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学力低下っていけないことですか?
こんにちは。タイトルのとおりなのですが、ゆとり教育の結果、こういう問題が叫ばれていますよね。 そもそもゆとり教育のきっかけとは一体なんなのでしょうか? そして、みんなこぞって学力が下がることを懸念していますが、これはいけないことなのでしょうか? みんな、「勉強できる人間がいい人間ではない」と言いながら、片一方でなぜ、心配するの?
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国民全体の学力の低下は、国力の低下と直結しています。 しかも、それがこれからの将来を背負う子供の学力低下であれば、なおの事、国の将来に不安がよぎります。 ゆとり教育の導入を境に、確かに基礎学力の低下が著しく、それ自体が問題になっていますが、更によく考えなければならない事があるのです。 それは出来る子と出来ない子の二極化です。 ゆとり教育に疑問や不安を感じている保護者は、私立の小中学校や、進学専用の学習塾に子供を通わせています。 以前からも出来る子出来ない子の差は在りましたが、最近はその二極化が凄いスピードで進行しています。 これが何を表すかというと、将来は子供に学習させられるゆとりのある家庭で育った一部の子だけが国を牛耳る事につながるのです。 確かに当時の文部科学省の連中も基礎学力の低下は簡単に予想できたでしょう。 でも、彼らの家庭の子供達の殆どは、ゆとり教育とは全く関係の無い、レベルの高い教育を受ける事ができる有名私立学校へ通っているのですよ。 それに輪を掛けて、少子化です。 家庭の財政にゆとりのある所は、学校以外の子供の教育に資金を投入して行きます。 一度、公立小学校の教科書を見てみれば判りますよ。 ゆとり教育前と比べて、どれだけ学習内容が簡略化されて、内容が薄っぺらい物になっているかが。
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- I-NUN
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>そもそもゆとり教育のきっかけとは一体なんなのでしょうか? (個人的な見解です) 管理教育という言葉を覚えているでしょうか? 私が子供の頃、まさにその真っ只中の時代でした。 学習の厳しさも言うに及ばず、靴の紐の結び方から、鉛筆の削り方、果ては廊下で3人以上で話してはいけないなど、徹底的に教育、品行等を 指導された時代です。 どうしても、人間の思想は極端に走ると思います。 Aを良しとしてうまくいかなかったら、Aを徹底的にだめ扱いしてBに走るというものです。Aにも良いところが有るのですが、見ようとしないのです。 特に日本人は几帳面な性格が仇をしているのか、中庸と言う考えを嫌い「ゆとり」もしくは「徹底的」どちらかしか思い浮かばないのではないかと思います。仮に、「程々」という考えを主張しても、「ゆとり派」もしくは「徹底的派」の両方から敵扱いで叩きのめされてしまうでしょう。「ゆとり教育」は、極端に走る思想の1つの結果だと思います。 >そして、みんなこぞって学力が下がることを懸念していますが、 >これはいけないことなのでしょうか? (これも個人的な見解です) 最近、と言わず少し前から後進国に日本の企業が進出していますが、 かなり現場側からの見方ですけど、困るのは国民の教育の低さです。 いわゆる皆さんの言うような、想像力、思考力が低くマニュアルを整備しないと、とんでもない事になってしまいます。 彼らの給料は非常に安く(日本人の1/20程)ので、それはそれで良しとしています。しかし、日本人がそれでは通用しません。仮に1/20の給料に甘んじると言うのであれば別ですが.....。日本の国力どころか、文化レベルが維持できません。 こんな言い方をしては反感を買うと思いますが、日本は世界有数の生活基準の高い国です。その生活を維持するには高い収入、収入に繋がる能力が常に要求されます。その為に能力の基本となる教育は高レベルのものが必要となると思います。
お礼
回答ありがとうございます。
- a-saitoh
