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CO2ナルコーシスについて教えて下さい。
酸素の濃度を急に上げて、吸入したりすると、CO2ナルコーシスになると聴きました。どうしてもその意味がわからないので、教えて下さい。
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酸素の投与量を増やすとCO2ナルコーシスになるのでは ありません。 慢性呼吸不全の患者が、低酸素、高CO2になる事はご存じ ですよね。 この状態では、貯まったCO2が、脳の呼吸中枢を刺激し続け るため、本人も息苦しさをずっと感じ続ける事になります。 しかしだんだんに、脳もこの刺激に慣れていくようになり、 呼吸促進の役目をCO2が果たせなくなります。 なので、このような状態が続くと、脳は、CO2を目安にするのを やめ、酸素濃度が下がったら「呼吸しなさい」と命じるわけです。 このような状態で、高濃度の酸素を与えたらどうなるでしょう? 脳にしてみれば、「おお、こんなに酸素があるんだから、呼吸は 休んでていいぞ」 となりますよね。 これで呼吸が止まることがあるので、高CO2血症(ナルコーシス) には、高濃度の酸素は禁忌とされているのです。
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- torakun
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回答No.2
No1 さんの回答でよいと思います。 ナルコーシス(naecosis)というのは、麻酔のこと。またnarcoticは 麻薬の意味もあり、CO2ナルコーシスというのは、二酸化炭素により 麻酔がかかった状態というわけです。非常に幸せな気分になるという ことです。長い間呼吸苦に悩まされ続けた慢性呼吸不全の方にとって は、ある意味では幸せな死に方といえるかもしれませんね。
質問者
お礼
ナルコーシスにそのような意味があると始めて知りました。回答ありがとうございます。
お礼
思わず、「なるほど!!!」って叫びそうになりました。とてもよくわかりました!ありがとうございます。