天皇陛下にも傍迷惑な自民党の憲法草案って、どうよ!
自民党って、また天皇に責任を擦り付けて政治利用ってする気ですか?
それとも、天皇についても満足な憲法が書けないアホなのですか?
自民党って、
下々に対しては義務やら何やら言い立てるのが好きな政党で、
自民党憲法草案 第102条では「全て国民は、この憲法を尊重しなければならない。」なんて条文も草案に入れときながら、現憲法ではしっかり規定されている、天皇の憲法尊重擁護義務がちゃっかり抜け落ちてるし!
自民党憲法草案だと、天皇は憲法を無視して何やってもいいという事になりますが。
■自民党草案 第102条(憲法尊重擁護義務)
1 全て国民は、この憲法を尊重しなければならない。
2 国会議員、国務大臣、裁判官その他の公務員は、この憲法を擁護する義務を負う。
■現在の日本国憲法第99条(憲法尊重擁護義務)
天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。
これって、明治維新の頃からよくやってた、何にも言えない天皇の立場を利用して、「これが天皇の御遺志だ!」と勝手に称して、天皇に責任を擦り付け、天皇を利用してまたぞろおかしなことをする悪巧みの前準備なのですか?
それとも、アメリカに押し付けられたと批判する現憲法でさえ、天皇と憲法との関係についてしっかり規定している天皇の憲法尊重擁護義務ですら、日頃、天皇、天皇とお題目を言ってる割りには、自民党って、天皇と憲法との関係について頭に思い浮かばないほどのバカと言うことなのでしょうか?
しかも、現日本国憲法第99条に「国民」が含まれないのには、憲法学的にしっかりした理由があって
憲法を守るのは「国家」の方で、憲法制定権者たる国民は憲法を作り国家に守らせる側なので、憲法を変える力のある「国民」は憲法第99条には含まれない(国民に憲法の擁護義務はないと)いうのが確かスタンダードな考え方だったわけで、
自民党草案では、この考えが覆されて、国民が、この憲法を尊重しなければならないとなって、逆に、これまで、憲法遵守の義務があった天皇に、憲法遵守の義務がなくなって、自民党草案では、国民が憲法を変える(破る)権利を認めないことになってしまいまいますが。。。
こんなんじゃ、百歩譲って、自民党の言うように、現憲法が古くなったのなら、国民と憲法の関係、天皇憲法の関係についてすら穴だらけの憲法しか書けない自民党よりも、またアメリカさんに憲法を作ってもらった方が、まだ、ましなのが出来そうな気がしますが、どうなのでしょうか?