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中年が、英検準1級をとるために必要な事について
46歳になる男です。 33歳のときに 英検2級を奮起して取りました。なんだか、それで安心してしまって、準1級、1級を狙う事を、諦めてしまっていました。しかし、このトシに至って、格差社会の到来など、このまま ただ仕事をこなすだけでは、自分の生活があやしくなってきている・・・らしいですね? それだけでなく、なんとか せっかく 興味を持って、好きで学んでいたのですから、熟年になっても それを何らかの形で生かしていきたいと 思い始めています。 まあ とにかく勉強すればいいのでしょうが、なかなか 時間がとれず、英会話学校に通えるお金もないので、それ以外で、効果的・効率的に 学習を進める方法があれば、教えていただきたいと思い、質問します。よろしくお願いいたします。
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これは、友人の話ですし、30年以上前で準1級はなかった頃のことです。 どのくらいお役に立つものでしょうか。少しでもご参考にしていただければ幸いです。 田舎の中学の授業で始めて英語を知った友人は、なぜ orange が、「オランゲ」ではなく、「オレンジ」と読まれ、その上、教師にもできない「発音」をテープで生徒に真似させるのか理解できないままに、点数が取れないスタートでした。 ところが、中一の夏休み明けにアメリカ人教師の学校訪問があり、「つまらない教師が、ただ教師というだけでふんぞり返る日本とちがい、生徒を対等に扱う、その腰の低さ」にしびれます。これはひとつことばを習得して、かの地に住んでみなくては、そう決心した友人は、誰一人「会話」など練習するもののない田舎で、NHKラジオ講座を頼りに学び始めます。英検のことも聞き知り、教師が受験の世話などするような学校ではなかったので、バスでひとり町の書店まで出かけて申し込み、過去問などで練習を繰り返して、三級を受験・合格します。 町の進学高校でも、受験勉強の時間を割いて(友人のことばによれば、「いやな受験勉強の休憩がてら」)、会話の練習は続け、高二で二級を取ったものの、「同級生の○○は、教本などろくに読みもしないのに一年で受かっている。まったく、まだまだだ」などとくやしがっていました。その頃、印象的だったのは、國広正雄さんが、各界の著名なゲストを英語でインタヴューするNHKテレビ英会話中級の番組だったそうです。高校生にとって、内容をすべて把握することからは程遠いものの、國広氏の 'We the students of English ...' 「私たち英語学徒は・・・」という呼びかけに励まされ、「ああ、この広い世界で英語を学んでいる者は、皆同じ水平線上にあるのだ、いつの日かさらに理解が進むように学び続けよう」と勇気が湧いてきたそうです。 地元の大学に進んだあとも、専門ではない英語は続け、一級に挑みますが、最初の春、みごとに不合格。ショックを受け、なぜ英検を受けるのかを考えたのだとか。「中学の頃から、必ず一級を取ると決めていたけれども、一級で何かができるわけではない。しかし、一級さえ受からないような英語力では、アメリカに行ってみたところで、本当に知りたいアメリカを知ることはできないだろう。教本や過去問で、英検の傾向などに慣れて合格しても、さして意味はない。今は、ほしい英語力を身につけることに全力を使おう。そして、どのくらい英語力が身についたかを測る基準として、来年の秋あたりにもう一度受けてみよう」こうして、教本や過去問はすべて捨てるのです。それからは、受験の呪縛から開放され、まさにやりたいことだけやっている毎日という感じでした。その頃の友人は、とてもいきいきしていました。何をやりたいかわかっているようでした。そして、つぎの秋、見事に一級に合格しました。 その学習法は、「奇妙きてれつ」でした。國広正雄さんの只管(しかん)朗読の提唱を受けていると言っては、毎日のように英字新聞の社説を繰り返し音読していました。大学のキャンパスとはいえ、英字新聞広げて声出して読んでいる友人を人はきちがい呼ばわりしたものです。家庭教師をした小遣いから、『ENGLISH JOURNAL』などの月刊誌を購入し、附属のテープを通学の自転車で聴いていました。ipodどころか、まだウオークマンさえ発売されてない時代です。小型のテープレコーダーを肩から掛けて、イアフォーンで聞きながら自転車を踏む彼に、危ないからやめろと真顔で忠告する人さえいたのです。携帯で話しながら自転車乗る人も増えた今日この頃、隔世の感があります。片道40分の通学時間プラス、休憩中もいつも聞いていたような印象があります。