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p-ニトロアニリンからの、パラレッドの合成
パラレッドについての質問です。実験で、p-ニトロアニリンと2-ナフトールからジアゾ化・カップリングで、パラレッドを合成しました。この物質の構造を見ると、ヒドロキシル基はオルト・パラ配向で、パラ位はベンゼン環によって塞がれているのは明らかですが、どうしてヒドロキシル基からみて左右二つのオルト位の内一方だけに窒素が入り込むのかがわかりません。拙い文章ですいません。此方の意図した形で質問の意味が伝わったか不安ですが、理由を知っている方いらっしゃいましたらお教えください。探し方が悪かったのか、本などを探してもなかなか見当たらなかったもので、困ってます。
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noname#36462
回答No.1
芳香族求電子置換反応は、最初の段階、すなわちカルボカチオンが出来る段階が律速ですので、安定なカルボカチオンが出来る方に反応します。 1位にカルボカチオンが出来たときと3位にカルボカチオンが出来たときの共鳴構造式を書いてみてください。いずれも5個の共鳴構造式が書けますが、1位の場合は、隣のベンゼン環構造をそのまま保っている式が2個有り、一方3位の場合は1個だけですね。 この事から、3位のカルボカチオンは不安定化していることになりますので、1位でジアゾカップリングが起きる事になります。
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noname#36462
回答No.2
No1ですが、回答した後重大なミスに気付きました。 >1位にカルボカチオンが出来たときと3位にカルボカチオンが出来たときの これを以下のごとく訂正します: 1位に反応した場合、3位に反応した場合、いずれも水酸基の付け根にカルボカチオンが出来ます。それについてそれぞれ共鳴構造式を書いてみてください。
お礼
ご回答ありがとうございます。 なるほど、共鳴構造を考えるのですね。1位、または3位に反応した場合、それぞれ書いてみます。 早急な回答ありがとうございました。