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検量線の計算方法について
- HPLCを使用した検量線の計算方法についてまとめました。
- 検量線を使って【化粧品100g中に有効成分Aは何g含まれているか】を求める方法を説明します。
- 計算式を使用して100g中に含まれる成分Aの量を求めます。
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ちょっと整理するために長くなりますが、順番に書きますね。 1.まず検量線に用いた標準溶液の濃度をきちんと計算しましょう。 ○標品 0g、0.1g、0.3g、0.5g →mgに換算すると0mg, 100mg, 300mg 500mg ○全て精製水で正確に100mlとする →濃度は0mg/ml, 1mg/ml, 3mg/ml, 5mg/ml ○1mlを量りとり精製水を加え100mlとする(100倍希釈) →濃度は0mg/ml, 0.01mg/ml, 0.03mg/ml, 0.05mg/ml →μgに換算すると0μg/ml, 10μg/ml, 30μg/ml, 50μg/ml 2.計算した濃度(μg/ml)を横軸xに、HPLCで得られた面積の値を縦軸yにしてグラフを描きます(エクセルならば散布図ですね)。 この時、0μg/mlの試料を分析したときの値も使いましょう(ピークが出ないのならば、面積は0とする)。 3.近似式を追加して検量線の式を計算させると、 y = 54291x + 19103 R2 = 0.9997 となります。 4.これで検量線ができたので、未知試料を分析したときのピーク面積1738876をyの部分に代入して計算します。 5.xの値として31.6769...(μg/ml)と出てきます。 6.この値はあくまでも"分析した試料"の濃度です。目的としている化粧品1mlを100mlに希釈したものがこの濃度であることから、化粧品中の濃度は100倍して約3158(μg/ml)となります。mgやgに換算しなおすと、それぞれ3.2mg/ml、0.0032g/mlとなります。 7.もし【化粧品"100ml"中に有効成分Aは何g含まれているか】ということならば、単純に濃度に100mlをかけて、0.32gとなります。 ここで注意が必要なのは、【化粧品"100g"中に有効成分Aは何g含まれているか】となっていることです。厳密には100mlと100gは同じ量を表していません。化粧品100mlの密度(g/ml)が分かればこの値を0.32にかければ【化粧品"100g"中に有効成分Aの量】が出せます。密度が不明なときは、例えば100mlを正確に量り取ってから、その質量を精密天秤で測ってください。質量÷体積で密度が計算できます。
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- notime
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試料を100倍希釈しているのを忘れていませんか? あとmlとgの使い分けがちょっと気になりました。
お礼
回答ありがとうございます。 試料は一度しか希釈していないんです。 最後の計算で100を掛ければと思ったのですが やはり合わせるべきでしょうか? また単位ですが、標準と試料両方ともgで量り、メスフラスコでmlにしています!ややこしくなってしまいすみません。
お礼
お返事が遅くなりも仕分けありませんでした。 詳しくご説明頂いたおかげで、検量線も完成致しました。 ありがとうございました。