有責者からの離婚申し出について

質問

僕の友人についての悩みをお聞きします。
友人は去年とある女性と不倫関係となり半年後に奥さんにばれて現在は別居しています。不倫関係にあった女性とはそれきり終わってしまったのですが、この問題をきっかけに、以前からよくなかった夫婦関係を理由に奥さんとはいずれ離婚を考えているようです。
しかし友人には未成年の子供がひとりおり、浮気が発覚した以降も、子供が成人するまではと毎月25万円の仕送りを現在も奥さんにし続けています。（ちなみに友人は安月給のサラリーマンなので手取りが毎月30万ほどしかありません。）それでも奥さんはその金額に納得がいかないようで、やれ女に慰謝料を請求するだの離婚は絶対しないなど話にならないようで、現在双方弁護士を通じて婚姻費用分担の家裁に係属されています。今回の不倫問題は、やはり彼が有責者なので、弁護士からも少なくても３年は待ちなさいといわれている様ですが、本当にそのくらい待てば友人は奥さんに離婚請求できるのでしょうか。僕としては、奥さんとの夫婦関係がよくなかったのは以前からずっと知っておりましたし、彼は子煩悩だったのでよく我慢してきた方だと正直思っておりました。ですから、何とかして奥さんと穏便に解決に向かって欲しいのです。
しかし資産等すべて奥さんが握っているので友人にはほとんど手元にお金がありません。あっても弁護士費用に持っていかれるのが現状のようです。
夫婦生活はすでに10年以上ないようでしたが、今回の問題が発覚するまでは、一応表向きは普通の夫婦でしたので、法律も「夫婦関係の破綻」とはみなされないようです。
こういう場合、やはり、奥さんがみくだりはんを突きつけない限り離婚は永久に無理なのでしょうか。
また、資産を奥さんが握って（ハンコも奥さんが握っていたので、彼の名義の通帳も勝手に奥さんの両親の名義に奥さんが変えたようです）友人に貯蓄がほとんど無く、奥さんに対する慰謝料とか払えない場合友人はどうやって離婚への解決策を考えたらいいのでしょうか。
ちなみに友人は結婚暦20年・子供一人（高3）離婚を望んでいます。
何とか力になってやりたいのです。
よろしくお願いいたします。

回答No.3

walkingdic

まず有責配偶者からの離婚請求の場合には、昔は一切認められていませんでしたが、最高裁の新しい判決によりその道が開かれています。
そのときの最高裁の示した内容は、

１．婚姻期間と比較して婚姻が破綻している期間が十分に長く、事実上復縁の可能性はないこと。

２．未成熟な子供（ようするに養育しなければならない子供）がいないこと

３．有責ではない配偶者に対して十分な金銭的な給付をしていること

です。その後の審判ではこの指針をベースにして有責配偶者からの離婚請求でも認めるようになり、比較的上記決定よりは敷居は低くなっています。
ご質問について考えますと、まず１，２番については、あと３～４年すれば一応考慮されると考えられる破綻期間の５年（昔１０年といわれたが最近は破綻主義といい、比較的短くなってきている）程度にはなりますし、子供も社会人になるので条件を満たすわけです。
あと、残るは３番ですが、現状の金銭的給付を考えると単に養育費だけではなく慰謝料を含んでいると考えられますね。
大体不倫行為による慰謝料は数百万といわれていますから、これらのことを考えると、やはり将来的には給付も十分となること考えられるでしょう。ただもしかすると、年金分割やら退職金分などについても離婚時には財産分与として考えねばなりませんけど。

ご質問にある別居時に奥様が持ち出した財産についても上記金銭的な給付の中に含めて考えてよいものと思います。

全体では相当な金額にはなりますけど、これは有責配偶者からの離婚請求ということなので致し方ないでしょう。

とはいえ現在は破綻主義になっているので、弁護士の言うように今は無理でも将来的には離婚は出来るでしょう。

回答No.2

noname#33351

ご友人を思うお気持ちはわかります。
どこの夫婦でも内情は色々とありますが、
この内容を世間一般的な意見から言わせていただくと
端から見た原因はご友人となり奥様の言い分が通る
のは当然となってしまうと思います。

ご友人は離婚を望んでいらっしゃるとのことですが、
弁護士の方も言われている様に、
せめて後3年待つことのがいいのではないでしょうか。
3年の経過で相手の女性への慰謝料請求の有無も変わりますし。
結局、ご友人ご本人ももっと大変になると思います。

回答No.1

Nigun

どちらにしても、慰謝料を払う必要は出てきます(何しろ不貞行為を働いたのは友人の人なのですから)

はっきり言って話にならないのは、自分のした事を棚に上げて離婚したいとか言ってる友人の方だと思います。

お礼

確かに・・・。
そう言われると本人も辛いでしょうね。
でも、本人もきちんと生活費も養育費も仕送りをきちんとしているし、慰謝料も出来る範囲で支払う覚悟でいてます。
それが奥さんと折り合いがつくかどうかが心配です。
弁護士からも、きちんと養育費は払いなさいと言われているようです。