絶対に、メールなり電話なりで、内定辞退を連絡することをお奨めします。
できれば電話のほうがいいです。メールとちがって一方的ではないし、人によっては、メールだと「このやろー、面と向かって話すのが嫌で、逃げやがったな」と感じます。インターネットに慣れていない世代の人であれば、そう思ってもしかたないのです。
業界は狭いし、会社の合併や統合はしょっちゅう発生しているし、いつ、辞退した会社の人事部長と、また一緒に仕事をする羽目になるか分かりません。後に悪い印象を残さぬよう、お断りは届けておくべきです。
私は就職超氷河期と言われた世代に当たるのですが、私を拾ってくれたのは、ただひとり、KDD(今のKDDI)から某社に出向していた人事部長でした。
その後、その人事部長は、私が今つとめている会社にいるある人物と、KDDの同期だったことが判明。一緒に昼飯を食べに行って、昔話で盛り上がったものです。彼は今、KDDIと同じ通信業の某社で人事をしています(私も通信業で働いています)
こういう人脈が、昨今の厳しい世の中では、重要なのです。いざ会社が倒産したり、会社に嫌気を感じて転職希望をしたりする時、人脈は絶対的な強みになります。採用担当者としても、見も知らぬ他人を面接で判断するより、昔から知っていて、良い点も悪い点も分かっている昔の知人を雇いたがるものです。