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東京都の「進学指導重点校」って?
東京都立高校で、いつの間にか「進学指導重点校」というものが7校出来ていましたね。 実は、私はその内の1つのOBなのです。私が通っていた頃はなかったのに、そのような指定を受けていたとは・・・ 現在通っている方、進学指導重点校になって何か変わりましたでしょうか?授業が厳しくなったとか、「有名大学を目指そう!」みたいな話が頻繁に出るようになったとか。 今行っている方は、「指定される前」のことは知らないかもしれません。ですので単純に比較するのは難しいかもしれませんが、何かご存知の方は教えて下さい。あるいは、指定前から勤めている教職員の方でも結構です。
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一言で言えば、学校が「放任教育」から脱却したということです。 都立進学校は自由な校風が多いですが、自由というよりは「放任」の面が強く、大学受験に関しても、たとえ志望大学に落ちても「都立は自由だからしょうがない」といった感じだった。 その結果、何が起きたか。将来4年制大学に進学したい生徒が、私立に流れるようになった。中学受験も盛んになり、受験の低年齢化が進む。家計が苦しい家でも、「都立は大学受験に何もしてくれないから…」と私立に進ませる家が増えた。結果として、私立に進学させられないけれど、いわゆる難関大学への進学を希望する生徒を野放しにしてしまった。 そこで、上位大学への進学を希望する生徒が集まる上位校を「進学指導重点校」として指定して、大学受験へのサポート体制の充実を図ります。 では、具体的に何が変わったのか?主なものは以下のとおりです。 ・入試で、自校作成問題(=各高校による独自の入試問題)が実施された。 ・教員公募制がしかれ、選抜試験に合格した教師しか入ってこなくなった。 ・受験対策に向けた講習や補習が多く開かれるようになった ・そのほか、大学による出張講義など、進路に関するサポート体制が充実した。 以上が共通するものです。ただし、「指定される前」と「指定された後」をまとめて比較することはできません。何故なら、学校によって取り組みは多種多彩、力の入れようも全然違うからです。日比谷や西、国立などの自由な校風は今でもまったく変わりませんし、部活動や行事はどうなのか心配している人もいるようですが、学区撤廃で学校間の生徒獲得競争が激しいので、むしろより力を入れて盛んになった学校も多いぐらいです。 なお、下記の例に挙がっている新宿高校は進学指導重点校ではありません。 通っている人の感想はかなり聞いていますが、以前と比べて都立進学校の評判は格段に良くなりましたね。 大学受験をするには、以前だと予備校に依存しなければいけない状態でしたから、それが改善されたのは大きいでしょう。 しばしば勘違いしている人がいるようですが、授業が予備校化したわけではありません。しかしながら、授業改善のためのアンケートや研修が多数実施されたり、小テストなどで知識の定着を図ったり、これも学校により取り組みは大きく違うので一概には言えませんが、授業の質は格段に良くなり、熱心になったなあとは感じます。 ちなみに、結果として、進学指導重点校の人気はうなぎのぼりです。
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No.1です。 誤った情報を書いてしまって申し訳ありません。
補足
間違いは誰でもあります。気にしないで下さい。
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自分は進学指導重点校に通っているわけではありませんので回答になるか分かりませんが。 新宿高校は指定前と指定後は大いに変わったようですね。 単位制高校のはずなのに、いつのまにやらそんなものはどこ吹く風。 遅刻すれば放課後居残り勉強、テスト、など、随分厳しい学校になったようです。 授業も、テストテストでまるでどこぞの予備校のようで、部活動などやっていては とてもついてはいけないようです。 逆に以前はトップ校だったのに進学指導重点校に指定されず、落ちていった学校もあります。 公立学校が私立学校に負けないコトを目標にしているようなので、トップ校はともかく 新宿や青山は中堅校なので、授業や指導はとても厳しくなったようです。
お礼
ありがとうございました。
お礼
ありがとうございました。大変よく分かりました。新宿高は「進学指導特別推進校」ですよね。