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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:若草物語の pretty jolly set の表現のニュアンス)

若草物語の pretty jolly set の表現のニュアンス

このQ&Aのポイント
  • ルイーザ・オールコットの若草物語で出てくる表現「a pretty jolly set」のニュアンスについて知りたい。
  • この表現は、「とても愉快な仲間たち」という意味で、主人公の四姉妹を指すと思われる。
  • この表現には時代的背景があり、ジョーという活発な女の子の表現として使われている。

質問者が選んだベストアンサー

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  • go_urn
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回答No.2

No. 1です。 とても綿密に調べておられるので、びっくりしました。jolly set の初出が分かればいいのですけれども...この作品自体が、南北戦争と近いわけですが、僕の印象では、それよりずっと遡り、イギリスにあるのでは、と思っております。 すでに御存知と思いますが、この作品の47章で Five years after Jo's wedding, one of these fruitful festivals occurred, a mellow October day, when the air was full of an exhilarating freshness which made the spirits rise and the blood dance healthily in the veins. The old orchard wore its holiday attire. Goldenrod and asters fringed the mossy walls. Grasshoppers skipped briskly in the sere grass, and crickets chirped like fairy pipers at a feast. Squirrels were busy with their small harvesting. Birds twittered their adieux from the alders in the lane, and every tree stood ready to send down its shower of red or yellow apples at the first shake. Everybody was there. Everybody laughed and sang, climbed up and tumbled down. Everybody declared that there never had been such a perfect day or such 【a jolly set】 to enjoy it, and everyone gave themselves up to the simple pleasures of the hour as freely as if there were no such things as care or sorrow in the world. と、【a jolly set】が使われており、ここでは、下品とまでのニュアンスは明らかにありません。ですから、Jo が使った例は、ladies としてはちょっと、という程度だという感触があります。 Little Women は、僕も関心を持っていますので、またいろいろこちらが気づかないような問題を教えていただければ助かります。御丁寧な補足説明、ありがとうございました。

Milancom
質問者

お礼

重ねてありがとうございました。 初出ですね、確かに! まずはOEDに当たってみます。 こちらこそ、どうぞよろしく!

その他の回答 (1)

  • go_urn
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回答No.1

こんにちは! (★1)"a pretty jolly set" の "a jolly set" は、"a jolly set of fellows"のことで、おっしゃるように「愉快な仲間たち」という、わりに一般的な表現だと思います。ただ、通例、jolly というのが、元気一杯、活気に溢れ、いたずら、からかい、冗談、哄笑に満ちた仲間達のことを言うのでしょうから、大抵は男のグループに対して使われる表現であるというところがポイントだと思います。 例1) I don't blame Charlie a bit for liking to be with the others sometimes, they are such 【a jolly set】, and Steve shook his head morally, even while his eye twinkled over the memory of some of the exploits of the "【jolly set】." ここでは、男たち【jolly set】のハメを外した行為が暗示されています。 例2) The men forming this battalion were 【a jolly set】of fellows and were familiarly designated " The Tigers." この例では、荒くれ男たちの痛快な浮かれ騒ぎが想起されます。 (★2)御質問の、"So I did, Beth. Well, I think we are. For though we do have to work, we make fun of ourselves, and are a pretty jolly set, as Jo would say." は、Meg の科白ですね?「Jo だったらこういうだろうけど、私たちは "jolly set" なんだ」と言ってるわけです。したがって、あまりにひどい言葉であれば、Meg はJoの言葉としても言わなかったであろうと思います。ただ、"ladies" たちに使うのはちょっとどうかなという気持が明らかにありますね。淑女たる自分は、こんな言葉は使いはしないが、というニュアンスです。  作者はどうしてこの言葉をここに出したかというと、続く、Jo と Amy の言い合いを引きだしたかったからです。この場面の直前で、Amy の label と libel の言い間違いを、Jo が小馬鹿にするところがありますね。これを Amyは根に持つわけです。(そしてそれがいかにも可愛いのです!!) "Jo does use such slang words!" observed Amy, with a reproving look at the long figure stretched on the rug. Jo immediately sat up, put her hands in her pockets, and began to whistle. "Don't, Jo. It's so boyish!" "That's why I do it." "I detest rude, unladylike girls!" "I hate affected, niminy-piminy chits!" Amy は、"jolly set" を、"such slang words"と言っていますが、それは、Amy が思っているだけです。作者も読者もそう思いません。ちょっと男勝りの言い方だナ~、くらいです。 しかしこの、Amy と Jo の言いあいによって、当時の女性の置かれていた立場が生き生きと伝わって来ますね。 Victorian genteel tradition はまだ根強いものでしたでしょう。Jo のように、そうしたナヨナヨしたような、偽善臭い女性にうんざりしていた女性たちもさぞおおかっただろうな、と想像されるのです。 (★3)ということで、"jolly set"は、大した歴史的ないわくつきの言葉ではないわけですけれど、われらがオールコック女史は、これを見事に使って、4姉妹の個性を描き分けていると言えるでしょう。 以上、少しでも御参考になれば幸いです。

Milancom
質問者

お礼

大変丁寧な解説をありがとうございました。 特に「Amy は、"jolly set" を、"such slang words"と言っていますが、それは、Amy が思っているだけです。作者も読者もそう思いません。ちょっと男勝りの言い方だナ~、くらいです。」というところは助かりました。 ひとりで読んでいると、とりあえずの意味は何とかなるのですが、こういう味わいがわからなくて、歯がゆい思いです。これからもこのコーナーに質問します。どうぞよろしくお願いいたします。

Milancom
質問者

補足

ご回答をいただいてから、気になったので出版されている翻訳がどのように訳出しているかを調査してみました。近所の図書館には15種類の翻訳がありましたが、さまざまな訳語があって、とても楽しかったです。 jolly setは、まさに「ややくだけたことば」で、淑女(lady)が使うには「下品なことば」くらいだというのは、どの訳でも共通していました。 ルイス・オールコット女史は、演劇に興味が強かったそうなので、演劇関係でよく使われる用語なのかなと思ったのと、南北戦争という時代柄、兵隊用語と関係はないだろうかと思ったのですが、これはまだつかめていません。 参考までに、調査結果をいくつか紹介します。訳語は、jolly set/slang wordsの順です。 矢川澄子訳・福音館2004:けっこう愉快な仲間/流行(はや)りことば 大久保康雄・三笠書房1965:『グルになって』/下品だ 片山しのぶ・あすなろ書房2000:けっこう<愉快なやつら>/品がない 遠藤寿子・岩波書店1980:かなり愉快な連中/下品なことば