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追加: 日本人の99.ン%が常用漢字程度の文字が読めるということだけで、行政コストがどれだけ下がっているかお分かりでしょうか? 他の国だと、文字が読め無い人向けの、市役所/町役場からの連絡をどうするかとか、交通標識はどうするんだとか、選挙の投票をどうするかとか、契約書はどうするんだとか、ありとあらゆるところですごいコストをかけています。 日本語が通じないひとが目立つほど学力低下が起きると、大幅な増税をしないといけないでしょうね。 現在すでにいろいろな職場で、人が足りなくて求人するのだが、来る人来る人使い物にならない求職者ばかりで、欠員がぜんぜん埋まらないという問題がおきています。 今の日本人は、学力が無いからといって体力と根性もやっぱり無いです。なので、数10年前のように学力が無ければ(潜在力はあったのに進学の機会に恵まれなかった人も含めて)体力勝負の職業につけばいいというふうにはいきません。かといって、「能力亡き者は飢え死にしろ」というわけにもいきません。どうするんでしょうね。
お礼
追加の回答ありがとうございます。
- a-saitoh
- ベストアンサー率30% (524/1722)
昔から頭のいい人悪い人は居たわけです。いくらがんばって教育しても全員を秀才にすることは出来ません。 問題は平均レベルが下がることなのでしょう。 結局、海外の頭のいい人と競争してがっぽりもうけて税金をどんどん納める人や会社がある程度いないと、国は回りません。福祉だって(生活保護も)、誰かがたくさん税金を納めるから成り立っているわけです。 また、平均学力の低下が激しくなると学力の高い人の数が減ります。結果として、病気になって病院にいったら藪医者だらけとか、学校で生徒を教える先生がそもそも勉強が出来ない人(現在すでに問題になっていますが)、とかいった問題がおきるかもしれません。 さらに、ちょっとした算数や理科の知識がない人が増えると、ねずみ講にまんまとだまされたり、なんとか還元水を高く買わされるとか、いうことも増えますね。
お礼
回答ありがとうございます。 >学校で生徒を教える先生がそもそも勉強が出来ない人(現在すでに問題になっていますが)、 これは知りませんでした。勉強が出来なかったら公務員試験に受からないのでは? >算数や理科の知識がない人が増える 本当にこの現象は進んでますよね。論理的な思考が弱いというか。
新興国としての発展ぶりには目を見張るものがあるインドは、知識立国です。国をあげて国民の学力向上につとめています。その成果の一端は、アメリカで活躍するインド人医師の数に明らかで、インド政府が、彼らに一斉に帰国命令を出せば、アメリカの医療体制は崩壊、同時テロよりも効果的にアメリカ社会に打撃を与えることができると見られています。 明治以来の日本は、貿易立国です。貿易で国力を築いてきましたが、これが可能であったのも国民に学力があったからで、その学力たるや、江戸享保のころから(1716~)すでに識字率が七割を超えていて、これは18、19世紀の世界においても類を見ない達成率です。 モノづくりといっても、早い話、説明書一つ満足に読めない国民だったら期待薄なので、学力をなおざりにしてると、グローバルな渦にのみこまれてしまう恐れがあります。
お礼
回答ありがとうございます。 >インドは、知識立国です。 さすがですよね。数学で0を発見した国だったかな? インドの場合は国家予算のかなり高い割合を、軍資金に投入しているから、国が発展しにくい状況にあるのでしょう。 資源も多いですし、本当は日本なんかよりも、もっとすばらしい国になっているかも・・・
>「勉強できる人間がいい人間ではない」 これは、勉強だけできてもだめだよ、勉強だけではなく、ほかのことにも目を向けましょう、というような意味ですよね?じゃあ勉強しなくて良いのかというとそうではありません。 それも大事ですが、本当に勉強ができない人ばかりの世の中になれば、すべての物事が立ち行かなくなってしまいます。 ゆとり教育については、こういう事態が予測できたにもかかわらず決めてしまったお上が悪いとしかいいようがないですねえ。
お礼
回答ありがとうございます。 >「勉強できる人間がいい人間ではない」 勉強できない人は決まってえらそうにこういうしゃべり方をします。 悲しいことに、あなたのおっしゃるとおりの意味で捉えることが出来る人間があまりいないんですよね。
- chie65536
