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ちょっと式変形で疑問が
非常に簡単な問題なのですが、 中心力U(r)についての問題を考えたとき、 x方向の力について考えます。 すると、Fx=-∂U/∂xの式が成り立つので、 それを=-(dU/dr)(∂r/∂x)と式変形できます。 この∂r/∂xはr=(x^2+y^2)^1/2を使うと、∂r/∂x=x/r=cosθとなりますが、 直接r=x/cosθから、∂r/∂xを求めると、∂r/∂x=1/cosθになっておかしいですよね。 これは、なぜでしょうか? つまらない質問ですが、よろしくお願いします。
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>直接r=x/cosθから、∂r/∂xを求めると、∂r/∂x=1/cosθになっておかしいですよね。 偏微分を求めるときに、自分の座標系(ここではθのこと)が入っていてはいけません。(微分操作の後に自分の座標系を使うことは構いませんが。) したがって、∂r/∂xは次のようにして求めます。 r=√(x^2+y^2) ∴∂r/∂x=x/√(x^2+y^2)=cosθ ちなみに、平面座標での変換では次のようになっています。 ∂x/∂r=cosθ、 ∂x/∂θ=-r・sinθ (=-y) ∂y/∂r=sinθ、 ∂y/∂θ= r・cosθ (= x) ∂r/∂x=x/√(x^2+y^2) (=cosθ)、 ∂r/∂y=y/√(x^2+y^2) (=sinθ) ∂θ/∂x=-y/√(x^2+y^2) (=-sinθ/r)、 ∂θ/∂y=x/√(x^2+y^2) (=cosθ/r) このことから、∂x/∂rと∂r/∂xを掛けたものは1になりませんが、それは構いません。 その理由は、次の式変形を見ていただければ分かると思います。 dx/dx=(∂x/∂r)(∂r/∂x)+(∂x/∂θ)(∂θ/∂x) ⇔ 1 =(cosθ)^2+(-r・sinθ)(-sinθ/r) ⇔ 1 =(cosθ)^2+(sinθ)^2 つまり、(∂x/∂r)(∂r/∂x)≠1 なのです。 この点を誤解されたのではないでしょうか。