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不妊治療と女性の心
子供が欲しいと考えるのは女性として当然です(中には、そうでもない人もいますが) 今も昔も、不妊で困ってる人はいると思います。 日本は、不妊治療専門医院が他国に比べて多いと知りました。 不妊治療とは、ほかの医療と同じように何が何でも必要なものですか?? それとも、日本が経済的に豊かで、国民一人一人が他国の人たちに比べるとお金を持ってますよね?なので、需要も高いのでしょうか? 不妊治療とは、他の医療と区別なく、不妊の人たちにとっては必ず必要なものなのでしょうか? 不妊治療について調べてるものです(学生)。よろしくお願いします。
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難しい内容なので私自身もうまく文章にまとまらないかと思いますが・・ 以前仕事で不妊治療の現場で働いていました。 臨床の方ではなく培養などの裏方としてですが。 不妊症の原因は男と女がいれば半々と言っていいでしょう。 ただ、女性の方が生殖期間の複雑さが半端でないため、 どうしてもその原因は多岐にわたってしまいます。 それが故に不妊症が普段の生活でも支障を来すような事になりかねません。 (例えば重度の子宮内膜症→重い生理痛など) そういった意味では治療をする意味は十分あるといえるでしょう。 さて、次は人間関係が深く関わってくると思います。 子はみんなの宝です。夫婦間だけではありません。自分たちの両親からしてみればかわいい孫です。 両親がプレッシャーをかけてくる人たちもいますし、そうでない人たちもいますが・・・ ちょっと想像してみましょう。 夫婦で子どもがとてもほしいあなた達。 子どもができない原因が明らかに自分にある場合。 周りの人はあなたのことを責めません。けれどあなたは自分のことを責めませんか? 「これが原因で離婚に繋がるかも・・?」と不安になりませんか? 昔なら「子なきは去れ」って言って三行半たたきつけられても おかしくない時代があったんですよ。 それが治療すれば子どもが授かるかもしれない・・てなれば、 わらにもすがるような気持ちになることも十分あるでしょう。 子どもって、多分学生のあなたが思っている以上に家族みんなを巻き込むと思っても良いでしょう。 不妊治療専門医院が多い理由は、おそらく日本人特有のサービス精神の現れもあるかもしれません。 (私の勝手な想像ですが) 子どもができなくて悩んで、身も心も苦しい状況で追いつめられるように 不妊治療をしているご夫婦は世の中とても多いです。 確かに婦人科でも不妊治療をしている施設はありますが、 幸せそうな妊婦さんを横目に何も思わずに治療に望める患者さんはあまりいないでしょうね。 ただでさえ産婦人科も妊婦さんの診察だけで一杯いっぱいなわけだし。 だったら不妊治療専門医院を建てた方が、患者さんも何も気にせず 治療に専念できるのではないかと・・ 日本人ってこういうサービス精神がある気がするんです。 あと、レスつけててこんな事も思いました。 日本で不妊治療が盛んに行われている背景に、 それ以外の方法で子どもを得られにくい・・というのもあると思います。 つまり、思った以上に養子を得るのが難しいみたいです。 (この辺りは調べたわけではありませんが、以前そう聞いたように思います) そして、昔の人は「○○家の血を継いだ子を・・」みたいな気持ちが 強い人が多いのも確かです。 未だに「何が何でも男の子を!」っていうお舅・お姑さんが多いのも確かです。 追いつめられている患者さんは多いです。 というか、ほとんどの人が精神的にも、肉体的にも、金銭的にも アップアップの人がほとんどなんですよ。 体外受精は1回が30~50万円と非常に高額なため、 1年でもボーナスが出た翌月の予約は爆発的に多くなります。 そして、多くの人が出口のまるでわからない迷路に入ってしまっています。 国は少しでもその出口をいくつにも増やしてやる必要性があると思います。 今回はあなたが学生さんで、不妊治療の必要性について調べていらっしゃるとのことで レスをしましたが、これが何も関係ない人が冷たい視線で質問してきたのだったら、 私は答えないところでした。 それくらいとてもデリケートな問題で、興味本位、冷やかしで 聞く内容ではないと肝に銘じてください。 あなたなりの良いレポートが書けることを願っています。
お礼
デリケートなところ本当に回答ありがとうございました。 現場で働いてらした方からの回答はとてもためになります。 時代のせいもあり、自分の子供にこだわる人は多いです 体外受精は30万~とか、顕微鏡受精だと+5万くらい 個人クリニックだと、クリニックによっては更に高いですね。 >ほとんどの人が精神的にも、肉体的にも、金銭的にも アップアップの人がほとんどなんですよ。 んーなるほど。現在は、タイミング療法(月に1-2万)や針治療、漢方、人工授精(1万8000円)、体外受精など順を追ってやる方が多いですが どれくらいの期間、金銭がかかるか誰にもわかりませんよね。 そうなると、精神的にすごい大変なことなのでしょう。 自分の子供にこだわる理由。。それは現代の人々の価値観(結婚したら子供を生むのが普通で、子供がいない家庭は異常であるという) 文化、制度的なものにも影響されてる可能性がありますね。 とりあえず、現代の日本では 経済的にギリギリでも不妊治療は望まれていることだと理解できました。 実際、奇麗事抜きで考えると、日本はそれだけ経済的に豊かなのでしょう。貧困(衣食住でギリギリ)の状況下では、そこまで望まないでしょうから。 ありがとうございました。