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タンノくんやスケトウダラのような妖怪
おそらく私が見たのは水木しげるさんの筆だったと思いますが、体が魚で足が人、という日本の妖怪をご存知ありませんか? 名前か、掲載されている書名、またはURLを教えていただけると幸いです。 鮫人とは違います。
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日本の妖怪だとばかり思い込んでいたので分かりませんでしたが、ありました。鯛の体に男の足の妖怪画が。 「イクティオスカプラ・アエロファギア」という南アメリカアマゾン川の妖怪です。 残念ながらネットの画像では見つかりませんでしたが、書籍では、水木しげる作画活動50周年記念出版原画集『妖鬼化(むじゃら)』(ソフトガレージ刊)第5巻「世界編(アジア・アフリカ・オセアニア・アメリカ)」の168頁に掲載されています。 http://www.softgarage.com/books/contents/yokomizu/mizuki/mujara/contents.html 当該頁の本文には ピラニアのような鋭(するど)い歯を持つ、足の生えた魚である。 南アメリカのアマゾン川に生息し、水中にいるときもあれば、川岸に直立していることも多い。もちろん、走ることも可能である。 鱗(うろこ)は鎧(よろい)のように硬く、これが敵から身を守るのに役立っている。足には獣のような毛と蹄(ひづめ)がある。 ふだんはほかの魚を食べているのだが、なにしろ歯が鋭いので、人間でもひとたびかみつけば、身を裂くことなど簡単である。 水からでて移動する魚というのはけっこうたくさんいて、有名どころでは、東南アジアのキノボリウオ、それにウナギやナマズの類(たぐい)も、日照りで池の水がなくなったり、環境が悪化すると、地上をはって他所に行くことが知られている。 描かれている絵を文章で説明すると、「背景は薄暗い木々と川の水面が描かれている。そこから立ち上がった足の生えた魚。足は毛むくじゃらの腿と脛。左正面を向いた巨大な魚で、色は鯛のような桜色で着色されている。口にはギザギザの牙が生え、ちょうど尾びれ近くから足が生えている」。(説明するのが難しい…) 『妖鬼化』はけっこう高価な本ですし(1冊が6,600円)、また図書館に置いている可能性も少ないかもしれませんが、なにかの一助になれば幸甚です。 ちなみに同本のB6版(単行本サイズ)の第6巻が「世界・特別編」なので、こちらにも掲載されているかもしれません。これなら1冊が1,680円なのでお手ごろでしょう。 http://www.softgarage.com/books/contents/yokomizu/mizuki/mujara_mini/contents.html
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- yuhkoh
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お礼
何度もありがとうございます。 ご紹介下さったブログなのですが、多分管理人様が許可した人ではないと見られないもののようで、私には見ることができませんでした。 せっかく教えていたただいたのですが…。
- yuhkoh
- ベストアンサー率48% (350/723)
水木しげる御大の全妖怪原画が収録されているCD-RM、『世界妖怪遺産』などで検索してみましたが、質問者さんのいわれる姿に、そのものずばり適合する姿は見あたりませんでした。 ただし魚と人間の足が組み合わさった水木画の妖怪として、真っ先に思い当たったのは「海女房」。 http://sg-tv.jp/items/m_item.phtml?item_id=1760&item_detail_id=1530&PHPSESSID=738d8ab036a0da71d33c761677b6723a (海坊主の奥さんともされ、漁村に現れて魚の塩漬けなどを盗み食いする) ※『ゲゲゲの鬼太郎』の一話「かまぼこ」では、同様の姿で半魚人として登場。もともとこの姿は、江戸期の草紙、山東京伝『於杉於玉二身の仇討』において歌川豊国が描いた挿絵「海童(うみわらわ)」がモデルです。 あるいは「鰐鮫」。 http://sg-tv.jp/items/m_item.phtml?item_id=1760&item_detail_id=1624&PHPSESSID=738d8ab036a0da71d33c761677b6723a (サメを荒ぶる海神の使いとして恐れ敬った存在) ※この姿のモデルは明治時代の新聞記事の挿絵からです。 または「川男」。 (『和漢三才図会』にも記される一種の異人。川縁に座って何かを話している。これといって悪さはしない) ※ネットでの画像はありませんでしたが、水木調のヌボーとした男で体中が鱗で覆われています。おそらく姿は水木御大オリジナルでしょう。
お礼
回答ありがとうございます。 お時間をさいて探してくださり、ありがとうございました。 もしかしたら水木しげるさんの筆ではなかったのかもしれません。 とても緻密な妖怪のイラストだったので、水木しげるさんのものだと思い込んでいるだけなのかな…。
- mimizukinu
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たぶんおなじものをみたことがあると思います。 これは、いわゆる魚人(人魚や半漁人ではない) たしか捕まって、沖合いでもう一匹が見ていたので、逃がしてやった~とかなんとか・・・。 意味的には、これが近いと思われます http://w3.shinkigensha.co.jp/book_naiyo/4-915146-09-xp.html
お礼
回答ありがとうございます。 たしかにニュアンスは近いです。 ただ私が見たのはモノクロのイラストで、見たときに 「リアルタンノくん…!」 と思わず思ったイラストなのです(鯛のような魚に、人間の男の人のごつい足が生えている)。できればもう一度みたいと思っているのですが…。
- ungaikyou
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念のためにお聞きしますが、ルネ・マグリットの「共同発明」という絵(もしくはその模写)ではありませんよね?
お礼
回答ありがとうございます。 私が見たのはご紹介いただいたものではないのですが、ニュアンスは近いです。 モノクロの緻密な劇画調の絵で、おそらく日本の妖怪であったと思います。
お礼
再びありがとうございます。 >背景は薄暗い木々と川の水面が描かれている。そこから立ち上がった足の生えた魚。足は毛むくじゃらの腿と脛。左正面を向いた巨大な魚で、色は鯛のような桜色で着色されている。口にはギザギザの牙が生え、ちょうど尾びれ近くから足が生えている。 まさにご説明どおりです。多分これだと思います。 すごい…肌が粟立ってます。 日本の妖怪ではなかったのですね。先入観を持たせてしまう質問の仕方をして、大変申し訳ありませんでした。 ご助言の通り、高い本ですので、まずは図書館をあたり、古書店などでもさがしてみようと思います。