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法律=信頼関係?

大学の法学の授業で、法律関係=信頼関係と習いました。 法律は常に信頼関係が成り立っている、と。 しかし、あんまり意味が分かりません。 これは教えてくれた先生個人の意見なんでしょうか? もし分かったら教えていただけませんか? (実例とかあればうれしいです)

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  • ベストアンサー
  • Bokkemon
  • ベストアンサー率52% (403/765)
回答No.1

「法律関係=信頼関係」というときの「法律関係」というのは、権利と義務の関係ということで、様々な法律で律される全ての関係(公権力と私人の関係など)を指しているのではないと思います。 yoko18さんが友人の持っているものを譲って欲しいと申し込んで、友人がyoko18さんに承諾したとします。この時点で、友人はその物をyoko18さんに引き渡す義務を負い、yoko18さんはそれを受けとる権利を得ます。その逆に、yoko18さんは友人に代金を支払う義務を負うことになり、友人は代金を受領する権利を負います(民法第555条)。 このように申し込まれたとおりの商品を引き渡すことや代金を支払うことは、法律の条文を示さなくても当たり前のことですが、これが紛争になったとき(例えば、友人がお金を受け取っておきながら物を引き渡さない場合など)には法律の助けが必要になります。 法律上の関係であっても、法律の助けを借りることなく当たり前のように成り立っていることが「信頼関係」です。世の中の殆どの取引は、法律や契約といった規範に頼らずに、大きなトラブルも無く完結しているものです。単に売買の場合だけではなく、委任、代理、贈与、保証、請負、雇用など、あらゆる場面で「信頼関係」によって多くの「法律関係」は平穏に完結しています。 このことを指して「法律関係=信頼関係」と言われているものと思います。 これと似た言葉で「事実関係」という言葉がありますが、これは事実の相関を指す言葉で、「法律関係」を具体的に見たときの事実を指すこともあれば、法律上の権利義務とは無関係な事実を指すこともあります。特に、後者の場合は「事情」と言ったりします。

yoko18
質問者

お礼

分かりやすく教えていただき、ありがとうございました!! 確かに先生も、義務と権利の関係のこと、話していました。 やっぱり法律はややこしいですね(>_<) まだまだ初歩的なところなんでしょうけど(^^;

その他の回答 (1)

回答No.2

「信頼関係が常に成り立っている」という意味は、私にも 正確には分かりかねるところですが、信頼関係が前提で法律が 出来上がっているということではないでしょうか? 例えば、詐欺にあうのも、相手を信じたからであり、その信頼を 生じさせたことに対する損害が発生したのが詐欺なわけです。 最初から信じていなければ「詐欺」にあうこともないでしょうし、 契約も何もないわけです。 いわゆる「法律」のお世話になることもないのですね。 相手を信じた人が、信じたことで損害を生じせしめられた時に、 お世話になるのが、法律であるというふうに考えれば、 何となく分かりますよね。 そもそも、法律を信じない人は、その法律によって 救われることはないでしょうしね。 ドイツ民法には「契約締結上の過失」という法律がありますし、 日本国民法にも、まず最初に、第1条(2)で信義則を謳っています。 その辺が参考になりますかね・・・。

yoko18
質問者

お礼

回答ありがとうございました!! そうですよね、詐欺だって信用からうまれてくるものですよね。 そう考えたら信頼関係=法律関係っていうの、少し分かった きがします。

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