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都知事と区長の権限の差はなんですか??
それぞれが自分にしかできないことの範囲がわかりません 例1)オリンピックは知事に権限があるようですがオリンピックが 開催される区の区長はなにも権限がないのですか?? 例2)歌舞伎町の正常化なども知事が率先しているみたいですが 新宿区の区長はなにもその範囲には権限がないのですか?? よろしくお願いします。
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私は都民ではないので、都条例などはまったくと言ってよいほど知りませんが、コメントがついていないので、呼び水ということで。 現在は、都知事=県知事、区長=市町村長 というふうに考えてよいはずだと思います。 ただ、都知事とふつうの県知事は歴史的な流れに若干の違いがありますね。 都知事は元々は東京市の市長だったと思います。それが、首都だから別格扱いになり、「都」の発展とともに知事と同格となり、それ以上の権限と権威をもつようになったのだったと記憶しています。(東京都のGNPは、一時カナダを越えていたこともある) 区長は、他の政令指定都市の区長同様に、もともとは公選ではありませんでした。都知事が自分の手足になる人を任命していたんです。東京都の発展とともに公選の声があがって公選になりましたが、かすかな記憶では、区議会もなかったのが、区議が公選になって、じゃ区長も公選にしてほしいという世論が出て、公選になったという順番ではなかったかと思いますが、、、。 まあ、そういう歴史は百科事典あたりを検索して頂くとして、とにかく、東京都はもともと一つの「都市」であって、区長は都知事の手足にすぎなかったので、両社の権限は重複していて都知事は非常に細かいところまで口を出します。また、管轄区域が狭いからそれも可能になります。 歌舞伎町の清浄化などこれに当たるのではないでしょうか。もちろん、区長がやってもいいことですし、本来、区長がやるべきことじゃないかと思いますけど、手が回らないなら都知事がやってもいい(元々は知事だけの権限だったんだから)し、都知事がやったほうが影響力は大きいですね。 対して、オリンピックは、多分、区長の権限ではないと思います。というのは、オリンピック開催権は「都市」に与えられます。国や県はそれをバックアップするという形式ですね。 くどいですが、東京は一つの都市。その都市の中でバランスよくオリンピック施設を展開することになるので、区長の権限を越えているというふうに思った方がいいのではないかと思います。 もちろん実際は、あれこれ、区の立場として「あそこにそんなもん造られては困る」とか「ここに作って欲しい」とか、知事に要望を出しているのでしょうが、権限があって要望しているというようなことじゃないんじゃないかと思います。 区長は、区内のことに目配りして、公園造ったり、小学校を統合したり、道路を造ったり、ふつうの市長さんと同じようなことをやっていますよ。区議会も。ただ、担当区域は、他の市町村長よりもかなり狭いですけどね。
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No.1さんの回答で誤りは無いようです。 >特別区において、区長は東京都23区の長のことをいう。東京都23特別区は市町村と同じように、独立した地方自治体として扱われているので、区長の選出は公職選挙法に基づいた選挙によって選出されることになっている。区長の地位・職務などは、基本的に市長のそれが適用される(地方自治法第283条)。詳細は市町村長#地位と職務を参照。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8C%BA%E9%95%B7