(日付) (摘要) (借方) (貸方)
5/1 出資して開業
(諸口)(資本金)⇒ (諸口)-----/(資本金)1,000,000
(現金)(諸口) ⇒ (現金)800,000/(諸口)-----
(備品)(諸口) ⇒ (備品)200,000/(諸口)-----
という形で、ひとつの仕訳帳ごと、ひとつひとつ仕訳の形に引き戻してみてください。
仕訳帳ごとに貸借はバランスが取れていますので、総勘定元帳でもバランスが取れるよう、必ず仕訳帳ごとに転記してゆきます。
転記が終わるたびに、仕訳帳の数字に「済」のチェックを入れる。
この手順を怠らなければ、転記漏れがあっても最後には気が付くし、仕訳帳と元帳とで内容が合わないことも決して起こりません。
転記をする際、頭が混乱しそうになりますよね。
総勘定元帳の数字を記入する「位置」は、仕訳帳の貸借の位置のまま。
総勘定元帳の数字の頭にくる「科目名」は、仕訳帳上では相手科目となっている科目の名前。
自分に繰り返し言い聞かせながら、何度も練習してみることです。
あなたが質問文の中で、元帳に転記している5/1の状態を仕訳に書き換えてみると、こうなります。
(日付) (摘要) (借方) (貸方)
5/1 出資して開業
(諸口) ------/(資本金) 1,000,000
(現金) 800,000/(資本金) 800,000
(備品) 200,000/(資本金) 200,000
このままだと、資本金の二重計上になっているのが判りますか?
「諸口」勘定を用いるのは、仕訳がそれ一行では貸借バランスが取れない状態の取引の場合です。
質問文での出題では、以下の仕訳のみ該当します。
5/8 仙台商店へ売り渡し (借方) (貸方)
(現金) /諸口 100,000
(売掛金)/諸口 160,000
諸口 /(商品) 200,000
諸口 /(商品売買益) 60,000
練習には、多くの仕訳帳を用いるより、ひとつふたつの仕訳帳からスタートして、同じ転記の練習を繰り返し試みることがコツです。
この練習で仕訳の計上から、元帳へ移行させ最終的にひとつの勘定の残高を知る流れを押さえることは、受験でも実務でも、簿記の学習のためにはとても大切で、手を抜いてはならない部分です。
また、あなたが「合っているかとても不安」なのは、転記の正しさの裏付けが取る方法が見付からないからだと思います。
転記した時とは逆に、今度は仕訳帳から元帳へと、流れを追ってみて下さい。浮いている部分がないか、確認できます。
私は経理の仕事をしていますが、総勘定元帳の残高が不自然な場合、総勘定元帳を形成している仕訳のひとつひとつを探し出して、地道にチェックすることから原因を調べています。
学習簿記においても、間違いを探る手段は同じだと思っています。
PCで総勘定元帳を印刷する際は、以下のように日付順に表示されますので、そのように書いてみました。
私の方で気付いた部分は、修正を加えていますが、最後の仕上げは、あなたが行なってください。
あなたのお手許にある仕訳帳を見ながら、あなた自身の目で、あなたが作った総勘定元帳に間違いがないかを確かめてみてください。
根気の要る作業ですが、こういった初歩の練習を軽視することなく、じっくり時間をかけてでも一歩一歩、確認していくことが、誰に訊かなくても自分は正しい処理ができるんだぞという自信につながりますので、頑張ってみてください。
~総勘定元帳~
【現金】
(借方) (貸方)
5/1資本金 800,000
5/8諸口 100,000
5/13商品 100,000
5/25買掛金 240,000
5/28給料 130,000
5/30売掛金 160,000
5/31雑費 19,000
【売掛金】
5/8諸口 160,000
5/17商品 250,000
5/17商品売買益 100,000
5/30現金 160,000
【商品】
5/6買掛金 300,000
5/8諸口 200,000
5/13現金 100,000
5/13買掛金 100,000
5/17売掛金 250,000
【備品】
5/1資本金 200,000
【買掛金】
5/6 商品 300,000
5/13商品 100,000
5/25現金 240,000
【資本金】
5/1現金 800,000
5/1備品 200,000
【商品売買益】
5/8諸口 60,000
5/17売掛金 100,000
【給料】
5/28現金 130,000
【雑費】
5/31現金 19,000
(借方合計) 2,659,000 (貸方合計) 2,659,000
お礼
ご回答ありがとうございます スイマセンこんなに丁寧に教えていただき本当に感謝します。