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スケールの覚え方について
エレキギター(ロック、ポップス系)をやっている者です。 突然ですが、スケールについて、 1、覚える利点 2、多くのスケールを覚える覚え方 について、よく分からないので困っています。どなたか教えてください。 2については、スケール事典というものを買って覚えようと思ったのですが、それは音階ごとに書かれている物で、そればっかり練習しても実際「スケールを使おう」というときに、また「ド」から導き出さなきゃいけなくなってしまいます。また、多くのスケールを覚えるとき、どうしても以前覚えたスケールを忘れてしまう気がするのです。 これらの事について触れていただけると幸いです。
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スケールを覚える利点についてですが、弾こうとするフレーズの展開の基準を持てることで、先の展開を読みやすくなるという点は挙げられると思います。使用するスケールを特定することで、そのスケール内の音とスケールを外れた音とを分けることができ、使いやすい音程と使いにくい音程とを峻別しておくことができます。これは、曲作りでメロディーを練る時や、アドリブでフレーズを弾く時などには良い基準になると思います。 また、既存のメロディーなどを分析する時などには、スケールに当てはめて考えることで、より整然とフレーズの分析をすることもできるようになるでしょう。コードとの関連やコード進行との関連、あるいは他の楽曲やメロディーとの比較などの上では、メロディーが展開しているスケールを特定することで見えてくる部分も多いと思います。 あと、曲の耳コピをする際に、間接的な方法として、聴き取ろうとしているフレーズの先の音遣いをスケールに当てはめて考えることで、先読みをする形で利用することも可能ではあります。耳コピは本来的には予想などを差し挟まずに純粋に感覚に頼り、聴き取った音をそのまま捉えて再現できるのが理想ですが、先の展開をある程度予想しておくことで絞込みをして手間を省くと言うことも実際的な対処の一つではあります。 その他にも、いろいろと利点は多いと思います。音楽を理論と関連付けて捉える上では、スケールは良い手掛かりになるでしょう。 スケールの覚え方については、あまり一度に詰め込もうと頑張りすぎないのが良いでしょう。地道に少しずつ覚えていくつもりで向かうのが良いと思いますよ。 とりあえず、スケールを覚える上では、まずはより基礎的な音楽理論についての知識を蓄えておくのが便利だと思います。音階における度数表記の読み方、コードの構成やコードネームの付け方、コード進行についてのセオリー、ダイアトニック・コード群、トニック・コード、サブドミナント・コード、ドミナント・コードの機能など、こうした知識について触れておくと、スケールを覚える上でも応用が利くと思います。 また、基本として長音階と短音階の違い、短音階の3つの種類、スケール上で特別な性格を持つ音程(主音・属音・下属音・導音など)などを把握することからはじめるのも良いと思いますよ。 スケールを覚えるやり方のアドバイスとしては、スケールを捉える時には、主音を基準とした相対的な音程差でスケールの構成音を捉えるのが楽だと思います。そうすることで、主音が移動した同じスケールについてはその相対関係を平行移動させることで把握することができるはずです。ギターは特に、ポジションを平行移動することで移調できる楽器なので、そうした捉え方をするのに向いた楽器ともいえます。 また、音程差の度数表現について把握しておくと楽だと思います。相対的な音程関係を表現する上では、度数表現は便利です。コードの構成音を読む時などにも必要な知識ですし、これは踏まえておくと良いでしょう。 スケールを記憶する上では、まずは基準となるスケールをきちんと把握するのが良いでしょう。新しいスケールを読む時には、その基準として把握してあるスケールと比べて、どれが一致している構成音になり、どの構成音がどう移動している・どこに構成音が追加されている・どの構成音が欠けているなど、比較して関連性を持たせることでスケールの特徴を把握すると、覚えやすくなると思います。 例えば、基準としてメジャースケールとナチュラルマイナースケールを覚えたとしたら、各スケールをそれと比較して捉えると判りやすくなると思います。マイナーペンタトニックスケールは、ナチュラルマイナースケールの第2音と第6音が欠けた5音のスケール、メジャーペンタトニックスケールはメジャーペンタトニックスケールの第4音と第7音が欠けた5音のスケールと表現できます。また、リディアンスケールはメジャースケールの第4音が半音上がったスケール、ドリアンスケールはナチュラルマイナースケールの第6音が半音上がったスケールというような把握もできます。このように、記憶したスケールを基準にして共通点と相違点を見つけ、関連性を持たせて把握すると、バラバラに独立して覚えようとするより見通しやすくなると思いますよ。 多くのスケールを覚えようとした時に、以前覚えたスケールを忘れてしまうような気がすることについては、忘れてしまったらまた覚えなおすようにするのが最善の対処になると思います。一回で丸々覚えなければいけないと言うことはありませんし、それがステータスになる訳でもありません。何度も復習を重ねて、記憶の中に染み付かせるように刻み込むのが良いでしょう。繰り返し読み返したり、なぞり直したりすることで、じっくりと身につけていくことをお勧めします。 参考になれば。長々と失礼しました。
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- khazad-lefty
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1.ざっくり言うと、スケールって「ドレミ…」ってことなので、たとえばキーがGメジャーであれば、だいたいメロディーがGメジャースケールの音(もしくはGペンタトニックとかブルーノートスケールとか)です。その曲(キー)で使われている音の目安がわかると、コピーするにしろ自分で作るにしろ楽になると思います。 2.スケールとはそのキーで使われるドレミだというのがわかれば、 Gメジャーを2フレットあげるとそのままAメジャーになるというのがわかると思います。で、当然Amスケールの音はCメジャースケールと同なわけで、スケールの関係を考えるといいと思います。 邪道かもしれませんが、私はスケールを「ポジション」で覚えています。たとえば、6弦にルートがくるようなポジション、(Gなら3フレット)をベースとして、 メジャースケールなら ○◎○● ○●○● ●○●● ●○●◎ ●●○● ○◎○● マイナーなら ○◎○●● ○●●○● ●●○●○ ○●○◎○ ○●○●● ○◎○●● な感じでポジションとして覚えました。 同様に5弦ルートのパターンとを覚えて、それに当てはめてます。 「スケール事典」でも、その部分を取り出すと、その「ポジション」になっているはずです。 参考:別のスケール表 http://www.rurbanist.jp/play/adlib/ionian_major.html http://www.rurbanist.jp/play/adlib/aeolian_naturalminor.html
お礼
ありがとうございました。
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