昆虫は節足動物に属し、爬虫類は脊椎動物に属します。動物はその体の構造からいくつかの種類に分けられますが、その中でも両者は根本的に違う部類に入ります。極端な言い方ですが、昆虫を爬虫類の仲間と思うぐらいなら、人間を爬虫類の一種と思ったほうがまだましなぐらいです。
具体的には、爬虫類(や人間)は体の中に硬い骨を持ちますが、昆虫は表皮が硬い板状になっていて、体の中に骨がありません。脚の数も四本と六本、昆虫には基本的に四枚の羽があります。気管呼吸と肺呼吸、血液成分の違いなど、挙げればきりがありません。似ているところを探すほうが難しいぐらいです。蛇も芋虫も細長くて脱皮する、ぐらいでしょうか(これも、偶然似ているだけの話です)。
進化論的には、動物が進化の途中でさまざまな体の構造を獲得していったとき、まったく逆の方向に向かったのが昆虫と爬虫類や人類だと言えます。共通の祖先を探すと、(さまざまな説はありますが)下手をするとカイメンかそれ以前の原始的な動物とも呼べない動物にまで遡らなくてはならないようです。
お礼
自分は情けないです・・・。 独学で生物に関して勉強しているのにこんな初歩な事で、 つまずいているとは・・・。 ほんとうに回答ありがとうございます!