- ベストアンサー
Brを除冠せずに根治すると・・・・
いつもお世話になっております。 45678ブリッジ(468支台歯)で、症状は6番に限定されている歯牙(4番失活、8番生活歯)で、6番の咬合面のメタルのみを削除しアクセスして根治・根充(ガッタパーチャ・アクセサリーポイント・シーラー)した場合に、髄室相当部をDCコア等のレジンを接着させた後にインレーを接着性レジンセメントで接着させるという治療法は、ブリッジを除去して新製、接着性レジンセメントで接着させる治療法と、6番の予後として差が出るものなのでしょうか? ちなみに4番と8番には異常が無い状態です。
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
基本的に患歯の予後には差はありません。 逆に支台の残存歯質が少なく薬剤の漏れなどが懸念される場合であれば、隔壁として利用する場合も多いですし、他の支台歯の移動や汚染、咬合の変化を考えれば悪い方法ではないと思います。 しかしブリッジとして考えた場合、セメント層が多く露出する事は予後を悪くします。接着性セメントでも多少その傾向はあります。 最終的にインレーを施す場合は対合歯との接触点にブリッジ-インレー両者の境界ラインを置かない、或いは通過させない配慮が必要です。 また、咬合面を空ける際には咬合力で冠が沈まないように出来るだけ多量に咬合面部分を残す必要もあります。 咬合面を失った冠は咬合力によっていずれはセメント層が破壊します。 (実際私は後輩の臨床に協力し、咬合面を全て取った為に冠が咬合力で脱離、歯根膜を大きく傷つけてしまい、抜歯した経験があります) それにインレーでは保険の請求は出来ない場合が多いです。 以上から、根治後はブリッジの再製をお勧めします。
その他の回答 (1)
- michael-m
- ベストアンサー率50% (2724/5433)
質問者の方は歯科医師でしょうか。ちょっと専門的なので、歯科医師だとしてお答えしたいと思います。 基本的には仰る通りで良いと思います。ただ、冠を隔壁に使用する場合の除去の算定時期は、除去時にすべきと言う先生と最終的に除去するのだから穴を開けた時点で構わないと言う先生がいます。 また、親知らずのブリッジ支台について、最近国は認めない方向に傾いています。なので、地域によって条件付で認めたり、条件が厳しかったり、殆ど認めなかったりしていると聞き及んでいます。 この点については、地元の社保担当の先生に聞くしかないでしょう。 いずれにせよワンピースキャストブリッジの除去を算定したら、後に冠を除去しても冠除去の算定は出来ません。この場合、ブリッジ除去だけになります。 但し支台の数が多いので、除去時の切断の数で対応する事になります。 (除去と同時に算定します) その他の歯については、除去時の傷の処理や支台の調整などを行なう必要があると思います。特に各支台の辺縁は修正しないと二次齲蝕にかかりやすくなりますから、必ず修正した方が良いでしょう。 修正の量ではなく、新たに作製するブリッジの為の形成なので、当然支台歯形成料は発生します。 歯科保険点数の取り扱いは、未だに地域差が多くあります。 ですから、実際の算定方法や治療方法については地元の先生に直接聞いた方が無駄なく請求できます。
お礼
詳細な回答誠に答有難うございます。 ちなみに私は歯科医師です(まだ新米ではありますが) 仰るとおり地元の先生にも聞いて見たいと思います。 大変勉強になりました。感謝しております。
お礼
回答有難うございます。 除去するメタルの面積にそんな意味があったとは驚きました。 回答を参考にさせていただいて色々考えて、根充が終わった後で次回来院時に除冠、コア形成から印象、TeKにおきかえて、その次のアポイントでコアセット→PZとするのはどうなのでしょうか?(その場合除冠や4番、8番のPZの点数は取れるものなのでしょうか?) 初歩的な質問ですみません。