目と言いましょうか、公共工事の削減で 選挙を応援してもあまり見返りがないということで自民党を離れていきました。 それから、市町村合併の影響で議員の人数が削減されたため、 自民党の国会議員のために働く市町村議員が減りました。 このように選挙を戦うための足腰が弱くなっていたため、 ちょっと逆風が吹いただけで大敗したわけです。

  • komimasaH
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回答No.4

・しょっぱなで、継承している小泉改革の手法のひとつである  タウンミーティングで質問者が金と質問原稿をもらって質問していた  というどうしようもない実態があからさまになった。 ・奥さんに年収1千万もするスタイリストをつけ、奥さんの衣服なども  国費でまかなっているという公私混同の姿勢がだんだん暴露された。 ・国会答弁でキレル。精神の不安定さ。 ・年金問題で、民社党の長妻議員は予備的調査をするように提案し、  5000万件の不明な年金データが出てきたのが、2月27日。  これを首相、厚労省、村瀬長官は、当初、若者の分だとか、  死んだ人のだとか、でまかせのことを言っていたが、数ヶ月に  わたり、野党とマスコミに追求されてきた結果、だんだんと  そんなことではないと、分かってきた。 ・船員組合の年金だとか、遺族年金まで、同じような帰属不明の  データが次から次へとでてきた。 ・年金の照合は、来年の5月までに全て終えると首相は声高に  言っているが、第三者委員会と称するものが数週間で処理した  件数はたったの数十件。コンピュータプログラム自体をつくるのに  今年いっぱいはかかると厚労省の事務次官(官僚出身者)が   NHKテレビの討論会でばらしてしまう。 ・碌な審議もせず、17件にもわたる強行採決など、強圧的な姿勢 ・憲法の改正案は出してきたが、具体的な方策については、その都度  決めるというような、いい加減な憲法草案。 ・自殺者を含む閣僚4人の不祥事発覚。事務所経費で疑惑を  もたれている閣僚はまだ他にもいるとあからさまに。 ・いくら不祥事が出てきても、スパッとやめさせない優柔不断さ ・野党を誹謗中傷するようなポスターを電通に頼んで作らせたり、  党内からも批判がでて、内容を変えたりとのドタバタがあった。 ・官房長官の人選がとくにひどく、第三者のような態度の対応を  する人間を選んでしまった。平沢議員が言い出し、選挙後  舛添議員も言っていた、学芸会内閣。 ・まだ選挙期間中に、首相は選挙で負けても辞めないという  首相と幹事長。 こんなんでは、自民党支持者でも入れたくなくなりますよ。 ちなみに、私は自民党支持ですが、選挙は積極的に棄権しました。

回答No.3

大きな理由は二つです。 年金問題と大臣のスキャンダル 後者についてはおそらく安部支持者が幻滅したと言うのが本音でしょう。 安部さんは小泉さんの後継者として、彼の改革路線を継承するものとして国民の支持を集めました。 改革路線を継承すると言うことは古い自民党体質を壊していくと言うことです。しかし、明らかに致命的なスキャンダルが露見しても大臣をかばうといった行為は、政治家同士の馴れ合いにしか過ぎません。しかも、大臣を罷免しない説明責任も果たさず政治的透明性も欠けていました。これは改革どころか古い自民党体質そのままです。 国民は改革を望んで阿部さんを支持したにもかかわらず、かえって改革から逆行する安部さんの姿勢には幻滅せざるを得ないでしょうね。 総括すれば安部さんの政治手法はきわめて幼稚と言えます。 スマートさと言うか賢さと言うものがあまり感じられません。

  • mat983
  • ベストアンサー率39% (10265/25670)
回答No.2

安倍政権に国民がうんざりしたのが原因です。 おおまかには下記の通りです。 (1)基本政策として発表した「美しい国づくり」とは何かがまるで不明。 (2)憲法改正に相当積極的なタカ派である。 (3)大臣の不祥事 お友達内閣と言われるように、仲が良く、また、安倍総理を誕生させることに頑張った人を重用した。 また、現職閣僚の松岡大臣をかばい、結果自殺させてしまった。 柳沢厚生労働大臣、久間防衛大臣の不適切発言に対応しない。赤城農水相を最後までかばい続けた・・・これら全て任命責任者の安倍総理に責任がある。 (4)消えた年金問題で、社会保険庁のずさんさを放置した結果、国民年金記録5000万件がどこにいったか分からなくなった。 民主党の追及に「不安をあおらないで欲しい」と答弁し、事の重大さに理解できかった。 ようやく気づき、対処しようとしたが、選挙に向けたものでしかなかった。 (5)選挙戦直前にテレビ番組に出た際、「消費税を私は上げないと言ったことはない。秋から検討をしたい」と、とんでもない発言。 通常は消費税のような国民生活に直結する大問題は、マニュフェスト で先に発表してから選挙に臨むのですが、それをせず、だまし討ちのように選挙後にまとめてしまおうという考えを発言してしまった。 (6)格差社会が若者の間、及び地方で起こり、地方の経済は相当疲弊していたため、自民党に票がいかなかった

akina83
質問者

お礼

わかりやすい説明ありがとうございます。

  • siil
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回答No.1

マスコミのネガティブキャンペーンが大成功したから と私は考えてます 閣僚の失言や不祥事が大きく取り沙汰されましたが、『しょうがない』『生む機械』等の失言は全文通して読めばそれほど問題の無い発言でした、マスコミに利用され易い発言は時期的に慎むべきだったと思いますが。 不祥事についても農水大臣2人の金の問題が叩かれましたが、 民主小沢代表の20億円以上の不透明な金についてはマスコミは見事にスルー 年金問題で自民党を叩いてましたが、社保庁は自治労という労働組合が在るのですが、自治労は民主党の支持母体です つまり社保庁の監督責任は本来民主党にあるわけです、それに支持母体ですから、反感を買う事は許されません 社保庁の解体は絶対出来ませんし、罰することすらできません、社保庁を改善する事は民主党には不可能だったのです 事実自民党が社保庁を解体すると言った時民主党は猛烈に反対しました マスコミが総力を挙げ自民を叩き、全力で民主の負の部分を無視した 結果、国民は見事にマスコミの望む方向へ歩んだ、それがこの参院選だと思います 安倍自民がアホすぎて付入る隙が在りすぎた感も在りますけどねw

akina83
質問者

お礼

そうでしたか。マスコミやメディアの影響もかなりあったという ことですね。

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