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受験勉強のみに偏ったゆとりのない教育で問題なのは「勉強だけできて、思考力と想像力が育たない」と言う点。 ゆとり教育による学力の低下で問題なのは「学力が低下すると、思考力と想像力も低下する」と言う点。 思考力と想像力が育たなかったり低下したりすると 「真っ暗な所で灯油を運んでて大量にこぼしたので、明かりが欲しくてライターに点火。どういう結果になるか?」 「違法品を密売してたら相手がお金を払わなかったので、警察に行って、相手が金払わないと訴えた。どういう結果になるか?」 「可愛い女の子が居たので無理矢理にアパートに連れ帰ったら騒いだので首を絞めた。どういう結果になるか?」 などが想像出来なくなります(どれも実際に発生した事件です) 戦後の日本では、一度も「思考力と想像力を育む教育」は行なわれた事が無いので、今後もこういう事件は後を断たないでしょうね。
お礼
回答ありがとうございます。 また分かりやすい例をありがとうございます。
日本全体を週休二日の国にしたかったこと。(学校が休日であるということは社会全体にとって非常に大きなことです。学校を週休二日にすれば社会全体も週休二日になると思ったんでしょう。日本人は働き過ぎで国際社会の調和を乱している、フェアじゃない、などと外国に騒がれていましたし。政治家とその諮問の有識者会議は外圧に弱いですから) 詰め込み教育(受験地獄などと呼ばれていました。また、ずいぶん自殺者も出たように報道されていました。政治家とその諮問の有識者会議は報道に弱いですから)への反省。 の2点が表面的には大きな原因でしょう。 九九を言えないひと、分数や小数の計算ができないひとが増えてきているとされていますが、これは確かに昔もいたんですが、いまは昔よりもその数が増えているとされています。実感として、確かに基礎的な知識の足りない人が増えているようですし、また、報道機関もそのように騒いでいます。 ごくごく一部の人がそうなのであればまだ救いはあるかもしれませんが、いまやお家で小さい子どもの勉強を見てあげる(勉強といってもひらがなやカタカナ、簡単な漢字、足し算)暇のある親、兄姉などはいませんし、すべてを学校に預けて当たり前だという風潮ですから、このままでは国全体が百まで数えることもできないひとばかりになってしまう、などと考えているのではないでしょうか。中には、学校の批判さえしていればかっこいいし、学校の先生ってのはそういう批判に反論する機会を与えてもらえませんから、ただ文句のための文句を言っている人もいますけどね。 「勉強できる人間がいい人間ではない」のは確かですが、「勉強できない人間がいい人間とは限らない」のも事実です。知識はすべての根本のひとつです。そして、それに智恵が加われば鬼に金棒です。どちらか一方だけでは、ただひとりの個人としてはなんとかなるかもしれないし、人柄や個性でカバーできるかもしれませんが、国(別に国じゃなくてもいいですが)という集団を平和でできる限り貧困のない状態で維持するには、知識と智恵の両方が必要だ、ということでしょう。
お礼
回答ありがとうございます。 >「勉強できる人間がいい人間ではない」のは確かですが、「勉強できない人間がいい人間とは限らない」のも事実です。 私も切実にそう思います。
- tomy41
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日本の技術や経済が後退するからでしょう。 個人個人を見た場合は、「勉強できる人間がいい人間ではない」でしょうが、 日本全体がなってしまったら日本の先々が不安じゃないですか?
お礼
回答ありがとうございます。 >日本の技術や経済が後退するからでしょう。 私もタイプしているとき、これくらいは予想できてました。 >日本全体がなってしまったら日本の先々が不安じゃないですか? とても不安です。しかし、当時の文部科学省もこれくらいのことは予想できたのでは・・・? 結局、一番負担を背負うのは、子供たち自身ですからかわいそう。
お礼
回答ありがとうございます。個人の学力→国力となるんですね。 >出来る子と出来ない子の二極化です。 このことはよく耳にします。 いわゆる勝ち組と負け組、所得格差、教育格差などなど・・・ >一度、公立小学校の教科書を見てみれば判りますよ。 実際に見てます。薄くなりました。そしてイラストが多くなりました。 私は小学校5年生のときに、比例、反比例を履修しました。 今では中2の教科書に掲載されています。 文部科学省の連中は勉強は出来るんだけど、馬鹿なんですよね。