一度、テープにマジックペンで書いてある記号の意味を聞いたら、「聞いた回数だ」と答えていました。90回くらい聞いていたようです。よく話す友人でした。地方都市なのでまだ外国の人を見かけることが少なかった頃です。見かけると必ず話しかけていました。日本人でも、英語を話すことがわかれば、英語で話しかけてきました。これが、食堂であろうが、バスの中であろうが、往来であろうが関係ないのです。中には毛嫌いする人も少なくありませんでしたが、「万一、九割に嫌われたところで、一割に好かれていればありがたい。第一、やらなければならないことをやるのに、好かれる嫌われるなど気にしていては始まらん。世界中のさまざまな民族が、自分の言語に関係なく英語でコミュニケーションせざるを得ないんだから、『日本人同士で英語なんて照れくさい』なんていっている場合ではない、チャンスは使おう」が口癖でした。通訳が必要だときくと、謝礼などききもしないでどこにでも出かけて行っていました。「勉強になるからありがたい」が口癖でした。謝礼など頂いたときは、いくらかはおごってくれ、残りは、教材を買ったり、講演会などに出かけるときに使っていたようです。 大学二年生の秋に一級合格した頃には、実際に通訳や翻訳もかなりこなすようになっていました。家庭教師としても、格が上がり、当時の大卒の初任給を上回る年収があったようです。英語やってると、儲かるなと言うと、「儲けようと思って学ぶと心が曇る。何かを知りたいから学ぶだけだ。それを金で評価するのは、時代だし、他人のすることに過ぎない。そんなものに色目を使って自分の人生を無駄にするのはごめんだ。もっとほしいのは、英語力だ。今の英語力くらいじゃあ、知りたいことの三分の一もわからない。」三十年以上たっても、同じこと言ってるのは、この友人に進歩がない証拠でしょうか。今もやりたいことだけやってきらきらしているやつです。 こんな、『変わったやつ』のお話では、参考にもならなかったでしょうか。しかし、私はいつも彼から生きる指針を見つけるヒントをもらいます。人はひとりひとり別物です。「英語を学ぶ」ことでさえ、ひとりずつ異なるように思います。このサイトでは、技術的な回答をよくみますが、その技術を使わないという回答も場合によってはあるのですね。そして、それは、結局ご自分で決めるしかないのですね。ご自分だけの一回きりの人生ですから。万一、こんな友人の話が何かの参考になりましたら幸いです。もっとお聞きになりたいことがありましたら、補足質問をお願いいたします。彼とは、今も時おり酒飲みながら四方山話などいたしております。
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必要なことは、集中力、継続力。 私は最近、体調を崩していたせいもあって、学習のペースが落ちてしまいました。 ちょっと単語を覚えたと思って安心したのがまたいけない。 準1級を6月に受けますが、今回はまだ無理かななどと気合の入らない有様です。 ダメかなと思いながら受けるようじゃ、ダメですね。 でも一発合格できる人は少ないみたいなので(2割程度)、今年度中には受かりたいという目標でやっております。 ちなみにわたくし、30代半ばです。 通勤や仕事で疲れてしまうと、勉強が面倒になります。 ついテレビだのインターネットだの日本語の本を読むだのしてしまって(英語の本を読めばまだいいのだろうが)。 こうして書き込んでいるのも、逃避です(^_^; 単語は覚えないといけません。英検2級レベルじゃさっぱり解らない単語ばっかりです(しかし英語圏の大人が実際に使う語彙だと思う。雑誌や小説に出てきます)。 リスニング練習も必要でしょう。書くのも。 面接ではスピーキングもあるし。 しかしまずは、疲れてしまう、面倒くさい。サボる。 そこをどう持続していくか・・・・だと思います。 英検にせよTOEICにせよ、英会話学校は必須ではないと思います。 行くのはbetterですが、行ったら英検に受かるかというと、そんなことはありません。 むしろ、家での地道なトレーニングが必要。 英語の学びなおし http://allabout.co.jp/gs/englishagain/closeup/CU20070105B/index2.htm モチベーションアップ法 http://1toeic.com/howto2/motivation/index.html 記憶力を高める方法 http://1toeic.com/howto2/memory/index.html
- 参考URL:
- http://www.eiken.or.jp/
お礼
極めて 具体的な回答をいただけましたことを、感謝致します。私は、もう40代ですが、それでも、年齢の近い方が、同じように頑張っていらっしゃることを知る事ができて、とても 励みになります。そして、とても参考になりました。ありがとうございました。
