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自動車自賠責保険、対人無制限化への見直しはしないんですか

自動車の自賠責保険ですが、制度ができてもう四半世紀たちます。 現在の常識からすると相手への賠償は「無制限」とする事が現実的なような気がします。たまたま任意保険に加入していない車の事故犠牲者となる悲劇を防止する意味でもやるべきだと思うんですが。任意保険は「対物とその他の補償」に特化してもらえばいいじゃないかと。 多分任意保険を扱う損保会社の猛反発があるのと、事故常連者への保険料負担のさせ方が問題なんだとは思いますが。

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回答No.6

 ANo.4です。 自賠責保険と任意保険は、 その目的が大きく異なります。 自賠責保険は被害者の救済が目的であり、 任意保険は契約者(加害者)の法的な責任を果たすのが目的です。  自賠責保険が、 被害者救済という崇高な目的を果たしているのは紛れもない事実です。 ただこの保険の最大の問題点は、 人(被害者)の性善説に基づいて成り立っている点です。 しかし被害者が善良な人間なのか、 そうでないかの区別は容易にできるものではありません。 疑わしきは罰せずの発想と同様、 被害者救済のためには、 悪意ある者の請求にもある程度目をつぶらざるを得ないのです。 余程のことがない限り、 ¥120万という上限はありますが、 ほとんどの場合事実上無審査で保険がおりるものと考えていいと思います。 一部の偏ったマスコミも被害者救済のみを声高に訴え、 保険金詐欺の方には、 例によって全く無頓着なのです。  これに対して任意保険は、 保険会社が営利と社会正義の観点から運営する保険です。 当然法的に必要な最小限の補償が原則です。(ただし通常保険金の上限はありません。) 不要な支出は株主の利益にならないからです。 従って過失に応じて保険金は相殺されますし、 性善説と性悪説のバランスをとる必要も生じます。 必要な調査機関も顧問弁護士も持ち、 不当請求には、 毅然とした対応をとります。  かつて 「談合」 は、 日本ではむしろ当然の慣行で、 犯罪という感覚は皆無でした。 でも今では厳しく取り締まられ、 公正な価格競争が定着しつつあります。 交通事故に関しては、(私的な感想ですが)、 日本は保険金詐欺の温床です。 自賠責保険は、 この元凶のように思います。 いつか交通事故についても健全な保険社会になって欲しいと思っています。   ただし、 無保険でかつ支払い能力のない者の起こした事故については、 被害者の救済が必要となります。 この場合は、 現在の政府保障事業の手続きをもっと簡単にして、軽易に請求できるようにする必要はあるように思います。  私見ですが、 自賠責保険を 「無制限」 にすると、 即刻自賠責保険が資金不足で成り立たなくなるか、 保険料が目をむくほど高額になるかのどちらかで、 全くのナンセンスです。 上限の¥120万をもう少し高額にしたところで、 ほくそ笑むのは病院だけでしょう。        

5380103
質問者

お礼

2度にわたりご回答ありがとうございます。 素人の見えないところでは制度を悪用した詐欺まがいな事など 平気で行われているようですね。 現自賠責がほぼ無審査に近い状態となっている事も知りませんでした。 他の方からのコメントも含めて自賠責の無制限化っていうのは 現状では無理がある事がよくわかりました。

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その他の回答 (5)

