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硫酸銅五水和物
少量の硫酸銅五水和物を加熱して無水硫酸銅にしたものに、水一滴をたらすと、硫酸銅五水和物になり、さらに過剰に水を加えると、テトラアクア銅イオン[(Cu(H2O)4]2+ になる、ということは正しいのですか? 水酸化銅や銅イオンにはならないのですか。詳しい解説をお願いします。
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>水酸化銅や銅イオンにはならないのですか 水酸化銅にはなりません。これは水に難溶です。 沈殿が出来ると言うことは観測されませんよね。 銅イオン(正確に言うと銅(II)イオン)については次。 無水硫酸銅(白色)に少量の水を含ませると硫酸銅一水和物(斉白色)ができ、更に水を加えると硫酸銅五水和物(青色)ができます。この硫酸銅五水和物の色はその中に含んでいるテトラアクア銅(II)イオン[Cu(H2O)4]^2+によるものです。硫酸銅五水和物に水を加えると出来るのではなく、硫酸銅五水和物中に既に出来ています。 そしてさらに水を加えると硫酸銅が水に溶け青色溶液になります。 また、水溶液中での銅の挙動を考える場合、テトラアクア銅(II)イオンを銅(II)イオンと見なす場合もあります。
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