- genmai59
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発想を変えましょう。英検準1級に合格するための勉強をするのではなく、英検準1級に合格できる英語力を、身につけるのです。履歴書に英検準1級と書くよりも、英語のメールや資料をすらすら読んだり、英語で仕事の交渉をする会話力があるかどうかが重要ですよね。 英検2級は、学校で英語が好きだった普通の大卒であれば、半年くらい教則本や通信教育でしっかり学習すれば合格できると思いますが、準1級は、そうはいきません。もともと英語の底力がある人なら、少々の試験勉強で合格できるかもしれませんが、基本的な英語力がなければ無理です。 また、もし英検2級に合格後、ほとんど英語にふれない生活をしてきたとしたら、いまの英語力はかなり落ちています。それを元に戻すところからはじめなくてはなりません。いきなり準1級の問題集や単語集をやっても、むずかしいばかりで力はつかないでしょう。 それから、仕事に応用するのであれば、いまは英検よりもTOEICのほうがよく利用されます。英検は合格か不合格かだけですが、TOEICは実力がスコアで評価されるので、学習の指標として役立ちます。とりあえず、いますぐにTOEICを受験して、実力をはかってみてはいかがでしょう。そこから、どうやって英語力を伸ばしていくかを考えればいいのです。 英語力だけを売りにしようとすれば、かなり高いレベルでないと評価されないようですが、技術職、管理職などのキャリアがあれば、TOEIC600くらいから、そのキャリアにプラスするものとして、ある程度評価されると思います。730を越えればさらによく、860以上からは外資系など英語ができて当たり前の職場を除いて、「英語ができる人」と見てもらえるでしょう。 英検とTOEICは試験の内容が違うのでいちがいには言えませんが、TOEIC730が、だいたい英検準1級のレベルです。 具体的な学習方法は、以下のようなサイトを参考にされてはいかがでしょう。 http://homepage3.nifty.com/mutuno/ http://www.icconsul.com/ http://www.hbs.ne.jp/home/saso/tatujin1.htm http://www.seg.co.jp/sss/
お礼
ほんとに 語学力を身につけようとするということは、ある意味 打算的なモチベーションを超えたところに、強い意欲をもって、目標をおくということなのですね。他の方からのアドバイスからも そう思いました。とても参考になります。ありがとうございました。
- baneshwor
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12月に準一級、今年2月に1級受かりました。 ひたすら、単語を覚えていたような気がします。教本は全て一級用を使用しました。準一級と1級の間には大きな差があるので、一級の難易度に慣れると準一級はとても楽に合格できますよ。 私は20代ですが、最近育児疲れ・不眠・仕事などで記憶力が異様に衰えていました。でも、英検対策を始めて単語本やCDを購入、はじめは一ページ覚えるのが大変でしたが、単語を覚える事を日課にするとかなりの量を覚えられるようになり楽しくなりました。 英検公式ページで会員登録すると、過去の問題3回分をダウンロードできます。そこで、実際の問題がどの程度かを見てみたらどうでしょうか?私はここで1級の問題を答えを覚えるくらい何度も解きました。 単語に関してですが、旺文社で単語本と付属CDが売られています。CDを聞きながら、目で単語本を追い、口で真似していくと結構早く覚えられると思います。馴れるまで一週間はきついこともありますが、その後はたのしくなってきますよ!頑張ってくださいね!
お礼
すごく いい具体的方策ですね。ありがとうございます。お話を 伺っていると こんな自分でもできるかもしれないと思えます。そして、やってみたいと思います。ありがとうございました。
お礼
回答をいただけましたことを感謝致します。確かに 私にとっても、私の住む町が主催する英会話クラブで、学ぶというより、アメリカだけでなく、カナダ、オーストラリアの ELTの方々と接する事が、2級を受験してみようというキッカケになったのです。さらに 私が いま欲しいのは、回答の中の お話のように、どこにモチベーションを見出すか・・・ということなのです。別に 仕事とか生活のため・・と思っているだけではないのですが、では、いったい・・・なんのため・・と 思っていたしだいです。良い回答を頂いたと思います。ありがとうございました。それにしても 良いお友達をお持ちですね。