  • oshiete-q
  • ベストアンサー率33% (813/2428)
回答No.5

 今の人身事故処理体制のまま自賠責保険の限度額のみを無制限化した場合、本来の自賠責保険の目的である「被害者保護」がなくなることになります。自賠責保険では積極的に事故処理にあたることはありません。保険金の請求を受けてはじめてそれが正当な請求がどうかを調べるのみになります。つまりそこに至るまでは当事者が事故処理をすることになります。また過失割合の認定なども当人同士で処理することになります。  このことは現在でも自賠責保険のみの場合は同じ状況ですが、任意保険がある場合は任意保険会社が示談交渉の代行を含め処理全般にあたります。つまり自賠責保険+任意保険・共済があるからこそ迅速な処理がされているわけです。  また以前は自賠責保険から払われる保険金の一部は公的資金が使われていましたが、現在は違います。全て民間のみで運営をしています。国がかかわっているのは契約の義務付けのみといってもいいでしょう。  全体の流れや現在の役割分担から考えた場合、自賠責保険の廃止は考えられても無制限化というのは非現実と思えます。  また国が個人の身体や財産を金銭的に保護することはありません。この原則から考えても「被害者保護」の制度に甘えるのではなく、自助努力が必要ということです。ちなみに「人身傷害補償保険」があればたとえ相手に自賠責保険が無くても大丈夫です。

5380103
質問者

お礼

自賠責の役割、現状等よくわかりました。 自賠責の無制限化と言うのは現状の流れでは無理があるようですね どうもありがとうございました。

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回答No.4

 私もANo.1さんの意見に賛成です。  自賠責保険は、 現状ではほとんど怪我の有無にかかわらず、 通院さえすれば高額な保険金がおりるので、 保険金詐欺、 モラルハザードの温床になっており、 むしろこれらを助長しているようにさえ思います。 病院側も被害者が痛いと訴えさえすえば、 何時までも治療を続けますし、 高額な治療費も受け取れます。 諸外国のようなチェック機構がほとんど働いていないのです。  被害者救済の点からは、 政府の保障事業だけを残せばいいのではないかと思います。

5380103
質問者

お礼

そのような現状知りませんでした。色々あるんですね。 でも任意保険でも同じような事はないのでしょうか。 強制保険も事務取扱いは民間の保険会社ですよね。 任意保険も同時に扱かっている会社なのにチェック機能に 相当の差があるのでしょうか。あるいはチェックシステムが 強制と任意では全然違うのでしょうか。 もしわかれば教えて下さい。

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  • ion-H2O
  • ベストアンサー率17% (10/58)
回答No.3

私もANo.1さんの意見に賛成です。 寧ろ制度ができてもう四半世紀も経つのに未だに自賠責が必要なこと自体異常なことだと思います。 日本人のリスクに対する意識の低さには言葉もありません。

5380103
質問者

お礼

正確な数字はわからないのですが、免許所持者の大半は人身事故未経験者だと思うんです。「今まで事故を起こしていないからこれからも平気だ」「俺だけは事故は起こさない」と思われている人が多いと思います。だから安易に保険料を浮かすために任意保険をケチって事故でも起こされてしまえば被害者、加害者共に悲劇が待っていると思うんです。 だから強制保険無制限は必要な気がするんですよね。

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  • donbe-
  • ベストアンサー率33% (1504/4483)
回答No.2

日本は社会主義国家ではありません。個人の賠償を国家が1律に補償する制度を自動車事故のみに限ってすることがはたして良いのでしょうかね? あなたは自己責任ということをどう考えますか? 一部のみをとらえて、都合の良い解釈は通用しませんよ。 その他にもこのような類似の国が補償しろという問題は色々ありませんかね?

5380103
質問者

お礼

自賠責はあくまでも加入を義務づけている保険で、 費用は所有者も負担しており、国家が補償しているとの解釈は 違うと思います。 私が言いたいのは対人無制限の保険に加入しない車は走れないようにするべきと言う意味で、もちろんその保険料負担は車所持者という事です。

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noname#58440
noname#58440
回答No.1

  自賠責は止めるべきだと思う 原チャリでも致死に至らしめる可能性があるのに自賠責に入っておれば良しとする輩がいる。 自賠責と任意の2種類の保険が必要な理由が見いだせない、何方か一方に集約して必要な保険付帯の有無を明確にするほうが良いと思う。  

5380103
質問者

お礼

私は必ず対人無制限にしないと走れないようにするべきと思うんです。 そのためには強制でないと意味がないと思うんです。

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