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児ポ法と圧力団体と弾圧
数年前の児童ポルノ禁止法案改正に伴って、絵や図版の単純所持も禁止対象になるという問題が起こった時、各所から大きな反対運動が起きました。 それによると「児童だと思われる絵」もっと言えば「アニメ絵」「マンガ絵」が処罰対象になり、また、司法が恣意的に「これはポルノだ」と認定したら、例え犯罪とは無縁の絵(例えば「ドラえもん」におけるしずかちゃんの入浴シーン等)すらも「児童ポルノ」と認定され、その「単純所持」で以って検挙が可能となる・・・と言われていました。 そしてその裏では、所謂「オタク文化」を感情的に嫌悪するPTAや主婦団体、あるいは宗教団体(統○教●の名前が取りざたされていました)が圧力団体となって「(彼らの言う)キモチ悪いオタク文化とオタクたち」を社会から一掃しようと画策しているという説も流れていました。 そしてその裏には、まずは「道義的に規制しやすい」児童ポルノ(と国が認定した物)規制を足掛かりに、その適用範囲をあらゆる表現物に徐々に広げていき、結果として戦前と同じく表現、情報統制社会にして、自民党の独裁制を確立させてしまおうという小泉政権の野望があるとも・・・。 当時、いっぱしのオタクだった自分は「いつオレは逮捕投獄されるんだろう」「社会はオレのようなオタクの存在を抹消してしまおうとしてるんだ」「もしこれが施行されたら、いつ誰がオレを”告発”して刑務所送りにするか分からない」「もしうちの近くで児童がらみの性的事件が起きたら、真っ先にオレが逮捕されて、冤罪のまま処刑されるかもしれない」等と真剣に思い悩み、酷い人間不信と社会不信から鬱病を患い、その後数年抗鬱剤を飲まなければならないほどまで追い詰められてしまいました。 まぁ冷静になって考えてみたら馬鹿らしい事とは思うのですが、実際の所特定の団体が感情論のみで、自分たちの「嫌いな」人間を弾圧するために、政府に働きかけ恣意的に国政を動かすことは可能なんでしょうか。 そして、PTAや主婦団体等は、それくらいの権力を持った団体で、じつは表に現れていないだけで本当に↑で書いているような事を働きかけていたのでしょうか。 また、もし仮に施行されたとして、警察や司法が法を恣意的に解釈して、特定団体や個人を逮捕投獄し、弾圧することは可能(法律上、あるいは実際問題として)なんでしょうか。 鬱病が治り、脱ヲタにもある程度成功した今なら冷静に考える事が出来ると思い、質問します。
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- oscar-
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児ポ法だろうが何だろうが、法律というのは常にそういう危険性をはらんでいます。戦前戦中にそうやって投獄された人は数多くいます。 ただ、当時は圧力をかけるのは国でしたが、今は世間の意識がそうさせるでしょう。
お礼
ありがとうございます。 どの法律にもそんな危険性があるのは知っています。 道路交通法も、体のいい罰金収入源になってますしね。 児ポ法に関してはどうだったんでしょうね。 圧力団体にとっては「アニメ絵=オタク=キモい=怖い=犯罪予備軍=排除すべし」、政府にとっては「海外からの圧力を和らげる」「児童ポルノ規制を足掛かりに表現物全般の規制に踏み込める」、警察にとっては「別件逮捕しやすい=捜査がやりやすい」という三者の利害が一致した結果としての法改正だったんでしょうか。