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温暖化対策ビジネスの実態
「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」という本を読んで、なるほどな!と考えさせられました。 例えば京都議定書で日本に課せられたCO2を6%削減するという約束により生まれたビジネスで排出権取引きがあります。 他に温暖化によって儲けるビジネスはあるのでしょうか? 身近なもので分かればうれしいです。
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原子力や排出権取引はさておき、そのほかの(例えば石油代替燃料や新エネルギー)分野で儲かっているビジネスというのは、日本にはないと思います。海外では、例えばブラジルのサトウキビ農家が儲かっているかもしれません。 しいていえば、温暖化や新エネルギーについて調査している調査会社(シンクタンク)くらいか?案外「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」という本を書いた武田先生が一番儲かっているのかもしれません(笑)。 補助金の話題が出ていますが、補助金は儲かって「ない」から出るのであって、儲かっているビジネスには出ません。逆に言えば、この分野に補助金がでているといことは儲かっていないという証拠になります。 補助金は領収書のあるものだけにしか出ませんし、いろいろ細かな条件がつきます。しかも、かかった費用の2分の1とか3分の2しか出ないのが普通です。実際に事業を始めると事務所の使用料とか事務用品とかパソコンとかが必要となりますが、これに補助金は出ません。例えば試作品製造打ち合わせのために出張したとすると新幹線代の2分の1とか3分の2は補助金が出ますが、タクシー代は自己負担という具合です。 つまり補助金をもらっているビジネスでも、かなりの金額が企業の持ち出し(つまり赤字)になっているのが現状で、決して儲かっているわけではありません。 このように赤字覚悟で企業が温暖化対策に取り組んでいるのは、将来「儲かるかもしれない」と考えているからです。誤解されている人が多いのですが、儲けるのは決して悪いことではありません。補助金をもらっている企業はなるべく早く儲かるようにして、補助金(つまり税金)を返上し、利益を上げて逆に法人税をたんまり国に納めてもらいたいと思います。そして、いつまでも儲けの出ないビジネスはさっさと撤退すべきなのです。
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- komimasaH
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天候デリバティブという金融商品の売買もあります。 http://www.ms-ins.com/art/main_weather.html
- anima-mundi
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温暖化といえば原発ブームですから、ここは手堅くいけると思います。インド、中国、欧州諸国などが大量新設の計画を公表していますし、日米原子力エネルギー共同行動計画の策定もあり、ウランの国際的な争奪戦はすでに一段と激しくなっており、ウラン価格もここ半年でうなぎ登りの急上昇を示しています。中国次第ではウランピークも意外に早く来ると見て間違いないと思います。ウランで言えば、カナダの鉱山に関わる「出光興産」と「東京電力」、カザフスタンでは「住友商事」と「関西電力」、原発設備は「三菱重工」とその他大勢ありますが、どれも有望だと思います。日本の原発輸出の力の入れようからして、この原発ブームは中期的な展開も期待していいと思います。 サミット議長総括、原発推進明記提案へ・日米、温暖化対策で方針 http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20070524AT3S2202323052007.html 欧州 原子力を再生可能エネルギーと位置づけ - 全般 http://www.portfolio.nl/article/show/1351 2040年以降、仏が高速炉40基以上建設へ-廃棄物削減視野に、軽水炉から全面切り替え http://www.shimbun.denki.or.jp/backnum/news/20070207.html 中国、2030年までに原発100基超を建設へ http://plaza.rakuten.co.jp/ecocoffee/diary/200705270000/ 原子力、温暖化問題解決の「中核的手段」に-原子力白書 http://www.shimbun.denki.or.jp/backnum/news/20070322.html 米の原子力市場、日米仏メーカーが激烈な競争-採用内定物件、営業力で「奪取」ケースも http://www.shimbun.denki.or.jp/backnum/news/20070410.html 住商副社長「原子力事業に注力」・WH出資交渉認める http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20070130AT1D3008B30012007.html 三菱重の大型原発2基を米テキサス電力が新規採用-6000億円規模(2) (ブルームバーグ) http://money.www.infoseek.co.jp/MnJbn/jbntext/?id=14bloomberg15aJkkpEy6mmfA 三菱重工、原子力機構が高速増殖炉を推進する中核企業に選定 (ロイター) http://money.www.infoseek.co.jp/MnJbn/jbntext/?id=19reutersJAPAN256154 日立と米GE、原子力関連の新会社設立で正式合意 http://www.nikkei.co.jp/news/main/20070516AT1D1606816052007.html 日立、米で次世代原子炉・GEと組み、2000億円で受注へ http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20070523AT1D2205D22052007.html 英原子力の国際入札、東芝連合が2次審査へ http://www.shimbun.denki.or.jp/backnum/news/20070518.html
- aburakuni
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「嘘」「儲ける」と言う表現が正しいかどうかはともかく、環境対策と言う事で、通常のコストでは成立しないものに対して補助金が出ていますので、所謂補助事業全ては「環境問題で儲けている」事になります。 例としてあげれば 火力以外の電力事業、風力・地熱などの新エネルギーはもちろん補助金がついており、原子力においては各対策・地元還付など補助金の大盤振る舞いで、最終的には政治家まで儲けている。 バイオ燃料の製造。主に農水省がサトウキビやトウモロコシからのエタノール製造や、菜種油からのバイオ軽油製造に補助金が出ている。 流行りものとして、クールビズ関連・エコ保険・ビニ袋代換手提げ等々の製造・取扱者。
お礼
なるほど、身近なもので色々な企業か儲けてるんですねぇ… 中々興味深いですね!ありがとうございます。