またまた#2・#5です。
まず、確実に取れるのは、交通事故でのあなたの体に対する損害を慰謝する損害賠償請求です。これはあなたが示談などで失敗しなければ確実に手に入ります。過失相殺があっても、医者へ通うお金は相殺されません。
次に問題になる、この質問の本旨ですが、確かに出されているソロギターリストの件に関しては可能性があります。コンサートを中止した場合、チケット代金の払い戻し、場所の賃借料、発注済みの各種物品に対しては損害が発生し、求償として交通事故の加害者への請求は可能でしょう。損害が出てますからね。それは質問者様が出されている通りです。
今まで無名でアルバイト~《補助的な役割のギターリスト》~という件ですが、この場合、もしもギターリストの指にギターを弾けなくなる位の致命的な怪我を負うとしても、世間に認められていないのであれば、全て仮定の話になり、その事での損害の賠償は難しいかもしれません。この場合、通常生活をも不可能な傷ならば、ギターリストとしての価値とは違った意味での損害賠償になるハズです。たまに、腹痛の代わりで出た人が脚光を浴びるって話が立志伝みたいな物でありますが、そういうのが可能な世界になると、運としか言いようがなくなりますよね。
やはり必要となるのは、どれだけ希有な才能であり、未来を予測してどれだけの価値があるかを試算し、居なくなる事がどれだけ損失なのかを挙証して行かないと難しいです。
>当然の権利ではないかと考えるのですがどうでしょうか?これを一般的な賠償請求と同額とされるのは些か疑問に感じます。
確かに仰っている事は判ります。判るんですが、社会は才能よりも実績を評価します。才能は実績があって始めて試算できる物なので、ブルペンピッチャーみたいに才能があるけど、実績が乏しいと評価できません。評価がなければ、それへの損害を試算できないです。また、実績がなくてもその才能を高く買ってくれている事があり、例えば音楽業界の大きな損失であるという風に言われる人がいるとします。その《音楽業界の大きな損失》というものがどんな価値があり、試算するとどうなのかを明確に示す非常に困難な作業を行う必要があります。でも、試算でき認められれば、損害の賠償は可能です。やはり、その特殊性の証拠を挙げて行くしかないですね。
ところで、これって仮定の話ですか?実話ですか?実話ならば、ここで書かれている事は参照になりますが、何の実質的意味は持ちません。一刻も早く弁護士に相談された方が良いです。時間が経つと助からない権利があります。加害者も法武装をするし、何より被害者の方が泣く事は可哀想です。仮定の話ならば、まぁ回答者個々の意見として参照して下さい。
お礼
回答有難うございます。 少々読み違えられているのでは?と思うところがありますので、多少修正させていただきたいと思います。 >今まで無名で~怪我を負うとしても、世間に認められていないのであれば、『全て仮定の話になり』、その事での損害の賠償は難しいかもしれません。 >また、実績がなくても~例えば音楽業界の大きな損失であるという風に『言われる』人がいるとします。 上記の『』部分ですが、価値があっただろうという話でもなく、事故後に引き抜かれたかも知れないという仮定の話でもありません。 事故前に実際に就業の契約は交わしており、事故さえなければ滞りなくその職に就いていただろうという状況です。 ただ、実際に就職前に交通事故にあったらというだけの話です。